【2025年11月21日】NF日経レバ(1570)の結果と反省|想定を下回る急落相場の行方と翌日の戦略

戦略のまとめ

本日は米ハイテク急落を受け、寄り付きから強い下押しを想定しつつ、 NF日経レバ(1570)の想定レンジを41,200〜42,600円に設定した。 戦略としては、41,200〜41,500円の押し目候補を見極め、戻りは42,500円が重いという前提で臨んだ。

実際の値動き

Screenshot

■日経225

  • 始値:49,251
  • 高値:49,459
  • 安値:48,490
  • 終値:48,625(前日比 -1,198)

■NF日経レバ(1570)

  • 始値:40,160
  • 高値:41,060
  • 安値:40,130
  • 終値:40,520(前日比 -1,870)

結果として、日経は1,200円近い下落、1570は1,870円安と大幅な調整局面。 寄り付きの下落こそ織り込んでいたが、実際の値動きは想定レンジを下抜ける形となり、エントリーポイントには届かない展開であった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値・値幅

  • 本日の乖離値:8,400〜8,300円
  • 本日の値幅:1,900円

乖離値は前日よりさらに拡大し、依然として高いボラティリティを示している。 特に1570の値幅は1,900円と非常に荒く、戻り売り主導の相場であることが浮き彫りになった。

反省

日経225ロイター予測、NF日経レバの想定レンジともに本日の急落には追いつかず、 戦略通りであればエントリー不可能な相場であった。 さらに、想定していた支持帯の41,200〜41,500円に届かず、寄り付き直後から下圧力が強すぎた点は深く反省したい。

テクニカル面では、添付チャートを見る限り、 ・ボリンジャーバンド下限付近での推移が長く、売り圧力が継続 ・MACDは明確なデッドクロスで下落トレンド継続 ・RSIも売られ過ぎ領域手前まで低下 と、戻りを狙うのが難しい地合いだったことが確認できる。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

本日の日経平均は-1,198円安の48,625円で大幅下落。 エヌビディアの好決算後売りが市場心理を冷やし、寄り付きから一気に500円安、 さらにAI関連中心に売りが止まらず、開始直後には下げ幅1,200円超にまで拡大した。

後場も戻りは弱く、48,500円台で再び売り直され、終日低空飛行が続いた。 一方でTOPIXは横ばいに近く、AI関連が極端に売られ、内需株に資金がシフトする地合いが鮮明となった。

業種別では不動産・陸運・建設・保険が上昇。一方で非鉄金属、機械、電気機器は大幅下落。 買い優勢金額1.05兆円に対し、売り優勢金額1.07兆円と、売り圧力がやや上回っていた。

本日の注目銘柄

  • エムスリー(+6.90%):日経構成銘柄の中で本日の上昇率トップ。ディフェンシブの再評価が進む。
  • 三井金属(-12.28%):値下がり率トップ。素材系の弱さが目立つ展開。
  • ユニチカ:資金シフトの流れに乗り、年初来高値を更新。
  • インバウンドPF:渡航自粛報道も「業績影響は軽微」との発表で後場上げ幅拡大。
  • ファーストリテイリング:ユニクロ海外が強く、4日続伸。

次回戦略(翌日の見通し)

本日の急落を受け、明日の東京市場は以下が焦点となる。

  • VIX高止まりでボラティリティ継続の可能性大
  • AI・半導体関連の戻りは鈍く、内需株へ資金移動の流れが継続
  • 日経225は48,500円台が下値として機能するかが最重要
  • NF日経レバは乖離縮小局面に入りやすく、戻りは慎重に

チャートからは、MACD・RSIともに下落トレンド継続を示しているため、 明日も安易な逆張りは避け、戻り売り優位の地合いが続く可能性が高い。

1570の翌日想定レンジは40,000〜41,200円程度を想定。 40,000円割れは警戒しつつ、下げ止まりの足型が出たタイミングのみ短期反発を狙う方針とする。

閉めの言葉

今日は想定を大きく下回る急落となり、戦略としては手が出せない難しい一日だった。 しかし、こうした「入らない日をしっかり入らない」という判断こそ、資金を守る上で最も重要だと改めて感じた。 相場が荒れるほど、焦らず、値動きと節目を丁寧に追っていきたい。

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