戦略のまとめ
前日(1月26日)は急激な円高進行を背景に日経平均が大幅下落し、NF日経レバ(1570)との乖離が一気に拡大した一日であった。
その流れを受け、27日は**「前日の歪み修正+自律反発」**を軸にした展開を想定した。
日経225は前日の終値52,885円を起点に、52,500円付近で下げ止まりが確認できれば反発余地があると判断。
NF日経レバについては、前日の安値圏46,900円台が意識されつつも、47,000円台を維持できれば切り返しの可能性が高いと見て、下値不安よりも戻りの強さを観察するスタンスとした。
実際の値動き

日経225
- 始値:52,847円
- 高値:53,334円
- 安値:52,637円
- 終値:53,333円(前日比 +448円)
NF日経レバ(1570)
- 始値:47,350円
- 高値:48,100円
- 安値:46,880円
- 終値:48,050円(前日比 +680円)
寄り付き直後は米国株安の影響もあり、日経平均は一時200円超下落する場面があった。しかし、早い時間帯で安値を付けると、その後は半導体株を中心に買いが優勢となり、指数はプラス圏へ浮上。後場にかけては円安方向への振れも追い風となり、終日しっかりとした上昇基調を維持した。
NF日経レバも日経平均の切り返しに素直に反応し、46,880円で底打ち後は上昇トレンドを形成。終値では48,000円台を回復し、前日の下落に対する自律反発としては十分な値動きとなった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
- 本日の乖離値:5,200〜5,800円
- 本日の値幅:1,300円
前日から引き続き乖離値は大きいものの、指数上昇に伴い「悪化」ではなく「高水準での横ばい」という印象である。
NF日経レバはレバレッジ商品の特性上、値幅が拡大しやすいが、本日は日経225の値幅拡大と歩調を合わせる形となり、連動性は明確に回復した。
この乖離水準と値幅は、翌日もボラティリティが高止まりする可能性を示す重要な判断材料となる。
テクニカル分析(添付チャートより)
チャートを見ると、1570は20日移動平均線を明確に上回って推移しており、短期的なトレンドは上向きである。
ボリンジャーバンドでは、+1σ〜+2σ付近での推移が続いており、過熱感はあるものの、トレンドが崩れた形跡はない。
MACDは依然としてマイナス圏ながら、ヒストグラムは縮小傾向にあり、下落モメンタムの弱まりが確認できる。
RSIも中立〜やや強気水準まで回復しており、「売られ過ぎ」から「戻り基調」へ移行した局面と判断できる。
反省
日経225のロイター予測、NF日経レバの想定レンジともに、結果的には上方向に振れた一日となった。
前日の急落による心理的な警戒が強すぎた面は否めず、相場の地合い回復力をやや過小評価していた点は反省材料である。
一方で、安値圏での売り崩れが起きなかったこと、出来高を伴って切り返した点は評価すべきであり、相場全体としては「しっかりとした相場展開」であった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
27日の日経平均は大幅反発し、終値は448円高の53,333円。
米国株安を受けて下落スタートとなったが、国内半導体株の強さが相場を下支えし、早い時間帯で安値を付けて切り返した。
後場はドル円がやや円安方向に振れたことも追い風となり、買いの勢いは終盤まで持続。
東証プライムの売買代金は約5兆8,300億円と高水準を維持し、市場の関心は依然として高い。
業種別では、水産・農林、非鉄金属、卸売などが上昇。一方、電気・ガス、空運、陸運は軟調であった。
本日の注目銘柄
- アドバンテスト(6857)
決算発表を控えた買い戻しが入り、新高値を更新。半導体株全体の地合い改善を象徴する動きであった。 - レゾナックHD(4004)
日経225構成銘柄の中で値上がり率トップ。指数押し上げ要因となった。 - 江崎グリコ(2206)
食品減税観測を背景に昨年来高値を更新。内需株物色の流れを印象付けた。 - 東京電力HD(9501)
日経225構成銘柄の中で値下がり率トップとなり、個別要因の重さが目立った。
次回戦略
乖離値が高水準で推移している点を踏まえると、翌日も値動きは荒くなりやすい。
NF日経レバでは、47,500円〜47,800円が短期的な下値支持として機能するかを重視したい。
日経225が53,000円台を維持できるか、MACDがゼロラインに近づく動きを見せるかが焦点となる。
無理な追随は避け、押し目の形と指数の連動性を確認しながら慎重に対応したい局面である。
閉めの言葉
前日の急落から一転、相場は想像以上に早く立ち直った。
悲観が強まった翌日にこそ、相場の本質が現れる――そんなことを改めて感じさせられる一日であった。

