戦略のまとめ
前日12月22日の急伸を受け、12月23日は「5万円台定着を試す中での一服」を想定した戦略で臨んだ。ロイター予測の日経225レンジ50,000〜50,700円を前提に、NF日経レバ(1570)は42,900〜43,600円を中心レンジと設定し、深追いを避けつつ押し目を丁寧に拾う方針とした。
実際の値動き

結果として日経225は始値50,374円/高値50,544円/安値50,264円/終値50,412円と小動きながら3日続伸。一方、NF日経レバ(1570)は始値43,220円/高値43,410円/安値42,920円/終値43,130円と、方向感に乏しい一日となった。
想定レンジの下限である42,900円付近まで下押しする場面があり、場中の振れ幅は決して小さくなかったが、引けでは前日比±0と結果的に往って来いの形で終えている。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
本日の乖離値は7,300〜7,100円の範囲で推移し、前日よりやや拡大したものの、過熱感が一気に高まる水準ではなかった。値幅は500円と前日の600円から縮小しており、エネルギーが溜まりつつある印象だである。
日経225がほぼ横ばいで終わった一方、レバETFである1570は場中で大きく振らされており、短期売買では難易度の高い一日だったと言える。
テクニカル分析(1570)
添付チャートを見ると、価格はボリンジャーバンドの-1σ〜-2σ付近まで下落後に反発。移動平均線(20MA)を挟んでのもみ合いが続き、明確なトレンドは形成されなかった。
MACDはマイナス圏ながら下げ止まりの兆しを見せ、ヒストグラムも改善方向。RSIも極端な売られ過ぎ水準には至っておらず、「下げ切ってからの反転」というよりは調整局面の継続と捉えるのが自然だである。
反省
日経225のロイター予測および1570の想定レンジは概ね妥当であったが、寄り付き直後の下方向への振れを軽視していた点は反省材料だである。寄りで安易に入れば、短時間で大きな含み損を抱える展開となり得た。
指数が底堅く見えても、為替や要人発言ひとつでレバレッジ商品は簡単に想定を超えて振れる。特に5万円台という節目では、慎重すぎるくらいで丁度よいと改めて感じた一日であった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
23日の日経平均は3日続伸し、終値は10円高の50,412円。片山財務相の円安けん制発言を背景に、前場は方向感に乏しく、後場は円高進行で一時下押しする場面もあったが、終盤に持ち直した。市場参加者が少なく、指数は方向感を欠く展開が続いた。
業種別では空運業、医薬品などが上昇する一方、自動車など輸出関連は円高を嫌気して軟調。東証プライムの売買代金は約4兆1,300億円とやや低調で、年末特有の薄商いが意識された。
本日の注目銘柄
個別では銀価格高騰を背景に東邦亜鉛(5707)が続騰。安全資産需要の高まりから金ETF(1328、1672)も上場来高値を更新した。
一方、円高進行を受けてSUBARU(7270)やマツダ(7261)など自動車株は軟調。円高メリット株として神戸物産(3038)が堅調だった点は、指数が動かない中での資金の向かう先を示唆している。
次回戦略
日経225は5万円台を維持しているものの、値幅は縮小し、明確な上放れには材料不足だである。乖離値が再び7,000円割れまで詰まる場面があれば、短期的な押し目として注目したい。
一方で、為替が再度円高方向へ振れれば、1570は想定以上に下押しする可能性もある。翌日は42,800円割れの有無を警戒ラインとし、無理なポジションは取らず、反発の質を見極める一日としたい。
閉めの言葉
結果だけを見れば何も起きなかった一日だが、その裏では何度も試される場面があった。動かない相場ほど難しい。今日の迷いと反省を、次の一手に静かに生かしていきたいだである。

