前日を振り返って
前営業日となった7月6日の東京市場は、寄り付きのプラス600円から一転してマイナス800円まで叩き落とされ、最終的にはわずか6円安まで戻すという、まさにジェットコースターのような激しい一日であった。
前日に設定していたNF日経レバ(1570)の想定レンジ(77,000円~80,500円)に対し、実際の値動きは始値79,090円、高値79,930円、安値76,630円、終値78,500円となった。指数寄与度の高いAI・半導体関連株が集中的に売り込まれたことで、前場にはレンジ下限を突き抜けて下振れる形となった。しかし、ヒートマップを眺めれば電気製品セクターを除くほぼ全てのセクターが真っ赤に染まる全面高の様相を呈しており、TOPIXにいたっては史上最高値を更新するほどバリュー株への強烈な資金シフトが観測された。
最大の反省点は、前場の急激な下落スピードに対する恐怖から足がすくみ、絶好の押し目買いチャンスであった下限割れの局面で柔軟なエントリーを遂行できなかったことである。指数の表面的な数字に惑わされず、相場の内実を冷静に見極める重要性を改めて痛感させられた。
寄り前情報

市場の潮目を変える大きなエネルギーが、前日の米国市場から届いている。添付画像「image_4.png」のデータおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:NASDAQが26,121.16(+1.11%)と大幅続伸し、S&P500指数も7,537.43(+0.72%)、NYダウも53,055.91(+0.29%)と主要3指数が揃って上昇。米ハイテク株高の流れが鮮明となっている。
- 日経225先物(期近):70,300円(+290円、+0.41%)と堅調に推移しており、本日の東京市場における買い先行スタートを裏付けている。
- 為替・ボラティリティ:ドル円(Bid)は1ドル=162.083円前後と歴史的な円安水準をキープ。VIX指数は15.57(▲1.51%)と安定的に推移している。
ロイター予測によると、本日の日経平均株価は買い先行でスタートすると予想されている。前日の米ハイテク株高を受けて、これまで売り込まれていた国内のAI・半導体関連株にも見直し買いが入る見通しである。物色面では、足元で続いているTOPIX優位の展開を背景に、出遅れ感のある内需株もしっかりと推移するだろう。一方で、これからの決算発表シーズンを控えて様子見姿勢も強まりやすく、日経平均の予想レンジは69,000円─70,500円と想定されている。
本日の戦略
本日のメインテーマは以下の通りである。
「米ハイテク株高の波に乗り、歪んだマイナス乖離の是正を捉える」
前日から引き継いだ重要な判断材料は以下の2点である。
- 前日の乖離値:-9,600円 ~ -7,700円
- 前日の値幅:3,300円
前営業日の乱高下によって、理論値とのマイナス乖離は再び大きく拡大した。しかし、米国株の上昇と先物の強さを見る限り、この歪んだ乖離は本日急速に修正(是正)される方向へ動くとみるのが自然である。前日の値幅が3,300円と非常に大きかったため、本日も利益確定売りによる急な揺さぶりが想定されるが、トレンドの根底は上向きと判断する。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
78,200円 ~ 80,800円
本日の具体策
- 寄り付き直後の買い一巡後、小幅な押し目(78,500円~78,800円付近)を形成する局面があれば、前日の反省を活かして迷わずロング(買い)でエントリーする。
- 日経平均の予想レンジ上軸である70,500円(NF日経レバ換算で80,500円〜80,800円付近)に接近した局面では、決算前の様子見売りを警戒し、欲張らずに利益確定を徹底する。
- 前日売られた電気製品(半導体)セクターへの資金還流スピードと、内需バリュー株の底堅さが両立するかを場中に注視する。
閉めの言葉
前日の乱高下で肝を冷やした投資家も多かったに違いないが、米国市場の力強いハイテク株高は、再び我々に明確な反転シグナルを届けてくれた。前日の反省を単なる失敗で終わらせず、今日押し目を拾うための強固な盾へと変えていくことこそが、個人ブロガーとしての成長の証である。
決算シーズンを控えた様子見ムードや、前日の大きな値幅(3,300円)に伴う突発的な売り波乱には警戒が必要だが、市場の歪みを突くチャンスは目の前にある。皆様も目先の乱高下に一喜一憂することなく、自ら定めた戦略を信じて、今日も焦らず着実に相場の波を乗りこなしていこう。

