NF日経レバ
[東京 30日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含みの値動きが想定されている。
米国市場でのハイテク株高を好感する買いが先行すると見られる。
為替の円安基調に加え、国内の経済対策への思惑もあり、心理的節目の3万9000円の回復が視野に入る。
一方、引け後に発表された米ハイテク決算はまちまちのほか、今週は日米の大型イベントが複数控えており、一巡後は模様眺めも見込まれる。
日経平均の予想レンジは3万8700円─3万9300円。
戦略
想定レンジ 26,600〜27,300円
ロング主体でエントリー、前場のトレンドを捉える。
後場はレンジ相場を予想し反復取り。
結果
3日続伸。
前日の米半導体株の高騰から、強い陽線を連発し、高値更新。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 39,102 | 39,417 (39,300) | 39,094 (38,700) | 39,277 |
NF日経レバ | 27,225 | 27,645 (27,300) | 27,215 (26,700) | 27,500 |
反省
想定レンジ読み違い。高値予想を安値近辺に想定したため、チグハグトレード。
想定と実勢の切り替えができていない。
- 注文100 約定89
- 当日約定合計金額 17,722,723円
- 損益 △5,513円
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
●日経平均は前営業日比373.71円高の39277.39円で終了
●ドル・円は小動き、全般的に動意薄
●半導体関連が買われ全体押し上げる
●ディスコが群を抜く大商いで急騰、AI用半導体向け装置好調で見直し買い機運
●好決算を受けて電力株が高い
●東ガスは後場に急騰、取得総額400億円上限の自社株買いを好感
●注目銘柄: $ディスコ (6146.JP)$、 $東京電力ホールディングス (9501.JP)$、 $東京瓦斯 (9531.JP)$、 $四国電力 (9507.JP)$、 $四国電力 (9507.JP)$、 $アドバンテスト (6857.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Sherry
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比373.71円高の39277.39円、東証株価指数(TOPIX)が21.70ポイント高の2703.72で終了した。好業績銘柄を中心に買いが入り、日経平均株価は3万9000円台を回復した。指数寄与度の大きいハイテク株や、電力株の上昇が目立った。衆議院選挙を通過し、政府が近くまとめる経済対策への期待も押し上げ要因だ。
トップニュース
ドル・円は小動き、全般的に動意薄
ドル円は153円前半で推移。円安・ドル高傾向が続くなか、一時153.08円付近まで弱含んだが、下値は広がらず。月末であるほか、米国の国内総生産(GDP)や雇用統計、日銀金融政策決定会合など重要イベントが控えているうえ、来週には米大統領選があるため、積極的な取引は乏しい。
大型株が相対的に強い動きを示している。日経平均株価の今月の騰落率は29日時点(終値ベース)で前月末比2.6%高だった。東証の大型株指数も同2.4%高と上昇した一方、中型株指数は同0.6%安、小型株指数は同0.8%安と軟調。東証グロース市場250指数(旧マザーズ指数)は同4.6%安と大きく下落した。日米の政治や金融政策の動向をにらみつつも米国株市場では主力ハイテク株を中心に強さを発揮しており、相対的に出遅れが目立つ東京市場でも大型株を選好する動きが出ているようだ。こうしたなか、大型株を中心に主要企業で構成されるJPX日経400への関心が高まっている。
注目銘柄
ディスコが群を抜く大商いで急騰、AI用半導体向け装置好調で見直し買い機運
$ディスコ (6146.JP)$が急騰、一時前日比13%を超える上昇で4万6000円台まで駆け上がった。売買代金は全市場を通じて群を抜き、株価も5日・25日移動平均線を大陽線で上放れマーケットでも注目が集まっている。生成AI市場の急成長が続くなか、AIサーバーに使われるAI用半導体需要も急増しており、特に画像処理半導体のGPUとセットで搭載される高速DRAM技術を代表するHBM(広帯域メモリー)にも高水準のニーズが発生している。そうしたなか、市場では「同社は研削や研磨などHBM向けの精密加工装置で恩恵を享受しており、足もと出荷が急増傾向にあることが好感されているもようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。
好決算を受けて電力株が高い
$東京電力ホールディングス (9501.JP)$が4%超高、 $四国電力 (9507.JP)$が12%超高と、電力株も買われた。決算内容を好感する動きや女川原発再稼働への期待が支えとなった。
関連記事
東ガスは後場に急騰、取得総額400億円上限の自社株買いを好感
$東京瓦斯 (9531.JP)$は後場に急騰している。30日午後2時、取得総数1700万株(発行済み株式総数の4.4%)、取得総額400億円を上限とする自社株買いの実施を発表。資本効率向上に向けた取り組みを評価した買いが集まったようだ。取得期間は11月18日から2025年3月31日まで。あわせて同社は25年3月期の連結業績予想の修正についても発表。
決算速報
$キーエンス (6861.JP)$は大幅続伸、TOPIXの上昇をけん引。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は1406億円で前年同期比11.2%増となり、市場予想を50億円程度上振れたとみられる。円安進行やコスト低減などで、粗利益率は前年同期比、前四半期比ともに改善。また、中間期末、期末ともに配当金を25円ずつ引き上げ、年間配当金は前期比50円増の350円とする計画も発表。