2025年12月12日|NF日経レバ(1570)本日の結果と反省

戦略のまとめ

本日は、前日の大幅調整後の自律反発を念頭に、NF日経レバ(1570)の想定レンジを42,300〜43,600円と設定し、押し目買いは42,300〜42,700円、戻り売りは43,200〜43,600円とする戦略で臨んだ。
NASDAQがやや軟調であることからハイテクセクターの戻りは弱いと判断し、深追いを避けつつ慎重なスタンスで構えた。

実際の値動き

Screenshot

■ 日経225(12月12日)

  • 始値:50,480
  • 高値:51,127
  • 安値:50,457
  • 終値:50,836(+687)

■ NF日経レバ(1570)

  • 始値:43,540
  • 高値:44,490
  • 安値:43,340
  • 終値:44,030(+1,190)

日経225はロイター予測の50,200〜50,800円を明確に上抜き、51,000円台に乗せる強い展開となった。
NF日経レバも連動して大きく上昇し、想定レンジの上限43,600円を完全に突破し高値44,490円に到達した。

■ テクニカル分析(画像チャートより)

  • ボリンジャーバンド:午後からミドル線を上抜き、+1σ〜+2σへ上昇。明確なトレンド転換シグナルである。
  • 移動平均線:5MAが急角度で上向きに反転し、短期の買い優位が鮮明。
  • MACD:午前中は弱いトレンドだったが、後場にMACD線がシグナルを上抜きポジティブクロスを形成。上昇圧力の強さを示唆。
  • 出来高:後場の上昇局面で出来高が増加しており、実需の買いが流入した形。

想定以上の戻りの強さが示され、前日の下落で形成された短期の売られすぎ状態から一気に反発した一日であった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値・値幅

  • 乖離値:7,100〜6,600円
  • 値幅:1,100円

乖離値は引き続き高水準を維持し、レバレッジETF特有の値動きの大きさが続いている。日経225が1,100円の値幅を記録する中、NF日経レバはさらに強い上昇幅を見せており、今後もボラティリティの高さを前提とした慎重な戦略が求められる。

反省

本日は日経225が予想レンジを大幅に突破するほどの強いリバウンドで、押し目を待つ戦略ではエントリー機会が極端に少なかった。
底値が固く、買い戻しの勢いが強かったことで、想定レンジは明確に上抜けした。
市場心理が急速に改善したことを反映できず、「強いリバの日」を十分に想定できなかった点は改善すべきである。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

本日の日経平均は+687円と大幅反発し、TOPIXも史上最高値を更新する強い展開となった。
米ダウの最高値更新が投資家心理を押し上げ、寄り付きから300円高と強くスタート。その後、51,100円台まで急騰したが大型グロース株に利益確定が入り一旦失速。しかし再び買い戻しが入り後場に上昇再開し、高値圏での引けとなった。

輸送用機器の上昇が際立ち、金融株も堅調だった。一方、半導体株は弱含みであり、業種間で強弱が明確に分かれる展開であった。

本日の注目銘柄

  • 住友金属鉱山(5713):+9.13%、値上がり率トップ。資源価格の上昇と需給改善が追い風。
  • 東京エレクトロン(8035):-3.37%、半導体関連の調整で値下がり率トップ。
  • 北海道電力(9509):ラピダス関連で反発、資金流入が継続。
  • パナソニックHD(6752):構造改革評価で続伸。
  • ディー・エヌ・エー(2432):「ポケポケ」拡張パック発表で買い優勢。

次回戦略(12月13日)

本日の強い戻りを踏まえ、次回は以下を意識して戦略を組む必要がある。

■ 注目ポイント

  • ● 日経225が5万1,000円台を維持できるか
  • ● 半導体株の反発有無(市場全体のトレンドを左右)
  • ● 乖離値が縮小に向かうか、それとも継続して拡大するか
  • ● ドル円が155円台後半に戻れるか

■ NF日経レバ(1570)想定レンジ案

今日の強さを踏まえつつも、明日は調整局面を頭に入れる必要がある。
43,500〜44,800円を想定レンジとし、以下での売買を検討する。

  • 押し目買い:43,500〜43,900円
  • 戻り売り:44,500〜44,800円
  • 強い伸びの翌日は利確売りが出やすいため早めの利確を徹底
  • 半導体株が弱い場合は戻り売りを厚めにする

閉めの言葉

予想を超える強さで上昇した相場に乗り遅れた悔しさはあるが、これもまた相場の一部である。
大事なのは、今日の動きから何を学び明日に活かすかである。明日も変わらず市場と丁寧に向き合い、同じ相場を追う仲間とともに一歩ずつ前進していきたい。

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