戦略のまとめ
前日の急落を受け、本日は自律反発局面と想定した。日経225は53,000円〜54,000円、NF日経レバ(1570)は46,800円〜50,200円を想定レンジとし、乖離値の大きさを警戒しながら「寄り付きで飛び乗らず、押しを待つ」戦略を軸とした。ボラティリティの高さを前提に、短期回転・深追いしない姿勢を重視した一日である。
実際の値動き

結果は、想定レンジを大きく上回る強烈な上昇となった。
- 日経225:始値 53,332 / 高値 54,782 / 安値 53,307 / 終値 54,720(前日比 +2,065)
- NF日経レバ(1570):始値 49,090 / 高値 50,690 / 安値 48,790 / 終値 50,650(前日比 +3,660)
寄り付きから米国株高を材料に買いが集中し、日経平均は早々に4桁上昇。その後も押し目らしい調整はほとんど見られず、54,000円を明確に突破すると上昇が加速した。NF日経レバも指数以上の値動きとなり、高値50,690円まで一気に駆け上がる展開であった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の乖離値は4,100〜4,600円、値幅は1,900円である。
指数は終日強含みで推移した一方、NF日経レバは乖離を高水準で維持したまま引けた。これは市場の地合いが極めて強かったことを示すが、同時に過熱感を内包した状態でもある。翌日以降は、この乖離が拡大するのか、あるいは調整によって縮小するのかが重要な判断材料となる。
反省
日経225のロイター予測、ならびに自身の想定レンジを大きく上回る「爆烈な上昇」となった点は率直に反省すべきである。与党優勢との観測による政治的不透明感の後退、米国株高、円安という複数の安心材料が一気に市場心理を押し上げた可能性が高い。
警戒姿勢が裏目に出た一日であり、荒れ相場の反動局面では「戻り売り」だけでなく、「トレンド再加速」のシナリオも同時に想定しておく必要性を痛感した。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
3日の日経平均は3日ぶりに大幅反発し、終値は2,065円高の54,720円と史上最高値を更新した。米国株高を背景に寄り付きから600円超上昇し、54,000円を明確に上回ると買いが買いを呼ぶ好循環が発生。後場には上げ幅を2,000円超に拡大し、高値圏を維持したまま引けた。
東証プライムの売買代金は7兆5,700億円と高水準。全33業種が上昇し、半導体、非鉄、銀行、機械など景気敏感株が相場をけん引した。市場センチメントの急速な改善が数字にも明確に表れている。
本日の注目銘柄
値上がり率トップは、通期最終益の上方修正を発表した住友電気工業(5802)。一方、業績および配当予想の下方修正が嫌気されたヤマハ発動機(7272)は値下がり率トップとなった。
指数主導の全面高ではあるが、決算・業績材料による個別株の選別は依然として鮮明である点は押さえておきたい。
次回戦略
史上最高値更新後の相場は、強気と警戒が交錯する局面に入る。翌日は高値圏での持ち合い、あるいは短期的な利確売りによる押しが入る展開を想定したい。
NF日経レバでは、50,000円を明確に維持できるかが焦点である。乖離値の縮小が進む場合は調整局面入りを警戒し、押しをこなして再度高値を試す動きが出れば、トレンド継続として短期回転を検討する。
テクニカル面では、移動平均線はすべて上向き。MACDは高水準で推移しているが、ヒストグラムの減速が見え始めており、RSIの過熱感にも注意が必要である。
閉めの言葉
相場は常に人の想定を超えて動く。本日の上昇は、その事実を改めて突きつける一日であった。慎重さを忘れず、しかし流れを否定しすぎない。そのバランスを問い直しながら、次の一手を考えていきたい。同じ相場を見つめる読者の方々と、この感覚を共有できれば幸いである。

