NF日経レバ
寄り前情報

[東京 26日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開が予想されている。
前日の米国株式市場でナスダック総合<.IXIC>が下落したことを嫌気し、ハイテク株に売りが先行しそうだ。
下値の目安として意識される3万8000円の攻防となる公算が大きい。
26日に発表が予定されている米半導体大手エヌビディ<NVDA.O>の決算を見極めたいとのムードが強くなるとみられる。
一方、米国市場でもダウ工業株30種<.DJI>がプラスで終了。
日本株もハイテク株以外の内需セクターは落ち着いた動きになる可能性もあり、TOPI<.TOPX>は比較的底堅く推移しそうだ。
日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8300円。
戦略
想定レンジ25,900〜26,300円。
26,000円を超える展開はないだろう。下に深掘り、利確は遠い。塩漬け。
結果

前場は予想した展開。後場よく盛り返した。
これが底をついたとしたい。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,146 | 38,175 (38,300) | 37,742 (37,900) | 38,142 △95 |
NF日経レバ | 25,500 | 25,560 (26,300) | 25,020 (25,900) | 25,560 △190 |
反省
昨日からの暴落で、乖離激しく、補正が必要。下値で900 上値で800。
12,600円見るべきか。これが底をついたとしたら今週末には利確出来るか。
- 持ち越し 31株 25,767円 △6,733円
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
●日経平均は前営業日比95.42円安の38142.37円で終了
●外為サマリー:一時149円60銭台に上昇、米長期金利の反発でドル買いも
●半導体セクターの下げ際立つ、エヌビディア決算前でトランプ政権対中規制強化の動きなども警戒
●三井不動産-続伸 国内長期金利の低下続く 不動産株が高い
●フジクラ-4日ぶり反発 米メタがデータセンター投資2000億ドルと伝わる
●注目銘柄: $東京電力ホールディングス (9501.JP)$、 $フジクラ (5803.JP)$、 $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$、 $三井不動産 (8801.JP)$、 $INPEX (1605.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Kouchi
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比95.42円安の38142.37円、東証株価指数(TOPIX)が8.30ポイント安の2716.40で終了した。26日の日経平均は続落。米国でテスラやエヌビディアなどグロース株が大きく売られたことを嫌気して下落スタート。開始早々に下げ幅を3桁に広げて節目の38000円を割り込むと、しばらく下値を模索する動きが続いた。400円超下げて37700円台に入ったところで売り圧力は和らいだが、前場では戻りは限られた。
一方、後場は前引けから水準を切り上げて始まり、じわじわと下げ幅を縮小。14時台半ばには38000円台を回復した。節目近辺でもみ合った後、終盤にかけてはもう一段の戻りを見せて2桁の下落で取引を終了。終値では38000円を大きく上回り、大引けが後場の高値となった。
トップニュース
外為サマリー:一時149円60銭台に上昇、米長期金利の反発でドル買いも
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=149円44銭前後と前日午後5時時点に比べ10銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=156円78銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安で推移している。
ドル円は、午前8時頃に149円10銭前後で推移していたが、午前9時10分過ぎには148円62銭前後までドル安・円高が進んだ。ただ、148円台後半では値頃感からのドル買い・円売りが流入。午後2時20分過ぎには149円60銭台まで値を上げた。米国景気に減速懸念が台頭するなか、時間外取引で朝方まで米長期金利は低下基調にあったが、その後は反発に転じたことから、ドルの下値を拾う動きが強まった格好だ。
半導体セクターの下げ際立つ、エヌビディア決算前でトランプ政権対中規制強化の動きなども警戒
半導体セクターへの売り圧力が一段と強まっている。連日で売買代金首位となっている $ディスコ (6146.JP)$が一時2000円を超える下げをみせたほか、商い増勢のなか $東京エレクトロン (8035.JP)$も大幅安に売り込まれ、このほか $ソシオネクスト (6526.JP)$や $ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$といった銘柄に売りが目立つ状況となっている。
現地時間26日に米半導体大手の $エヌビディア (NVDA.US)$の決算発表を控えており、好決算が予想されるものの事前コンセンサスのハードルを越えられない場合は、売られるケースも想定されるだけに半導体主力銘柄は手が出しにくい状況となっている。加えて直近では、トランプ米政権が半導体の対中規制を強化する方針が伝わっており、日本の半導体製造装置メーカーへの制約が強まることへの懸念も拭えない。
注目銘柄
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $古河電気工業 (5801.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.36%上昇の6685.0円だった。一方、値下がり率トップは $エムスリー (2413.JP)$、終値は5.30%下落の1893.0円だった。
値上がり率トップ5: $古河電気工業 (5801.JP)$、 $サッポロホールディングス (2501.JP)$、 $住友不動産 (8830.JP)$、 $キッコーマン (2801.JP)$、 $フジクラ (5803.JP)$
値下がり率トップ5: $エムスリー (2413.JP)$、 $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $りそなホールディングス (8308.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$、 $ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$
東京電力HD-3日ぶり反落 柏崎刈羽原発のテロ対策施設 10月の完成断念と伝わる
$東京電力ホールディングス (9501.JP)$が3日ぶり反落。同社が再稼働をめざす新潟県の柏崎刈羽原発7号機で工事が進められているテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)について、同社が規制上の設置期限である今年10月までの完成を断念する方針を固めた。新たな完成目標を2029年としている。
フジクラ-4日ぶり反発 米メタがデータセンター投資2000億ドルと伝わる
$フジクラ (5803.JP)$が4日ぶり反発。 $メタ・プラットフォームズ (META.US)$が人工知能プロジェクト用に新たなデータセンターキャンパスを建設する協議を行っている。その費用は2000億ドルを超える可能性があるとしている。きょうの東京市場では、半導体関連に売りが出ているなかで、データセンター関連とされる同社株や $古河電気工業 (5801.JP)$には買いが入っている。
みずほFG-大幅反落 日米の長期金利低下を嫌気 銀行株が軟調
$みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$が大幅反落。日米の長期金利低下が嫌気されている。25日の米国市場では、予想を下回った2月米消費者信頼感指数を受けて米10年債利回りが4.2811%前後まで低下した。東京市場においても日銀総裁の発言などを手掛かりに国内10年債利回りの低下が継続。26日は1.32%台(前日は1.38%)をつける場面があった。
関連銘柄: $三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$、 $三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$など。
エムスリー-大幅続落 医療従事者向けプラットフォーム運営の豪企業を買収
$エムスリー (2413.JP)$が大幅続落。同社は25日、オーストラリア・英国で医療従事者向けウェブサイト・ニュースレターを運営するLimbic Digital Media(シドニー 以下、Limbic)を子会社化したと発表した。同社は今回の買収を通じ、オーストラリア・英国における医師プラットフォームを拡充することで両国での市場調査事業や医師転職支援事業の強化を図るとしている。
$三井不動産 (8801.JP)$が続伸。25日の米国市場では、景気減速懸念から米長期金利が低下。日銀の植田和男総裁が21日に「長期金利が急激に上昇すれば、機動的に国債買い入れを増額する」と発言したことも引き続き材料視され、26日の東京市場では10年債利回りが足元1.32%(前日比-0.06%)まで低下している。直近の国内10年債利回りは、2月21日に1.45%台まで上昇していた。
関連銘柄: $三菱地所 (8802.JP)$、 $住友不動産 (8830.JP)$など。
$INPEX (1605.JP)$が続落。原油価格の下落が嫌気されている。25日のニューヨーク原油先物相場は反落。WTI原油先物は4月限の終値は前営業日比1.77ドル安の1バレル=68.93ドルとなった。2月米消費者信頼感指数が弱い内容となったことで米景気減速を警戒した売りが広がった。一時68.68ドルと昨年12月下旬以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。
関連銘柄: $富士石油 (5017.JP)$、 $ENEOSホールディングス (5020.JP)$、 $コスモエネルギーホールディングス (5021.JP)$、 $出光興産 (5019.JP)$など。