2025年10月1日 NF日経レバの戦略

前日を振り返って

9月30日の日経225は111円安の44,932円と3日続落。寄り付きは米株高を受けて堅調に始まったものの、円高進行とイベント前の警戒感が重石となり、前場中盤には一時300円超の下落を記録した。後場は下値を切り返したが、戻りは限定的で終盤に再び売られる展開となった。

NF日経レバ(1570)は朝方に35,270円まで上昇したものの、午後は売りに押され34,970円で取引を終えた。想定レンジはおおむね機能したが、上値の一瞬の伸びを取り切れず、戻り売り圧力の強さを再認識させられた一日であった。

前日の乖離値は10,100〜9,900、値幅は600と、ボラティリティはやや高まり短期売買には適した相場環境であった。

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寄り前情報

ロイター予測では、本日の日経平均は上値の重い展開が見込まれている。10月入りに伴う機関投資家の益出し売り、特にハイテク株への利益確定売りが意識され、下値は44,600円程度まで見込まれるとの声がある。一方で、日銀短観の結果をきっかけに物色が広がる可能性があり、下げ一辺倒にはなりにくいとの見方もある。

米株市場では主要3指数がそろって小幅上昇し、NASDAQは+0.30%、S&P500は+0.40%と連騰を維持。ただし米政府機関閉鎖リスクや週末の国内政治イベントを控え、強いリスクオンにはつながっていない。

為替はドル円が147.87円と円高基調で推移しており、輸出株に重石となる可能性がある。

本日の戦略

日経平均の予想レンジは44,600〜45,200円。前日の乖離値(10,100〜9,900)と値幅(600)を踏まえると、NF日経レバの想定レンジは 34,600〜35,200円 と設定する。

35,000円を上回る場面では戻り売り圧力が強まりやすく、特に35,200円付近では利確優先のスタンスが有効とみる。一方、34,700円を割れる場面では押し目買いが入る可能性が高く、短期的なリバウンド狙いが有効。

テクニカルではMACDが下向きのため、反発局面でも追随買いは控え、あくまで逆張り気味の戦略が適切である。米株が堅調に推移している点は支えになるが、円高と需給要因から上値は限定的だろう。

閉めの言葉

本日も35,000円を軸に攻防が続く見通しである。戻りは早めに利確し、押し目では慎重に拾うバランス型の立ち回りが重要だ。10月入りの需給変化を意識しつつ、無理のないトレードを心がけたい。読者の皆さんも短期の値動きに惑わされず、イベントを見据えた冷静な判断を意識していただきたい。

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