【2026年6月22日】NF日経レバ(1570)の結果と反省:もみ合い想定を粉砕!日経平均7万2千円台突破の異次元相場

戦略のまとめ

本日の事前の戦略は、米市場休場による手掛かり難や日経平均72,000円手前での上値の重さを想定し、「バグレベルのマイナス乖離を盾にした、欲張らないレンジトレード」を基本方針としていた。
想定レンジは「81,500円 〜 83,800円」とディフェンシブに設定。寄り付きからの下落局面では、1万2千円を超える極大マイナス乖離を背当てにした押し目買いを狙うシナリオを描いていた。そして、反発局面では深追いを避け、レンジ上限手前でサクッと利益を確定させる手堅い立ち回りを徹底する構えであった。

実際の値動き

Screenshot

本日の相場は、事前の「もみ合い想定」を完全に粉砕し、下値の圧倒的な堅さとAI関連などへの強烈な資金流入を見せつけ、日経平均が72,000円の大台をあっさりと突破する大暴騰の1日となった。
■日経225
・始値 71,067円
・高値 72,831円
・安値 71,009円
・終値 72,353円(前日比 +1,103円)
■NF日経レバ(1570)
・始値 82,380円
・高値 86,380円
・安値 82,340円
・終値 85,450円(前日比 +2,790円)
日経225は、先週末の米国休場で材料難の中、寄り付きこそ3桁の下落でスタートした。しかし、下げ幅を広げて71,000円に接近したところですぐさま切り返し、早々にプラス圏へ浮上。その後はAI関連株の強さや、政府の「戦略17分野」に関する報道を追い風に政策関連銘柄へ資金が向かい、72,000円の節目を突破。後場スタート直後には72,800円台まで水準を切り上げた。13時以降は買い一巡で緩やかに上げ幅を縮小したものの、終値は1,103円高の72,353円と、大幅に8日続伸して取引を終えた。
NF日経レバ(1570)も、始値82,380円から安値82,340円をつけた直後に猛烈な上昇を開始。事前の想定レンジ上限(83,800円)をあっという間に置き去りにし、高値86,380円まで駆け上がる驚異的な踏み上げ相場となった。終値も前日比+2,790円の85,450円と、圧倒的な強さを維持したまま着地した。

テクニカル分析(1570チャートより)

本日の「image_19.png」の5分足チャートからは、猛烈な上昇トレンドとその後の高値圏での日柄調整の様子が明確に読み取れる。

  • ローソク足と移動平均線:寄り付き直後の安値から、ボリンジャーバンドの「UPPER2」から「UPPER3」のバンド間を這い上がる強烈なバンドウォークを形成し、前場中盤にかけて一気に急騰した。後場に入り高値86,380円をつけた後は、利益確定売りに押されてミッドバンド(20本移動平均線)を割り込む場面もあったが、バンド下限(LOWER1〜2付近)でしっかりと下げ止まり、引けにかけては横ばいのもみ合い推移となった。
  • MACD:朝方の暴騰局面でゼロラインの下から一気に急浮上し、強力な買いモメンタムを示現した。高値到達後はデッドクロスを形成し、ヒストグラムがマイナス圏で推移したものの、下落圧力は限定的であり、高値圏での健全な調整であることを示している。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

■本日の乖離値
-13,500〜-11,300円
■本日の値幅
4,000円
明日以降の相場環境を読み解く上で、本日記録されたこの2つのデータは、もはや「異常」という言葉すら生ぬるい領域に達している。
乖離値は「-13,500〜-11,300円」と、ついにマイナス1万3千円台という前人未到の歪みを生み出した。日経平均が連日で1,000円超の上昇を見せる中、売り方は逃げ場を完全に失い、この強烈なマイナス乖離がさらなる踏み上げのマグマとして相場の底流に蓄積され続けている。
そして、値幅は驚異の4,000円を記録。材料難と言われた日でさえこれだけのボラティリティが発生しており、相場が少しでも動意づけば数千円単位で吹き飛ぶ、極めて危険かつチャンスに満ちた状況下にあることを強烈に意識せねばならない。

反省

本日の最大の反省点は、「日経225のロイター予測(もみ合い想定)、およびNF日経レバの想定レンジを大幅に下回る設定にしてしまい、相場の圧倒的な上昇エネルギーを見誤ったこと」である。
米国休場明けという手掛かり難や、72,000円手前での上値の重さを過大評価しすぎてしまった。結果として、寄り付き直後の押し目買いこそ機能したものの、その後の86,000円台まで突き抜ける青天井のモメンタムを取りこぼすことになった。マイナス乖離が1万2千円を超えている状態での「押し目買い」は正解だったが、上昇時のターゲット設定においては、過去の常識を捨て去り、トレンドに追随して利益を伸ばすアグレッシブな姿勢が圧倒的に不足していた。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

22日の日経平均は大幅に8日続伸。終値は1,103円高の72,353円。先週末の米国が休場で材料難の中、寄り付きは3桁の下落。しかし、下げ幅を200円超に広げても71,000円に接近したところでは切り返し、早々にプラス圏に浮上した。
プラス転換した後は、しばらく上値を伸ばす展開。AI関連の動きが良かったほか、政府の「戦略17分野」に関する報道を手がかりに、政策に沿った銘柄に資金が向かった。72,000円の節目を超えて上げ幅を4桁に広げると、後場のスタート直後には72,800円台まで水準を切り上げた。1,500円超上昇したところで買いが一巡し、13時以降は緩やかに上げ幅を縮小。それでも前場で作った貯金が大きく、4桁の上昇かつ72,000円を上回って取引を終えた。東証プライムの売買代金は概算で9兆8,200億円。業種別では非鉄金属、ガラス・土石、電気機器などが上昇した一方、不動産、鉱業、パルプ・紙などが下落した。

本日の注目銘柄

本日は、政府の政策報道やアナリストの強気なレポートを契機に、関連銘柄が激しく動意づく1日となった。

  • ソフトバンクグループ(9984):みずほ証券がAI技術革新の中核企業として高く評価し、目標株価を7,000円から11,000円へと大幅に引き上げたことを好感し反発。
  • 菊池製作所(3444) / ファナック(6954) / 安川電機(6506) / ヒーハイスト(6433):政府が「フィジカルAI」分野へ官民で10.5兆円を投資する方針との報道を受け、関連銘柄として幅広く買いが集まり、菊池製作所はストップ高買い気配となった。
  • 大和ハウス(1925) / 東京電力ホールディングス(9501):系統用蓄電所の共同開発での提携を発表。しかし東電HDは資本提携交渉の観測報道なども入り乱れ、買い先行後にマイナス圏へ沈み7%超の下落となった。
  • Liberaware(218A):韓国企業との業務提携(MOU)締結が材料視され急騰。
  • ユニチカ(3103):ガラスクロス関連の特許登録が明らかになり急騰。
  • フジクラ(5803):勢い止まらず、本日も日経構成銘柄の値上がり率トップ(+19.38%)と爆発的な上昇を見せた。
  • 太陽誘電(6976):全体が強い中で利益確定売りに押され、値下がり率トップ(-9.14%)となった。

次回戦略

日経平均はあっさりと72,000円の壁をぶち破り、8日続伸という驚異的な強さを見せつけている。そして、我々の前には「-13,500〜-11,300円」という、もはや理解不能な領域に突入した極大マイナス乖離が横たわっている。
次回戦略:「米市場再開の動向を睨みつつ、1万3千円超の異常乖離を盾にした強気の押し目買い継続」
明日(6月23日)のNF日経レバ(1570)は、3日間の休場明けとなる米国市場の動向(特にハイテク株の推移)をダイレクトに受ける展開となる。コアレンジは本日の突き抜けた値動きを基準とし、「84,000円 〜 88,000円」へと大きく上方修正する。
基本戦略は、依然として膨張し続けるマイナス乖離を背景にした「強気の押し目買い」である。本日の値幅4,000円が示す通り、上下のボラティリティは極端に高い。ロイター予測では「もみ合い・利益確定売り優勢」との見方(予想レンジ71,000円─71,700円)もあるが、この異常な需給環境下では、下押しした局面は空売り勢の買い戻しによって即座にサポートされる可能性が高い。朝方に84,000円台への下落があれば絶好のエントリーポイントと捉え、青天井モードの継続を信じて上値を追っていく。ただし、急落リスクと常に隣り合わせであるため、ストップロスの設定はかつてなく厳格に行う必要がある。

閉めの言葉

上がると思えば下がり、下がると思えば一気に戻る。材料難でもみ合いだと言われていた月曜日の朝、相場は我々の常識を嘲笑うかのように、あっさりと72,000円の大台を駆け抜けていった。これが、1万3千円という極大マイナス乖離が内包する、バケモノのような踏み上げエネルギーの正体である。
「さすがに上がりすぎだろう」と逆張りで空売りを仕掛け、値幅4,000円の暴風雨に巻き込まれて致命傷を負った投資家も少なくないはずだ。この狂乱相場においては、過去の経験則や「高値警戒感」といった言葉は、時に目を曇らせるノイズでしかない。
焦る必要はない。休場明けの米国市場が動き出せば、相場はさらに荒々しい表情を見せるだろう。しかし、我々には「異常乖離」という確かなデータと、徹底した資金管理ルールがある。明日もまた、激しく波打つチャートの奥底でうごめく相場の真実の声に、ブレない心で静かに耳を傾けていこう。

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