【2025年11月12日】NF日経レバ(1570)の結果と反省|乱高下の中で見えた兆し

🧭 戦略のまとめ

前日の戦略では、

「ソフトバンクGの寄り付き動向を注視し、44,000円台前半での押し目買い・45,500円前後での戻り売りを意識」

というレンジ戦略を採用した。

米国市場がダウ高・ナスダック安のまちまち展開だったが、円安基調の継続が下支え要因となると想定した。

想定レンジは以下の通りであった。

  • 日経平均想定レンジ:50,700〜51,500円
  • NF日経レバ想定レンジ:44,000〜45,600円

ボリンジャーバンド下限での反発を根拠に、短期的な押し目買いを中心とした戦略を想定していた。

Screenshot

📊 実際の値動き

日経225

  • 始値:50,983
  • 高値:51,072
  • 安値:50,537
  • 終値:51,063(+220)

NF日経レバ(1570)

  • 始値:44,280
  • 高値:44,680
  • 安値:43,780
  • 終値:44,680(+380)

寄り付き直後は前場にかけて半導体株の弱さからやや軟調であったが、後場に入るとソフトバンクGの買い戻しに連動して急速に回復。

NF日経レバも一時43,780円まで下落した後、14時以降にボリンジャーバンド中央線を回復し、引けにかけて上昇基調を強めた。

🔍 本日の日経225とNF日経レバの乖離値および値幅

  • 本日の乖離値:6,400〜6,800円
  • 本日の値幅:900円

前日比では乖離値がほぼ横ばいながらも、値幅がやや収縮。

これは市場全体のリスクオン姿勢が高まった一方、短期トレーダーの売買が交錯したためと考えられる。

特にNF日経レバの下値掘り(43,780円)は想定レンジ下限を一時的に割り込み、投資家心理を試す展開であった。

🧩 反省

日経225の動きはおおむねロイター予想通りの堅調推移であったが、NF日経レバは一時的に下方向へオーバーシュート。

結果的に引けではプラス圏で終えたものの、想定レンジ下限を割り込む局面があり、エントリータイミングの精度向上が課題として残る。

特にMACDが午前中にマイナス圏からの上昇転換サインを発していたにもかかわらず、早期に仕掛けるにはリスクが高かった点は反省材料である。

テクニカル面では以下が確認された。

  • ボリンジャーバンド:午前中に下限タッチ後、中央線付近まで回復。上限突破は未達。
  • MACD:シグナルとのゴールデンクロスが視野に入り、トレンド転換の初動を示唆。
  • RSI:40台から50台半ばへ上昇、売られすぎ圏からの脱出を確認。

📰 東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

12日の東京市場は、米ダウの史上最高値更新を背景に買い先行でスタート。

ただし寄り付き後は半導体株が軟調となり、日経平均は一時300円超下落。

後場にはソフトバンクグループ(9984)の買い戻しと、TOPIXの史上最高値更新が支えとなり、日経平均は最終的に51,000円台を維持して取引を終えた。

業種別では非鉄金属、医薬品、銀行業が強く、情報通信・小売が軟調。

個別では三井海洋開発(6269)や三井E&S(7003)の上方修正が注目を集めた。

一方でENEOS(5020)は業績下方修正により続落、エネルギー関連の弱さが目立った。

💡 本日の注目銘柄

  • 三井金属(5706):+23.27%の大幅上昇。非鉄セクターの強さを象徴。
  • ソフトバンクグループ(9984):寄り付きは売り気配も、後場にかけて急速に買い戻し。指数押し上げの立役者。
  • 三井海洋開発(6269):通期上方修正・増配発表で上場来高値を更新。
  • アシックス(7936):自社株買い発表後に利益確定売りが急増し後場急落。
  • ENEOS(5020):原油前提の見直しにより続落。原油市況の変動リスクが再認識された。

🔮 次回戦略(2025年11月13日展望)

日経平均が51,000円台を維持したことで、相場の地合いは改善傾向にある。

ただし、NF日経レバの値動きには依然として短期筋の影響が強く、ボラティリティの高さに注意が必要。

想定レンジとしては、

  • 日経平均:50,900〜51,700円
  • NF日経レバ:44,100〜44,900円

テクニカル的には、MACDが明確なゴールデンクロスを形成すれば上昇トレンド入りが確定的となる。

ボリンジャーバンド上限の44,900円付近では利確を優先し、44,500円をサポートラインとする押し目狙いが有効。

短期的な上昇波動を見極めつつ、「上で売り、下で拾う」柔軟な対応を意識したい。

✨ 閉めの言葉

本日は乱高下に振り回される展開ながらも、引けにかけての切り返しに市場の底強さを感じた。

日々の値動きに一喜一憂するよりも、流れの変化を冷静に捉える姿勢が問われる一日であった。

明日も「慌てず、確実に利益を積み重ねる」姿勢で臨みたい。

(※本記事は投資助言ではなく、筆者個人の相場観に基づく記録です。)

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