前日を振り返って
2月6日の東京市場は、典型的な「弱気を置き去りにする相場」であった。
寄り付き直後、日経225は米株安の影響を受けて52,950円まで急落。しかし売りは続かず、53,000円割れを境に押し目買いが一斉に入り急反転した。終値は54,253円の高値引けである。
NF日経レバ(1570)も同様に、
47,310円 → 49,680円
と、約2,300円という大きな値幅を伴う切り返しとなった。
特筆すべきは「乖離が縮小しなかった」点である。
通常、指数反発局面ではレバレッジETFは乖離縮小を伴うが、今回は4,600〜5,600円の乖離を維持したまま上昇した。これは買い戻し主体ではなく、新規資金流入が入った可能性を示している。
前提としていた「上値の重い戻り相場」という認識は外れ、実際にはトレンド転換の初動に近い値動きであったと判断するのが自然である。
<h2>寄り前情報</h2>
週末の外部環境は極めて強い。
米国市場では
・NYダウ:50,115(+2.47%)史上初の5万ドル突破
・NASDAQ:+2.17%
・S&P500:+1.96%
と全面高。さらにVIX指数は17.76まで急低下し、リスクオンの状態に戻った。
ドル円も157円台と円安が進行しており、日本株には強い追い風である。
加えて、衆院選では自民党が単独で3分の2超という歴史的勝利となった。いわゆる「高市トレード」が再開する可能性が高く、政策期待相場へ移行する公算が大きい。
日経平均先物は56,000円台へ到達しており、ロイター予測レンジは56,000円〜58,000円。
すなわち前営業日終値54,253円から、約+2,000円以上のギャップアップが想定される。
ここで重要なのは、これは通常の反発ではなく「需給主導の上昇トレンド入りの初日」になりやすい局面であるという点である。
<h2>本日の戦略</h2>
前日の乖離値(4,600〜5,600円)を基準に日経平均レンジを当てはめると、
- 日経平均:56,000〜58,000円
→ NF日経レバ(1570)理論価格帯:50,400円〜53,200円
ただし今回はギャップアップ相場である。
寄り天か、踏み上げかの判断が最重要となる。
想定レンジ
NF日経レバ(1570):50,300円〜53,500円
シナリオ別戦略
■寄り付き直後
高確率で50,000円台回復から始まる。
ここで最も危険なのは「初動の押し」である。
強い上昇相場では、寄り直後は必ず一度売られる。しかしそれは下落ではなく、初押しになりやすい。
→ 50,300円〜50,800円は押し目候補ゾーン
■前場
指数が56,000円を維持する限り、売りは踏み上げになりやすい。
特に半導体・防衛・金融が主導した場合、レバETFには資金が集中しやすい。
→ 前場高値更新時は順張り有効
■後場
注意点は一点、「達成感」である。
57,500円を超え始めると、短期筋の利確が集中する可能性が高い。
→ 52,800円以上は追いかけない
→ 急騰後の陰線は一度手仕舞い優先
本日は押し目待ちではなく、「押しを拾う日」である。
下落を想定する日ではない点が最重要である。
<h2>閉めの言葉</h2>
相場には、静かな日と、時代が変わる日がある。
今回の局面は後者に近い空気を感じる。
疑いながら上がるのが上昇相場であり、確信したときにはすでに高い。
だからこそ、恐怖の中の押しを拾えるかどうかが結果を分けるのだと思う。
読者の皆さんと同じく、私もまた迷いながら板を見ている。
それでも数字と向き合い続け、次の一手を考えていきたい。

