NF日経レバ
寄り前情報
[東京 3日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、為
替の円安進行が支えとなり、買い優勢の展開となりそうだ。足元のドルは146円台後半
と前日に比べて円安が進んでおり、自動車など輸出関連株がしっかりとなる見通し。日経
平均は再び3万8000円台での推移が想定されている。一方、中東情勢に関しては、依
然として警戒感はくすぶっているものの、いったん様子見ムードとなりそうだという。
日経平均の予想レンジは3万8200円─3万8850円。
きょうの日本株市場で日経平均は、3万8000円台での推移が見込まれている。前
日公表された米雇用関連指標がしっかりで、米金利が上昇したことに伴いドル/円が上昇
。現在のドルは146円台後半で、前日の午後3時時点に比べて3円近くドル高/円安と
なっている。石破茂首相は2日夜、日銀の金融政策について「追加の利上げをするような
環境にあるとは考えていない」と述べたことも、材料視されたとみられている[nL4N3LE0N
V]。
戦略
強い値上がりを予想。
成行ロングエントリーからロング主体の反復取り。
結果
寄りからの大暴騰後、高値を切り下げながらのアセンディングトライアングル。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経平均 | 38,459 | 38,856 | 38,457 | 38,552 |
日経レバ | 26,845 | 26,855 | 26,430 | 26,465 |
反省
兼業トレード。
成行エントリーで当日最高値を掴んでしまった。その後、トレンド・レンジとも読みきれず、なにをやってもダメな展開。
分析をしっかりおこない、慎重なトレードを。
- 47注文 47約定
- 当日約定合計 7,454,711円
- 損益 △6,011円
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
●日経平均は前営業日比743.30円高の38552.06円で終了
●野口日銀審議委員 緩和的な金融環境を忍耐強く維持し続けることが重要
●ドル円1カ月ぶりに147円台突破、利上げも利下げも急がず ドル買い・円売り
●三菱UFJなどメガバンクが冴えない、石破首相発言受けた利上げ観測後退で売り圧力
●INPEXやENEOSが3日続伸、中東情勢緊迫化でWTI価格は一時72ドル台
●郵船は連日の上場来高値更新と異彩放つ、割安さ際立ち中東の地政学リスクもネガティブ材料とならず
●注目銘柄: $日本郵船 (9101.JP)$ 、 $INPEX (1605.JP)$、 $三井不動産 (8801.JP)$ 、 $三菱地所 (8802.JP)$
ーmoomooニュース日本株Sherry
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比743.30円高の38552.06円、東証株価指数(TOPIX)が31.75ポイント高の2683.71で終了した。3日のドル・円は1ドル=146円台半ばで推移している。ドル・円は日経平均株価の大幅高を受けて強含み、午前10時ごろに147円台を回復した。国内輸入企業による実需のドル買いも支えになった。
トップニュース
野口日銀審議委員 緩和的な金融環境を忍耐強く維持し続けることが重要
野口日銀審議委員は、賃金上昇の浸透による経済状況の改善をデータに基づいて、より慎重に見極める必要があるため7月追加利上げに反対したと述べた。物価2%近辺で安定しつつあることを見極め金融緩和を徐々に調整していく。緩和的な金融環境を忍耐強く維持し続けることが重要だとも述べた。野口委員は7月会合で追加利上げに反対した1人、最もハト派とされている。
ドル円1カ月ぶりに147円台突破、利上げも利下げも急がず ドル買い・円売り
ドル円が9月3日以来、1カ月ぶりに147円台を突破した。石破氏がタカ派からハト派に転じたことで、日銀の追加利上げ観測が後退。一方、パウエルFRB議長は利下げを急がない姿勢を示している。きのう発表された米国9月ADP雇用者数が予想を上回ったことで米大幅利下げ観測が後退している。
注目銘柄
郵船は連日の上場来高値更新と異彩放つ、割安さ際立ち中東の地政学リスクもネガティブ材料とならず
$日本郵船 (9101.JP)$が大きく切り返し、一時4.7%高の5543円まで上値を伸ばした。前日に続く上場来高値更新と気を吐いている。ここにきて、海運株への買いが再び活発化しているが、これはここにきて中東情勢が改めて緊迫化していることを背景にコンテナ船運賃市況の高騰が収益を押し上げるという思惑が働いているためだ。有事リスクが逆に買いを誘導する有利なポジションにある。加えて、米国東岸の港湾労働者によるストライキ突入で物流が滞ることが必至の情勢にあり、これも運賃上昇をもたらすとの見方が強い。
INPEXやENEOSが3日続伸、中東情勢緊迫化でWTI価格は一時72ドル台◇
$INPEX (1605.JP)$や $ENEOSホールディングス (5020.JP)$が3日続伸。2日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日比0.27ドル高の1バレル=70.10ドルと上昇した。中東情勢の緊迫化を背景にした買いが流入しており、一時72ドル台まで値を上げた。
三菱UFJなどメガバンクが冴えない、石破首相発言受けた利上げ観測後退で売り圧力◇
$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$や $三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$、 $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$などメガバンクが冴えない。日銀の植田和男総裁と2日夕に面会した石破茂首相が記者団に対し、「現在、追加利上げをするような環境にあるとは考えていない」との考えを表明したと伝わった。
関連記事
三井不など不動産株が軒並み高、石破首相発言による早期利上げ観測後退で買い戻し◇
ニトリHD—続落、9月期の既存店増収率鈍化をマイナス視
$ニトリホールディングス (9843.JP)$は続落。前日に9月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比1.4%増となり、2カ月連続でのプラスとなっているが、増収率は前月の同7.8%増から鈍化。客数が同9.9%増加した一方、客単価は同7.7%の低下に。曜日影響を除くと0.5%の減収であったようだ。
「半導体」が5位にランク、TDKが低消費電力の「スピンメモリスタ」開発<注目テーマ>
AIの利用拡大に伴ってコンピューターに使われるエネルギーが爆発的に増加しているなか、 $TDK (6762.JP)$は2日に人間の脳のシナプスを電気的に真似たアナログメモリー素子「スピンメモリスタ」を開発したと発表。同等性能の画像処理半導体(GPU)のAI処理と比べて消費電力を100分の1に抑えることができるとしており、今後は実用化に向けて東北大学の国際集積エレクトロニクス研究開発センターと連携するとしている。AIは計算時に大量の電力を使うため、データセンターの電力消費量の増加が世界的な問題となっている。こうした課題を解決する手段のひとつとして期待されているのが電力消費を抑える半導体で、見逃せないのが「光半導体」だ。これは光と半導体の特性を組み合わせたもので、光は電気よりもエネルギー消費が少なく、遅延も起きにくいという特徴があるため、エネルギーの無駄遣いや処理の遅れを減らすことができるという。関連株としては、 $デクセリアルズ (4980.JP)$や $ザインエレクトロニクス (6769.JP)$などが挙げられる。