NF日経レバ
[東京 7日 ロイター] – 今週の東京株式市場で、日経平均は買いが先行すると想定されている。米雇用統計が上振れて米経済の軟着陸期待が強まったことが支援材料となる。石破茂首相は9日に衆院を解散する意向を示しており「選挙は買い」も意識されそうだ。一巡後は、為替動向や中東情勢をにらみながらの相場が継続するとみられる。週後半には、米消費者物価指数(CPI、10日)の発表がある。
日経平均の予想レンジは、3万8500円─4万0500円。
米雇用統計後の株高、円安を受けて上昇に弾みがつく可能性があり「4万円も視野に入ってきた」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)という。石破茂首相が日銀の追加利上げに慎重な姿勢を示したことで、目先の過度な円高リスクは後退したとみられている。為替が円安に振れる場合は上値を試し得るとみられている。
一方、衆院選や米大統領選を控えた不透明感もあり、4万円では戻り待ちや利益確定の売りが出やすいとみられ「目先の上値めどになりそうだ」(ニッセイ基礎研の井出氏)という。中東ではイランとイスラエルの報復合戦の様相となっており、本格的な戦争状態になるリスクが警戒されている。
週後半には米国で物価指標の発表が相次ぐ。市場はインフレの伸び鈍化の基調は継続すると見込んでいるが、市場の関心は景気に向かってることから、大きな振れがなければ相場影響は限られるとみられている。国内では10日に、ファーストリテイリング<9983.T>、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>の決算発表がある。
戦略
上昇相場を予想。レンジを26,500円から28,500円に設定。
強い背景からロング主体でエントリー。小刻みの利確と早めの損切りの徹底。
結果
27,600円〜27,850円のレンジ相場。
寄りの強い動きのみで大きな上昇トレンドとはならなかった。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 39,239 | 39,560 (40,500) | 39,195 (38,500) | 39,332 |
NF日経レバ | 27,715 | 27,900 (28,500) | 27,580 (26,500) | 27,620 |
反省
狭いレンジ相場の中、基本を忠実にトレード。
早めにレンジが捉えられた。途中何度か損切りもあったが、早めの見切りで大損にならず。
しっかりリカバー。
高値近辺のロングエントリーをしてしまった。一歩間違えれば大損。注意。
- 46注文 34約定
- 当日約定金額合計 5,380,958円
- 損益 +1,768円
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
●日経平均は前営業日比697.12円高の39332.74円で終了
●急激な円安に三村財務官、加藤財務相がコメント
●金利上昇で銀行株が軒並み上昇
●任天堂などゲーム関連株、サウジ政府系ファンドが買い増し検討と報道
●セブン&アイが高値更新、カナダ年金基金が買収資金を支援の用意との報道
●注目銘柄: $任天堂 (7974.JP)$、 $セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$、 $ファーストリテイリング (9983.JP)$、 $メタプラネット (3350.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Mark
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比697.12円高の39332.74円、東証株価指数(TOPIX)が45.32ポイント高の2739.39で終了した。4日の良好だった米雇用統計を受けて円安および金利上昇が進んだことで、輸出関連や銀行株などを中心に値を上げた。
トップニュース
急激な円安に三村財務官、加藤財務相がコメント
・4日の米雇用統計を受けて7日朝方は一時1ドル=149.1円台まで円安が進み、7日の株高を牽引した。
・その後、三村淳財務官が「投機的な動き含め為替市場の動向を緊張感を持って注視する」とコメントしたことを受け、円買いが進んだ。
・さらに加藤勝信財務相の報道各社とのインタビューでの「急激な為替変動は企業活動にマイナス、国民生活にもプラスにはならない」とのコメントが報じられ、1ドル=148円台前半まで戻した。
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金利上昇で銀行株が軒並み上昇
・米雇用統計を受けて、米国の金利が上昇するとともに、米国経済などの動向を見極めるとしていた日銀の追加利上げ時期が早まるとの見方も浮上したことで、国内の金利も上昇。
・これを受けて $ほくほくフィナンシャルグループ (8377.JP)$、 $めぶきフィナンシャルグループ (7167.JP)$など銀行株が軒並み上昇した。
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注目銘柄
任天堂が高い、サウジ政府系ファンドがゲーム株買い増し検討と報道
任天堂が高い。共同通信社は5日、「サウジアラビアの政府系ファンド『パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)』グループが、大株主となっている任天堂など日本のゲーム会社株式の買い増しを検討していることが5日、分かった」と報じた。
$任天堂 (7974.JP)$、 $コナミグループ (9766.JP)$、 $コーエーテクモホールディングス (3635.JP)$、 $カプコン (9697.JP)$、 $ネクソン (3659.JP)$などが上昇。
7&iHD—大幅続伸で高値更新、カナダ年金基金が買収資金を支援の用意とも伝わる
$セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$は大幅続伸で高値更新。カナダのクシュタールによる買収提案に関連し、カナダ・ケベック州貯蓄投資公庫幹部は、クシュタールがTOB実施の場合に資金支援を提供する可能性が高いと明らかにしているもよう。
ファストリが大幅高で最高値街道、好決算期待と先物絡みの買いで初の5万円台乗せ
$ファーストリテイリング (9983.JP)$が大幅高で連日の上場来高値、一時1730円高の5万940円と分割後修正値で初の5万円大台に乗せた。足もとの業績も好調で9月の「ユニクロ」の国内既存店売上高が前年同月比22%増と6カ月連続の増加でなおかつ2カ月連続で伸び率が20%を超えたことが評価されている。今週10日に決算発表を予定しており、好決算を先取りする買いも観測される。
メタプラネットが大幅上昇、ビットコイン10億円分を追加購入と発表
$メタプラネット (3350.JP)$が7.86%の大幅上昇。前引け後に、10億円分のビットコインを追加購入したと発表した。同社のビットコイン保有は639.503ビットコイン、取得総額は59億6500万円となった。