2025年2月3日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 3日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な展開が想定されている。

トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名したことを受け、東京市場はやや神経質な展開となりそうだ。

一方、企業決算を受けた取引は活発になるとみられ、売りが一巡した後は次第に個別物色が相場を支えるとの声もある。

    日経平均の予想レンジは3万9000円─3万9600円。

戦略

想定レンジ27,000〜27,600円。

ショートエントリーからの反復取り。

結果

寄りからのストップ安、前場幾分戻すも、後場からは大きく下落。

始値高値安値終値
日経22538,93238,948
(39,600)
38,401
(39,000)
38,520
△1,052
NF日経レバ26,28526,600
(27,600)
25,955
(27,000)
26,100
△1,550

反省

想定を大きく下回る展開に、方向性を見失い、動けず。

チャンスはあった。難聴予想からロングからショートのポジションチェンジを見誤った。

欲を張ったのが大きな失敗。

  • 持ちこし 31株 26,372円 △8,584

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

●日経平均は前営業日比1052.40円安の38520.09円で終了

●メタプラネットが9%急落 トランプ関税発動を受けリスクオフ 暗号資産も大幅安

●ソフトバンクGが朝安後にプラス転換、米オープンAIとの提携と合弁設立を材料視

●フジHDが14%急反発し07年以来の高値圏、広告収入減も下押し限られショートカバー誘発

●コナミGが高値更新、利益・配当予想の増額を好感

●注目銘柄: $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$、 $ソシオネクスト (6526.JP)$、 $セレス (3696.JP)$、 $住友化学 (4005.JP)$、 $住友ファーマ (4506.JP)$、 $フリービット (3843.JP)$、 $HOYA (7741.JP)$など

ーmoomooニュース日本株Sherry

市場概況

3日の日本市場では株式が大幅安。日経平均株価は前営業日比1052.40円安の38520.09円、東証株価指数(TOPIX)が68.27ポイント安の2720.39で終了した。米国のトランプ大統領がカナダなどに4日から追加関税を課すことを決め、世界経済や企業業績への悪影響が警戒されている。今回の関税で日本は直接の対象となっていないが、北米や中国を主要な市場とする多くの日本企業への影響が懸念され、ほぼ全面安となっている。東証業種別指数の下落率1位は輸送用機器で、機械や電気機器の下げも大きい。

3日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、155円40銭台に値を下げた後は下値が堅い。米トランプ政権の関税強化を背景にドル選好地合いが続き、156円台を目指す展開になるか注目される。

トップニュース

「宇宙開発関連」が15位にランク、トランプ大統領の火星有人探査構想で再評価<注目テーマ>

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「宇宙開発関連」が15位となっている。先月20日に米大統領に就任したトランプ氏は「米国の宇宙飛行士を火星に送り、火星に星条旗を掲げる」と宣言した。宇宙企業のスペースXを率いるイーロン・マスク氏がトランプ氏と密接な関係を築いていることもあり、宇宙開発が株式市場で再脚光を浴びている。日本では2日に大型基幹ロケット「H3」5号機の打ち上げに成功したことも追い風だ。関連銘柄としては、宇宙ベンチャーの $ispace (9348.JP)$や $QPS研究所 (5595.JP)$、 $アストロスケールホールディングス (186A.JP)$、 $Synspective (290A.JP)$など。また、防衛宇宙関連事業で高実績を持つ $三菱重工業 (7011.JP)$や $川崎重工業 (7012.JP)$、 $IHI (7013.JP)$といった重工大手なども注目されそうだ。

2月は下落に要注意~みずほ

みずほ証券のテクニカルリポートでは、日経平均やTOPIXの1月の騰落率が欧米株を下回っていることに注目している。独DAX、ユーロストックス600、英FT100は史上最高値を更新していた。モメンタム重視の海外投資家の欧州株への関心は高く、出遅れが目立つ日本株への関心は低いとみている。2月は日米欧株とも下落に注意が必要とみずほでは指摘しているが、その中で日本株は欧米株に出遅れ、短期筋の売買が中心となる動きが続くと予想。買い戻し以外には積極的な買い手が不在となり、手じまい売りに押されやすくなると考えている。

注目銘柄

メタプラネット-急落 トランプ関税発動を受けリスクオフ 暗号資産も大幅安

 $メタプラネット (3350.JP)$が急落。暗号資産相場の下落が嫌気されている。トランプ米大統領がカナダとメキシコからの輸入品に25%の追加関税を課す大統領令に署名したと伝わり、貿易戦争への懸念から株式市場がリスクオフにより大幅安。暗号資産市場においてもビットコインは足元で前日比3%を超える下落、イーサリアム、リップルは12%前後の下落となっている。 $リミックスポイント (3825.JP)$、 $セレス (3696.JP)$、 $フィスコ (3807.JP)$なども急落している。

ソフトバンクGが朝安後にプラス転換、米オープンAIとの提携と合弁設立を材料視◇

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$は朝安後にプラス圏に浮上した。3日、米オープンAIと提携し、企業用最先端AI「クリスタル・インテリジェンス」を開発・販売することで合意したと発表。これをポジティブ視した買いが入ったようだ。

ソシオネクスト-MSMUFGが目標株価引き下げ 10-12月決算はネガティブサプライズ

 $ソシオネクスト (6526.JP)$が大幅安。モルガン・スタンレーMUFG証券では、25.3期10-12月決算はネガティブサプライズと評価。投資判断は「Equal-weight」を継続し、目標株価を3000円→2500円に引き下げた

フジHDが14%急反発し07年以来の高値圏、広告収入減も下押し限られショートカバー誘発

 $フジ・メディア・ホールディングス (4676.JP)$が急反発し、2007年以来の高値圏で推移している。同社子会社のフジテレビジョンは、元タレントの中居正広氏を巡るトラブルが報じられたのを機に社会的な関心を集めることとなった。1月30日の取引終了後、フジHDは広告収入の大幅な減少を理由に25年3月期業績予想の下方修正を発表。直近で急ピッチな株高が進んだのを背景に翌31日の同社株は利益確定目的の売りが優勢となったが、下値では押し目買いを集め下げ渋る格好となった。

みずほFG、4-12月期(3Q累計)経常が28%増益で着地・10-12月期も23%増益

 $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$が2月3日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.6%増の1兆1265億円に伸びた。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比22.9%増の3794億円に伸びた。

住友化学-後場上げ幅縮小 3Q累計営業損益1454億円の黒字 市場コンセンサス並み

 $住友化学 (4005.JP)$が後場上げ幅縮小。同社は2月3日13時30分、25.3期3Q累計(4-12月)の連結営業損益(IFRS)が1454億円の黒字(前年同期は1606億円の赤字)だったと発表した。住友ファーマの業績改善が寄与した。市場コンセンサスは1428億円の黒字。同社子会社の $住友ファーマ (4506.JP)$が1月31日に好決算を発表したことに伴い、きょうは朝から同社にも業績に期待した買いが入っていたが、市場コンセンサス並みにとどまったことで、利益確定売りが出ている。

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フリービットが急反騰、ソフトバンクと資本・業務提携◇

 $フリービット (3843.JP)$が急反騰。前営業日比一時17%近い上昇をみせる。1月31日の取引終了後、 $ソフトバンク (9434.JP)$と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視されているようだ。

HOYAが下げ幅を拡大、通期利益予想が市場予想に届かず失望売り

 $HOYA (7741.JP)$が後場下げ幅を拡大。午後発表した第3四半期累計(24年4~12月)連結決算は、売上高6492億7600万円(前年同期比14.8%増)、純利益1505億7100万円(同21.1%増)となり、あわせて25年3月期通期業績予想を売上高で8640億円から8692億円(前期比14.0%増)へと上方修正したが、純利益は1983億円(同9.3%増)と市場予想の2000億円強を下回ることから、失望売りが出ているようだ。

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コナミGが高値更新、利益・配当予想の増額を好感

ゲームソフトやアミューズメント機器を手掛ける $コナミグループ (9766.JP)$が急騰し、昨年来高値を更新。一時、前日比2290円高となる1万6610円を付けた。1月31日引け後、25年3月期業績(IFRS)と配当予想の上方修正を発表し、買い材料視された。

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