8月28日






タイ旅行3日目の朝は、早起きしてホテルで朝食を済ませた。空腹ではなかったものの、ツアーに向けて軽く腹ごしらえ。ロビーでピックアップを待っていると、少し遅れて到着した車は、港へ向かう途中でかなりのスピードを出していた。住宅街のハンプ(減速帯)も気にせず突き進む。胃が揺れて気持ち悪くなった。
ピピ島ツアー
説明会と軽食
港に到着後、観光税400バーツを支払い、ツアー代5,745円。英語の説明はほぼ理解できず、何か売り込まれている雰囲気だけは察知。英語での説明はほとんど理解できなかったが、何かを売り込んでいるのは感じ取れた。軽食のクッキーとコーヒーを口にし、船酔い止めを飲んで準備を整えた。
なお今回のツアーは、保全期間のためマヤベイには行かないことは、事前に知らされていた。






波乱まみれのスピードボート
9時過ぎ、突然の豪雨に見舞われ、トタン屋根を打つ雨音が轟き、説明は全く聞こえなくなった。雨が小康状態になった9時40分に出発。しばらくして船はスピードを上げ、荒れる海を突き進む。屋根はあったものの、横殴りの雨で全身ずぶ濡れになった。


モンキーのいないモンキービーチ
11時、ピピドン島のモンキービーチに到着したが、残念ながらモンキーの姿はなかった。
11時30分、少し北上した場所でシュノーケリングを楽しむ。魚はたくさんいたものの、雨で海水が濁っており透明度は低かった。















12時、ピピドン島の食事会場で昼食。パッタイ、マッサマンカレー、スパゲッティミートソース、トムヤムクン、そしてコーヒーを堪能した。食後はぶらりと散策したが、やはり観光地価格の高さが目についた。












ピピレイ島
13時、ピピレイ島のバイキングケーヴを見学後、ピレイラグーンへ移動。ここでも海水が濁っていたためシュノーケリングはできず、代わりに水面にぷかぷかと浮かんで過ごした。この「沼る」体験こそが今回の旅の目的の一つであり、30分ほど死体のように漂っていると、全身の力が抜けていくような心地よさに包まれた。




















カイ島〜帰路
14時、カイ島へ向けて出発。再び船は強烈な揺れに見舞われたが、乗客たちは皆慣れた様子だった。
15時、カイ島に到着。ここでもアクティビティや飲食の価格が信じられないほど高く、何もする気が起きず、砂浜に足を伸ばしてただ「沼る」ことに専念した。
15時40分、出発し、10分ほどで元の港に戻った。到着すると、無料のパッタイが提供されていた。食べている途中に帰りのバンが到着し、慌てて残りのパッタイをかきこんで乗り込んだ。渋滞の中、1時間かけてホテルへと戻った。










パトン夜活
18時30分、シャワーを済ませ、洗濯物をまとめてコインランドリーを探しに散歩に出かけた。ホテル近くでコインランドリーを見つけ、店員に160バーツで洗濯乾燥をお願いすることに。割高ではあったが、その間の1時間を有効に使えると考えた。パトン通りでケバブを買い、食べながらバングラ通りを抜けてパトンビーチへ向かった。夕焼けを眺めながらマンゴースムージーを飲み、優雅に「沼る」時間を過ごした。途中、焼きとうもろこしも食べた。1時間ほど散策した後、洗濯物を取りに戻り、ホテルへ帰った。

















20時、再びiPadを持って散策へ。ホテルの周りのマッサージは高かったため、ピピ島ツアーの帰りに車の窓越しに見つけた2kmほど離れたマッサージ屋さんまで歩いて向かった。250バーツでフットマッサージを受けながらiPadで仕事をしようと思っていたが、気づけば爆睡。起こされるまで眠っていた。ここでもしっかりと「沼る」ことができた。散歩しながらホテルに戻る途中、ロティを食べ、安心価格のMIXUEでソフトクリームを購入。ホテルに着いたらシャワーを浴びてすぐに爆睡した。











沼りきった満足感
ピレイラグーンでただ浮かんでいた時間が、今日一番のハイライト。雨で視界は濁っていたけれど、心は澄んでいた。何も考えず、ただ水に身を委ねる感覚が心地よく、旅の目的「沼る」が静かに達成された瞬間だった。プーケットの物価の高さには驚きつつも、タイ人の穏やかで親切な人柄に触れ、心は満たされた。