前日を振り返って
2月10日の相場は、想定していた「急騰後の調整日」ではなく、明確なトレンド継続日であった。
日経平均は56,812円で始まり、そのまま押しを作らず57,650円で大引け。いわゆる寄り底型の上昇であり、典型的な資金流入相場である。
NF日経レバ(1570)も同様で、
54,880円→55,930円と終日買い優勢。
安値が寄り付き直後という完全なトレンドデーとなった。
前日の乖離値は1,400〜2,000円、値幅は約1,700円。
指数とETFの連動性は改善しており、先物主導から現物・ETFへ資金が波及し始めている。これは相場の“初動”ではなく、上昇トレンドの本格化局面を示す特徴である。
最大の反省は、
「急騰の翌日は押す」という固定観念で相場を見た点にある。
強い相場では押し目は形成されない。
そして押し目を待つほど、上昇から取り残される。
寄り前情報

ロイターによる本日の予想レンジは
57,600円〜58,300円。
節目の58,000円台トライが意識される。
添付データから読み取れる外部環境は以下の通り。
- NYダウ:50,121ドル(小幅安)
- NASDAQ:23,066(小幅安)
- S&P500:6,941(横ばい)
- VIX指数:17.65(低下)
- ドル円:153円台(円高方向)
- 日経225先物:58,160円(現物終値より上)
米株は強い上昇ではないが、リスクオフでもない中立状態。
重要なのはVIXの低下であり、投資家心理は安定している。
一方、円高は輸出株の上値を抑えやすく、指数の上昇速度は鈍る可能性がある。
つまり本日の東京市場は
「上昇トレンド継続だが、加速ではなく試し上げ」
と考えるのが自然である。
本日の戦略
■日経225想定
予想レンジ:57,600円〜58,300円
58,000円は心理的節目であり、
到達時には利確売りが出やすい。
一方で57,600円は前日終値付近であり、支持線として機能しやすい。
ポイントは
押すかどうかではなく、どこで止まるか
である。
■NF日経レバ(1570)想定レンジ
前日終値:55,930円
乖離値(1,400〜2,000円)と値幅(1,700円)を基準に算出すると
想定レンジ:55,200円〜57,200円
現在はボックス相場ではないため、レンジ下限にタッチする確率は低い。
むしろ「押しても浅い」前提で考える必要がある。
■シナリオ別対応
シナリオ1:GUスタート(先物通り)
初動の押しを待って買い。
寄り天の可能性は低い。
シナリオ2:押しスタート
55,400円〜55,600円は短期資金の防衛ラインになりやすい。
最も期待値が高いエントリーポイント。
シナリオ3:58,000円接近
利益確定売りが出やすく、追いかけ買いは避ける。
■売買方針
- 寄り直後の飛びつきはしない
- 押しは浅い前提で初動を狙う
- 高値追いはしない
- 57,000円台では利確優先
本日は方向を読む日ではなく、
トレンドに乗る日である。
閉めの言葉
相場は強いときほど、不安に見える。
そして安心して買える頃には、すでに遅い。
押し目を待つのは正しい。だが、強いトレンドでは押し目は“与えられない”。
恐怖の中で小さく乗る――それが今の相場との向き合い方である。
同じチャートを見ている読者と、この微妙な緊張感を今日も共有したい。

