2025年12月17日|NF日経レバ(1570)結果と反省

戦略のまとめ

本日は、前日の急落を受けた自律反発局面を想定し、日経平均のレンジを49,300〜49,800円と設定。その前提からNF日経レバ(1570)は41,400〜42,800円のレンジを想定し、下げ止まり確認後の押し目狙いを基本戦略とした。

特に41,400〜41,600円を短期的な下値候補、42,800円近辺を戻り売りゾーンとし、深追いは避ける慎重スタンスで臨んだ。

実際の値動き

Screenshot

■ 日経225(12月17日)

  • 始値:49,413円
  • 高値:49,571円
  • 安値:49,077円
  • 終値:49,512円(前日比 +128円)

■ NF日経レバ(1570)

  • 始値:41,720円
  • 高値:41,840円
  • 安値:40,990円
  • 終値:41,810円(前日比 +190円)

寄り付きは想定通り小幅高で始まったが、場中は方向感に欠ける展開となった。日経平均は一時49,077円まで下落したものの、49,000円接近では押し目買いが入り切り返し、引けではプラスを確保している。

NF日経レバは40,990円まで下押ししたが、これは想定レンジの下限を一時的に割り込む動きであった。ただし下値では売りが続かず、結果的には41,800円台まで戻して引けており、下げ止まり確認後の反発というシナリオ自体は大きく崩れなかった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

  • 乖離値:8,100〜7,700円
  • 値幅:900円

前日と比較すると値幅は1,200円 → 900円へ縮小しており、ボラティリティはやや沈静化した。一方、乖離値は依然として高水準にあり、指数の戻りに対して1570の上値は重くなりやすい局面が続いている。

この乖離水準は、翌日の戦略を考える上で自律反発が一巡しやすい警戒ゾーンとして意識しておきたい。

反省

日経225のロイター予測レンジ、NF日経レバの想定レンジともに、一時的に下振れする展開となった。マクロ視点で見れば、相場は明確な上昇トレンドではなく、あくまで調整局面の中の戻りである。

結果的に大きな崩れはなかったものの、下値をもう一段深く見る想定があれば、より余裕を持った対応が可能であった。レンジ相場では「想定内で耐える」だけでなく、「想定外に備える」視点を引き続き持ちたい。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

本日の東京市場は、まちまちの米国株を背景に方向感の乏しい一日となった。日経平均は49,512円(+128円)と小幅反発した一方、TOPIXは小幅安で終了している。

場中は49,000円割れ目前まで下落する場面もあったが、節目接近では切り返し、前引け前や大引け前の動きが比較的良好であった。プライム市場では値下がり銘柄が多く、指数以上に個別株の調整色が目立つ内容である。

業種別では保険、非鉄金属、海運が堅調。一方、水産・農林、石油・石炭、ゴム製品が軟調で、セクター間の温度差が鮮明であった。

本日の注目銘柄

  • DOWAホールディングス(5714):日経225構成銘柄で値上がり率トップ。
  • ニッスイ(1332):値下がり率トップ。ディフェンシブ色の後退が意識された。
  • SBI新生銀行(8303):再上場初日、公開価格を上回る初値形成で注目。
  • 古河電気工業(5801):半導体関連設備投資拡大を材料に反発。

次回戦略

テクニカル面では、1570は移動平均線付近まで回復しつつあるが、上値ではボリンジャーバンド上限が意識されやすい。RSIは中立水準まで戻し、MACDも下落トレンドからの改善兆候が見られる。

ただし乖離値は高止まりしており、上値追いよりも押し戻されやすい地合いと考えるのが無難だ。翌日は値幅縮小を前提に、41,300〜42,500円程度のレンジを意識し、下げ止まり確認後の短期対応を基本としたい。

閉めの言葉

大崩れはしなかったが、強気に転じるには材料不足の一日であった。調整局面では「当たったか外れたか」よりも、「どう備えたか」が次につながる。今日の値動きを糧に、明日も淡々と相場と向き合っていきたい。

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