戦略のまとめ
前日までの急落と乖離拡大を受け、本日(2月6日)は「上値の重さを意識しつつも、自律反発の余地を探る一日」と位置づけた。
日経225の想定レンジは53,600円〜54,000円、NF日経レバ(1570)は48,800円〜49,800円を想定し、戻り局面では慎重姿勢を基本とした。
ポイントは以下の通りである。
- 高値追いはせず、寄り付き後の動きを確認
- 49,000円割れは需給悪化に警戒
- 49,800円超は乖離再拡大を意識し、深追いしない
あくまで「乖離と値幅を使った回転」が主眼であり、強いトレンド発生までは想定していなかった。
実際の値動き

日経225
- 始値:53,435円
- 高値:54,253円
- 安値:52,950円
- 終値:54,253円(前日比 +435円)
NF日経レバ(1570)
- 始値:47,690円
- 高値:49,680円
- 安値:47,310円
- 終値:49,680円(前日比 +670円)
寄り付き直後は米国株安を受けて売りが先行し、日経225は一時52,950円まで急落。しかし53,000円割れ水準では押し目買いが一気に入り、相場は急反転。前場のうちにプラス転換すると、そのまま54,000円台を回復し、高値引けとなった。
NF日経レバも同様に、47,310円を安値に鋭角的な切り返しを見せ、後場は押し目を作らずに上昇。結果として終値は49,680円と、想定レンジ上限に張り付く形となった。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
- 本日の乖離値:4,600〜5,600円
- 本日の値幅:約2,300円
指数の切り返しに対し、NF日経レバはそれ以上のスピードと値幅で反応した。
特に後場は、乖離縮小ではなく「乖離を保ったままの上昇」となっており、需給主導の買い戻し色が強かった点が特徴である。
この2,300円という値幅は、短期筋のポジション整理とイベント要因が同時に作用した結果と考えられ、翌日以降のボラティリティを考えるうえで重要な判断材料となる。
反省
結果として、日経225・NF日経レバともにロイター予測および想定レンジを寄り早々下回る展開ながらその後続伸、想定どおりの上値となった。
衆議院選挙を巡る「自民党・高市政権優勢」報道が、政策期待を一気に顕在化させ、リスクオンに傾いた形である。
上値の重さを前提とした構えが、下からの急反発局面では慎重すぎた点は反省材料である。
特に47,000円台後半〜48,000円前後は、リスクを限定した上での試し買いが有効だった可能性が高い。
一方で、結果論ではあるが、急反転相場では「置いていかれないこと」と同時に「無理に追わないこと」のバランスが難しい局面であったとも言える。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
6日の日経平均は3日ぶりに反発し、終値は435円高の54,253円。
米国株安を受けて寄り付きは大幅安となったが、53,000円割れをきっかけに急速に切り返し、前場で54,000円台を回復。後場も強含み、高値引けとなった。
TOPIXも史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は8兆1,700億円と高水準を維持し、政策関連・内需株を中心に買いが広がった。
指数全体としては「悪材料に反応せず、好材料に過敏に反応する」地合いであった。
本日の注目銘柄
- 助川電気工業(7711)
高市関連として核融合・宇宙政策期待が意識され急騰。テーマ株物色の象徴的存在。 - トヨタ自動車(7203)
業績予想の大幅上方修正で一時急伸。好材料出尽くし感から伸び悩んだが、指数押し上げに寄与。 - 味の素(2802)
10-12月期の増益転換を評価され、日経225構成銘柄の中で値上がり率トップ。
次回戦略
急反発によって乖離値は再び5,000円台まで拡大した。
短期的には達成感も意識されやすく、翌日は以下を意識したい。
- 49,700円〜50,000円は戻り売りと利確が出やすいゾーン
- 押しが入る場合は48,800円前後の攻防を確認
- 値幅拡大後は無理な追随を避け、初動を逃した場合は見送る
トレンドが継続するのか、イベント通過後の調整に入るのか、その分岐点に差し掛かっている。
閉めの言葉
相場は、悲観の中でこそ最も強く反転する。
警戒が正しい日もあれば、警戒が置き去りにされる日もある。
大切なのは、当て続けることではなく、外した理由を次に生かすことだ。
同じ相場を見つめる読者と、この揺れ動く感覚を共有しながら、また次の一日に備えていきたい。

