2025年10月1日 NF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

寄り前の予測では、日経平均は44,600〜45,200円のレンジを想定し、NF日経レバ(1570)のレンジを34,600〜35,200円と見立てた。戻り売り優先としつつも、34,700円割れでは押し目買いを狙う戦略であった。MACDの下向きトレンドを考慮し、逆張り重視の立ち回りを基本に据えた。

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実際の値動き

日経225は始値44,831円、高値44,874円、安値44,357円、終値44,550円で前日比▲381円となり、想定レンジ下限を大きく割り込んだ。

NF日経レバは始値34,760円、高値34,890円、安値34,090円、終値34,410円で前日比▲560円。朝方の下げ圧力が強く、11時前には34,100円台まで売り込まれた。その後は徐々に下げ幅を縮小し、終値は安値圏からやや戻したが、35,000円台の回復には至らなかった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 本日の乖離値:10,100〜10,300
  • 本日の値幅:800

前日の値幅600から拡大し、ボラティリティが増加した。乖離も拡大傾向にあり、レンジの深掘りに対する備えが必要であることを改めて意識させられた。

反省

ロイター予測は下落基調を示唆していたが、実際の相場は想定以上に深掘りし、押し目買いのタイミングが難しい展開であった。特に34,700円付近での買いは機能せず、損切りの遅れが傷を広げるリスクとなった。ボラティリティ上昇局面では「押し目狙い」よりも「早めの損切り」を徹底すべきである。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

10月1日の日経平均は4日続落し、381円安の44,550円。寄り付きから3桁安で始まり、前場には一時44,300円台に突入した。要因としては、下期入りの益出し売り、日銀短観の悪化、米国政府機関閉鎖リスクが重なったことが挙げられる。後場は下げ渋ったものの買い戻しは限定的で、全面安の様相が濃かった。

業種別では医薬品・その他製品が上昇する一方、銀行、不動産、証券株が大幅下落。ドル円は147.92円前後で推移し、円高が輸出株の重石となった。

本日の注目銘柄

  • 中国電力(9504)・四国電力(9507):新経営計画と配当方針を材料に急騰。ディフェンシブ株が買われた点は、リスク回避姿勢を映す動きである。
  • オンコリスバイオファーマ(4588):再生医療関連の指定申請を受け大幅反発。テーマ株として短期資金が集中。
  • ANAPホールディングス(3189):ビットコイン追加購入が好感され急反発。暗号資産関連株として個人投資家の物色を集めた。
  • INPEX(1605)など石油株:OPECプラスの追加増産観測による原油安を背景に軟調。資源関連は逆風が続く。

次回戦略

10月2日の日経平均予想レンジは44,300〜45,000円、NF日経レバの想定レンジは34,200〜34,900円とする。

  • 34,900円接近では戻り売りを優先。
  • 34,200円割れでは安易に買わず、出来高の増加とMACDの反転確認を待つ。
    テクニカルではMACDが依然下向きで、RSIも中立圏を下回り弱含み。移動平均線は短期が下向きであり、トレンドは下落バイアスが強い。引き続き逆張りは危険で、むしろリバウンド狙いは小さく刻む戦略が望ましい。

閉めの言葉

10月入り初日は予想以上の深押しとなり、押し目狙いが裏目に出る展開であった。市場はイベントリスクを嫌い、需給悪化が顕在化している。無理な逆張りは避け、慎重なトレードを続けたい。読者の皆さんも、値動きに翻弄されるのではなく、冷静に損切りと利確のルールを守り抜くことを心がけてほしい。

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