2025年12月4日|NF日経レバ(1570)本日の戦略

前日を振り返って

12月3日の東京市場は、大型グロース主導の強い上昇となり、日経平均は一時5万円台に乗せて49,864円で取引を終えた。NF日経レバ(1570)も前日の想定レンジを大きく上抜き、寄り付きの41,940円から終値42,400円まで900円の広い値幅を形成した。乖離値は7,600〜7,300円まで縮小し、レバレッジETFが現物の動きに素直に追随する強い地合いが続いた。
特に半導体・ソフトバンクGの牽引力が強く、RSIは買われすぎ水準、MACDは拡大乖離と、短期的に過熱感が意識される状況であった。大きな上昇に対し、ブレイクへの順応が遅れた点が反省点である。

寄り前情報

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ロイターは本日の日経平均について、心理的節目である5万円を挟んだ攻防を予想している。来週のFOMCを控え、積極的な買い進みは期待しにくく、昨日大幅高となった半導体・AI関連の利益確定売りが意識されやすいとされる。
米国株はNYダウ・S&P500が続伸し、ナスダックも小幅高。ただしマイクロソフトなど大型テックの一角が軟調で、AI関連の勢いには一服感がある。米金利は低下基調でリスク資産には追い風だが、方向感は限定的である。

為替は155円前半で安定推移、VIXは16.08へ低下し市場センチメントは落ち着いている。先物(期近)は日経225が49,910円と、現物終値をやや上回る水準でのスタートが見込まれる。

本日の戦略

日経平均の予想レンジは49,700〜50,200円。前日の値幅900円、乖離値7,600〜7,300円を踏まえつつ、本日は以下のポイントを重視する。

■ 本日の相場前提

  • 心理的節目「5万円」が強い抵抗帯となりやすい
  • 半導体・AI関連の利益確定が上値を抑制
  • FOMC前で大口は動きにくく、ボラティリティ縮小の可能性
  • ドル円・米先物の動向に連動しやすい

■ NF日経レバ(1570)の想定レンジ

前日の終値42,400円、日経平均の予想レンジ、そして乖離値7,300〜7,600円を基準にすると、
本日のNF日経レバ想定レンジは 41,900〜42,900円が妥当であると判断する。
過熱感のある前日から一転、今日は値幅縮小のターンになりやすい。

■ 立ち回り方針

  • 寄り付きのギャップアップは追わない
  • 42,000円前後は押し目候補、反発確認後の小ロットIN
  • 42,700円以上は戻り売り・利確帯として意識
  • 5万円トライの勢いが強ければ42,900円ブレイクもあり得るが、短期勝負に徹する
  • 米先物が弱くなれば41,900円割れも視野に

全体としては「高値圏のもみ合い」になりやすい一日であり、勢いを追うよりも逆張り気味の細かいトレードが適した地合いとみる。

閉めの言葉

昨日は強い上昇に置いていかれた感のある一日だったが、だからこそ今日は自分のリズムを取り戻す良い機会になるだろう。5万円という節目を前に市場は少し息を整えつつあり、過熱と調整の狭間で揺れる相場と向き合うことになる。無理に取りにいくより、流れを感じながら丁寧に値動きを拾っていきたい。

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