2025年10月20日 NF日経レバの結果と反省

■ 戦略のまとめ

本日の戦略は「寄り付き直後のリバウンドを確認してからの39,000円拾い・40,300円利確」、上昇が急な場合は40,500円付近で手仕舞いというシナリオを描いた。下降トレンドの戻り局面と判断し、逆張りの短期トレードを想定していた。

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■ 実際の値動き

日経225は始値48,332円、高値49,185円、安値48,254円、終値49,185円(+1,603円)。

NF日経レバ(1570)は始値40,330円、高値41,600円、安値40,140円、終値41,600円(+2,670円)となった。

寄り付きから大幅な買い先行で始まり、その後も買いが止まらず高値引け。想定レンジ(39,800〜40,500円)を大きく上抜け、勢いのある上昇相場となった。

■ 本日の日経225とNF日経レバの乖離値および値幅

  • 本日の乖離値:8,100〜7,500円
  • 本日の値幅:1,500円

日経225の上昇幅(+1,603円)に対し、NF日経レバは+2,670円とレバレッジ効果が明確に反映された。

乖離値は前日の想定範囲内で推移したが、値幅は1,500円と想定より大きく、ボラティリティが急拡大した一日だった。

■ 反省

ロイター予測のレンジ(48,000〜48,500円)を上回る動きとなり、完全な想定外の強い上昇相場だった。

政局が高市総理誕生に傾くとの見通しが市場に安心感を与え、「高市トレード」が象徴的なテーマとして投資家心理を一変させた。

短期的な戻りを想定した戦略では、早期利確により上昇の波を十分に取れなかった点が反省点である。

チャートではボリンジャーバンドの**+2σを明確に突破**し、バンドウォークを形成。

MACDはゴールデンクロスを形成しており、短期的なトレンド転換が示唆された。

出来高も増加しており、上昇に伴う資金流入が確認できる。テクニカル的にも「転換初動」の典型的形状である。

■ 東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

日経平均は前営業日比+1,603.35円高の49,185.50円。

TOPIXも+78.01ポイント高の3,248.45で終了し、史上最高値を更新した。

米地銀の信用不安や国内政局不安の後退により、売り方の買い戻しを巻き込み全面高。

特にソフトバンクグループ(9984.T)が8.49%高と相場上昇を牽引。AI関連、政策関連、高市トレード銘柄が一斉に買われた。

33業種すべてが上昇し、銀行業、情報通信、電気機器、証券、機械が上位。

防衛・宇宙関連のセック(3741)、FA関連の安川電機(6506)、そして**出光興産(5019)**などが材料を背景に急伸した。

一方、**良品計画(7453)**はEC停止の影響で2.49%安と逆行安となった。

■ 本日の注目銘柄

  • セック(3741):防衛・宇宙・量子関連として高市トレードの中心銘柄に浮上。出遅れ感が強く、今後も短期資金の流入に注目。
  • ソフトバンクグループ(9984):AI関連の旗艦銘柄として主導的な上昇。終値24,985円で年初来高値を更新。
  • 安川電機(6506):FA関連好決算・米中懸念後退で買い戻し優勢。
  • 霞ヶ関キャピタル(3498):目標株価引き上げを受け16,000円目標の急騰。

■ 次回戦略

テクニカル的には上昇トレンド初動。

MACDのゴールデンクロスと+2σ上抜けが確認されており、明日以降も押し目買いスタンスが有効。

ただし、一日の上昇幅が大きく、短期過熱感(RSI上昇70付近)にも注意が必要。

想定レンジはNF日経レバ(1570)で41,000〜42,200円。

41,000円前後の押し目では買い増し、42,000円台ではいったん利確する戦略を基本とする。

相場テーマは「高市トレード」+「AI関連」が中心。しばらくはテーマ株主導の流れが続くだろう。

■ 閉めの言葉

市場は政治とともに呼吸する。

恐怖が去り、期待が息を吹き返した今日の相場は、その象徴だった。

強い相場は、誰かの勇気ある買いから始まる。

焦らず、だが臆せず。明日もまた、マーケットの息遣いに耳を澄ませたい。

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