2025年11月4日 NF日経レバ(1570)の戦略

2025年11月4日 NF日経レバ(1570)の戦略

10月31日(金)は10月最終日らしい力強い上昇となった。

日経平均は終値で**52,411円(+1,085円、+2.12%)と急伸し、

NF日経レバ(1570)も47,210円(+2,010円、+4.45%)**と高値引け。

FOMC・日銀会合後の円安進行が相場の追い風となり、

アマゾンやアップルなど米ハイテク企業の好決算も支援材料となった。

筆者は「46,000円上限」としていたが、結果的に実勢はその上を大きく上回り、

上昇圧力の強さを過小評価した格好である。

ボリンジャーバンド上限(47,200円)をタッチして引けたことで、

過熱感は残るものの、トレンドは明確な上昇を維持している。

MACDもゴールデンクロスを形成し、強気の流れが続くと見られる。

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■ 寄り前情報

米国市場は週明けも堅調に推移。

NASDAQは**+0.46%高の23,834.72**、S&P500も**+0.17%高の6,851.97**。

AI関連株が買われ、アマゾンがOpenAIとの大型クラウド契約を発表したことで市場心理は改善。

為替もドル円154.18円台で円安基調が継続しており、

輸出関連株を中心に本日も買いが先行しやすい地合いである。

一方で、NYダウは小幅に反落(−226ドル)し、

米金利動向への警戒感がくすぶっている。

また、国内では三菱商事、任天堂、NTTなどの決算発表が予定されており、

個別株中心に物色の動きが分散する可能性もある。

ロイター予測によれば、

「日経平均は52,350円〜52,650円レンジを想定」

「米ハイテク堅調・円安支援が上値要因だが、高値警戒による利確売りも想定」

との見方が多い。

前週末の高値圏スタートから、やや上値の重い展開が予想される。

■ 本日の戦略

前日の乖離値(4,200〜5,200円)およびNF日経レバの値幅(1,300円)を考慮すると、

本日の日経平均予想レンジ52,350〜52,650円に対し、

NF日経レバ(1570)の想定レンジは約47,000〜47,900円と見る。

【想定レンジ】

  • 下値目安:47,000円(押し目買いゾーン)
  • 上値目安:47,900円(戻り売り警戒ライン)

【戦略】

寄り付きは米株高・円安を背景に上昇スタートが見込まれる。

しかし高値圏では利益確定売りが出やすく、

上値追いよりも「押し目待ち」のスタンスを取りたい。

ボリンジャーバンド上限を再び上抜く動きが見られるようなら、

短期的に48,000円トライの可能性もあるが、

急伸後の反落には十分警戒を要する。

為替が154円を維持しているうちは底堅さが続くが、

米雇用統計を控えた調整局面も想定すべきである。

テクニカル的には5日移動平均線(約46,800円)がサポートライン。

この水準を割れない限り、上昇トレンドは維持と判断する。

■ 閉めの言葉

10月の勢いを引き継いだまま迎える11月相場。

市場全体が前向きなムードに包まれている一方で、

油断すればすぐに流れが変わるのもこの時期の特徴だ。

今日の相場は「高値圏での冷静な判断」が鍵となる。

欲張らず、焦らず、波のうねりに素直に乗ること。

11月最初の一歩を、確実な足取りで刻みたい。

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