NF日経レバ
寄り前情報
[東京 18日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反落が想定されている。
前週末の米国市場で利下げペース鈍化の思惑が強まり株安となったことを嫌気する売りが優勢とみられ、心理的節目となる3万8000円での攻防が見込まれる。
ドル/円が円高方向に振れたことも、投資家心理の重しになる。きょうは日銀総裁の発言機会が予定され、相場への影響も警戒される。
日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8300円。
日経平均は、半導体関連株やハイテク株、輸出関連株を中心に売りが先行するとみられる。
前週末の米国市場で株価は軟調に推移しており、とりわけハイテク株比率の高いナスダック総合が2%超安、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は3%超安となったことが国内の関連株の売りにつながりやすい。
市場では「トランプトレードは初動が一巡し、様子を見る期間になった。
市場はトランプ政策のインフレリスクを感じ始めている」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との見方が聞かれる。
ドル/円は足元154円半ばで推移。
前週末の大引け時点に比べ約2円、円高に振れたことは輸出関連株を中心に嫌気され得る。
きょうは取引時間中に日銀の植田和男総裁の発言機会があり、為替動向に目配りが必要になる。
市場では早期利上げの思惑がくすぶっており、12月の日銀金融政策決定会合に向けたヒントを市場は探ろうとしている。
前週末の米国市場では、株価の主要3指数がそろって下落した。
追加利下げを急ぐ必要はないとした米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長による14日の発言や10月の小売売上高(季節調整済み)が市場予想を上回ったこで、利下げペースが鈍化するとの思惑が強まった。
きょうは日銀総裁の発言機会のほか、9月機械受注の発表がある。
海外ではG20首脳会議(リオデジャネイロ、19日まで)が開催される。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言機会などもある。
戦略
想定レンジ 25,900〜26,200円。
解消されない持ち越しを抱え、諦め静観。
結果
想定通りの展開。
こんな総理大臣の国に投資する外国人いない。
APECの写真撮影にどんな理由があったとしても遅刻してはいけないと思う。
そういうツキのなさも実力。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,259 | 38,548 (38,300) | 38,150 (37,900) | 38,220 △422 |
NF日経レバ | 25,865 | 26,385 (26,200) | 25,820 (25,900) | 26,925 △595 |
反省
しばらく静観。
- 持ち越し60株 28,145円 △134,611円
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
●日経平均は前営業日比422.06円安の38220.85円で終了
●一時155円台前半まで円安進行、植田日銀総裁の発言で
●ゴールドマン、日本を除くアジアの25年成長率予想を引き下げ
●良品計画—大幅続伸、先週末に経営方針説明会を開催
●植田日銀総裁 見通しが順調だからといって毎回利上げするわけではない
●川崎汽船-急騰 中国輸出コンテナ運賃指数の上昇を好感
●注目銘柄: $良品計画 (7453.JP)$、 $ファナック (6954.JP)$、 $キーエンス (6861.JP)$
ーmoomooニュース日本株Sherry
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比422.06円安の38220.85円、東証株価指数(TOPIX)が19.88ポイント安の2691.76で終了した。米利下げ観測の後退や米中対立の激化懸念から日本株の戻りの鈍さを見込む海外勢の先物売りが優勢となっている。米半導体大手 $エヌビディア (NVDA.US)$の2024年8〜10月期決算の発表を20日に控え、持ち高調整の売りも出ている。日銀の植田総裁の発言が利上げに積極的なタカ派的な印象を与えなかったとして円相場が伸び悩むと、日経平均が下げ渋る場面もあった。
トップニュース
一時155円台前半まで円安進行、植田日銀総裁の発言で
ドル円は一時155.14円付近まで水準を切り上げた。先週末で円安・ドル高の流れが一服し、調整含みとなっているが、下値は広がっていない。講演で発言した植田日銀総裁が、金融緩和度合いの調整のタイミングは先行きの経済・物価・金融情勢次第であると繰り返したことが円売りの手がかり。来月の日銀金融政策決定会合における追加利上げを示唆する発言は限定的だった。ただ、早期の追加利上げを否定する発言もなく、円売りは持続していない。
要人発言
・植田日銀総裁
日銀の植田和男総裁は18日、名古屋での金融経済懇談会で挨拶した。従来の方針を改めて強調した。
「見通しが順調だからといって毎回利上げするわけではない」
「毎回の決定会合で入ってきたデータや情報を点検し、適切な対応を行っていくという基本に変わりはない」
「12月会合では、追加のデータ、情報などを基に適切に政策判断」
「足元のきんっゆう緩和度合い、かなり強い」
「為替レートの短期的な動向にはコメントしない」
「為替変動の背後の経済要因含め、経済・物価見通しやリスクへの影響分析し決定会合ごとに判断していく」
「円安が経済に及ぼす全体的な影響を評価するのは難しい」
「適宜緩和度合い調整していかないと、どこかでインフレ急加速し金利の大幅な引き上げ迫られる可能性ゼロではない」
ゴールドマン・サックスは、日本を除くアジアの2025年の経済成長率予想を20ベーシスポイント(bp)引き下げ4.5%とした。日本については1-3月期の自動車関連のショックから回復し、25年は1.2%のプラス成長に転じると予想。米国の25年の経済成長率は2.7%から2.5%に鈍化し、ユーロ圏の経済成長率は24年の予想値と同じ0.8%にとどまるとみている。
注目銘柄
$川崎汽船 (9107.JP)$が急騰。上海航運交易所が11月15日に発表した中国輸出コンテナ運賃指数(CCFI)が、前週比3.7%上昇の1438.97となったことが材料。株価は前日比3%高の2174.00円まで上昇する場面がみられる。 $日本郵船 (9101.JP)$、 $商船三井 (9104.JP)$も高い。
$良品計画 (7453.JP)$は大幅続伸。先週末に次期社長による経営方針説明会が開催されているもよう。27年8月期までの3カ年ローリング計画によると、営業利益は25年8月期計画の550億円に対して、27年8月期営業利益は790億円を目標としており、年平均成長率10%以上を目指していくようだ。
ファナック株が反落 9月機械受注は0.7%減
$ファナック (6954.JP)$が反落。内閣府が18日発表した9月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比0.7%減の8520億円だった。減少は3カ月連続。内訳を見ると製造業が振るわず、連想売りが出ているようだ。設備投資関連の $キーエンス (6861.JP)$も安い。
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