NF日経レバ
寄り前情報

[東京 19日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、前日の米株安を嫌気して売り優勢の展開となりそうだ。
米市場では半導体株が軟調で、きょうの東京市場でも関連銘柄に売りが出るとみられ、相場の重しとなる見通し。
一方、日銀の金融政策決定会合の結果が公表される予定で、内容を見極めたいとするムードで朝方は様子見姿勢が広がる可能性もありそうだ。
日経平均の予想レンジは3万7400円─3万7800円。
戦略
想定レンジ25,400〜25,800円。補正値700円。
利確近く、ハネることも視野に指値。
結果

寄りから前場上昇レンジ。
日銀据え置き発表からさらに上げたが、後場行ってこいで上昇分下げる。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 37,889 | 38,128 (37,800) | 37,751 (37,400) | 37,751 △93 |
NF日経レバ | 25,070 | 25,470 (25,800) | 25,005 (25,400) | 25,005 △100 |
反省
前場力強い上昇見せたが、その後戻す。
FOMC待ちか。
・持ちこし 31株 25,767円 △25,288
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比93.54円安の37751.88円、東証株価指数(TOPIX)が12.40ポイント高の2795.96で終了した。
19日の日経平均は4日ぶり反落。終値は93円安の37751円。米国株安を受けて売りが先行したものの、寄り付きは小幅安にとどまり、すぐにプラス転換。幅広い銘柄に買いが入り、一気に上げ幅を200円超に広げた。前引け間際には日銀が金融政策の現状維持を発表。発表時間には意外感があったが、織り込み済みの内容であったことから直後には買いが入り、38100円台に乗せて高値圏で前場を終えた。
一方、後場は値を消す展開。スタートは前引けをやや下回る程度であったが、38000円を割り込むと急速に上げ幅を縮めた。14時台に入ってマイナス圏に沈んだところでは踏みとどまり、以降は前日終値近辺でのもみ合いがしばらく続いた。失速感が強まる中ではプラス圏をキープできず、小幅な下落でクロージングオークションに突入。そこから一段と水準を切り下げ、安値引けとなった。
3月19日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,614.79億円、売り優勢金額は8,229.06億円となった。
トップニュース
日銀は18日から19日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.5%に据え置く。日銀は1月の決定会合で利上げし、政策金利を0.5%へと引き上げた。トランプ米政権の関税政策の影響や、世界景気の下振れリスク、国内の経済・物価動向を慎重に見極める。
同時に発表された声明文では「輸入物価上昇に伴う価格転嫁の影響は減衰」と円安の影響が薄れていると捉えられる文言があった。反面「賃金と物価の好循環が引き続き強まる」と今後の利上げの可能性も示唆する文言もあった。ドル円は149.55円付近まで上昇後、149.22円前後まで下がるなど方向感のない動き。
関連記事:【要人発言】日銀総裁「経済・物価・金融情勢に応じて適切に金融政策を運営」
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「外食」が8位となっている。
$ゼンショーホールディングス (7550.JP)$ 傘下の牛丼チェーン「すき家」は今月12日、一部商品の値上げを18日から実施すると発表した。国産米や牛肉の高値が長期化していることに対応する。牛丼の並盛は450円から480円となる。 $日本マクドナルドホールディングス (2702.JP)$ の子会社、日本マクドナルドも10日に一部メニューの価格改定を発表。12日から単品を中心に10~30円値上げするとした。 $すかいらーくホールディングス (3197.JP)$ も昨年11月に主力の「ガスト」で、グランドメニューのリニューアルとともに価格改定を行っている。大手を中心に値上げの話題が相次いでいることで、外食セクターへの注目度が増したようだ。株式市場において値上げは収益性向上につながるとして買い材料視されることが多い。
フジクラ-大幅反落 エヌビディア新製品発表も好感されず3%安 電線株にも売り
$フジクラ (5803.JP)$ が大幅反落。エヌビディアをはじめとした米国のハイテク株安が嫌気されている。
前日の米国市場では主要3指数とも3日ぶりに下落し、特にハイテク株の下落が目立った。エヌビディアのジェンスン・ファンCEOは18日に年次開発者会議「GTC」の基調講演で、AI半導体「ブラックウェル」の新型や次世代半導体「ルービン」などの計画を発表。ただ、株価は好感されず大引けでは3%安。ブロードコムなども大幅安だった。
電線株はAI向けデータセンターの需要などを受けて買われてきたが、エヌビディアの下落などを受けて同社も売られる展開となっている。電線株では $古河電気工業 (5801.JP)$ も安い。
メルカリ—大幅反落、米国赤字解消織り込んだとして米系証券が格下げ
$メルカリ (4385.JP)$ 大幅反落。ジェフリーズ証券では目標株価を2400円から2650円に引き上げているものの、投資判断は「バイ」から「ホールド」に格下げしている。株価は直近3ヶ月で約28%上昇しており、今期末までの米国事業の赤字解消は相応に織り込み済みと判断しているもよう。トップラインの成長は依然として非常に弱く、米国でブレークイーブンを達成した後の同社の展開力を見極めたいとしている。
LINEヤフー-続落 「LINE Creative Lab」で生成AIによる画像生成機能を提供開始
$LINEヤフー (4689.JP)$ が続落。同社は19日12時、同社が提供するビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」において、新たに生成AIを利用した画像生成機能の提供を開始したと発表した。
住友化学-SMBC日興が目標株価引き上げ 農薬の成長が引き続き鍵
$住友化学 (4005.JP)$ が反発。SMBC日興証券では、農薬の成長が引き続き鍵と想定。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を410円→420円に引き上げた。
JR東日本-反発 インド、高速鉄道に同社の新型新幹線「E10系」導入検討=日経
$東日本旅客鉄道 (9020.JP)$ が反発。18日付の日本経済新聞朝刊は、インド政府が同国西部で進める高速鉄道計画に、同社が開発中の次世代新幹線車両「E10系」の採用を検討していることがわかったと報じた。
JMS-一時急騰 帝人ファーマと合弁会社設立 腹膜透析関連事業を展開
$JMS (7702.JP)$ が一時急騰。同社は19日11時、 $帝人 (3401.JP)$ 傘下の帝人ファーマと、主に腹膜透析関連事業を展開する合弁会社JMS帝人ホームメディカルケアを設立すると発表した。
DWTI-急騰 「K-321」のグローバル第3相臨床試験で被験者への投与完了
$デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 (4576.JP)$ が急騰。同社は18日、同社が創製したRhoキナーゼ阻害薬「リパスジル塩酸塩水和物」を有効成分とする点眼剤「K-321」について、ライセンスアウト先の興和より、グローバル第3相臨床試験において、被験者への投与が完了した旨の連絡を受けたと発表した。
WelbyはS高、ノバルティス日本法人と高血圧治療で協業合意
$Welby (4438.JP)$ はストップ高。この日、スイス製薬大手ノバルティス<NVS>の日本法人であるノバルティスファーマとの間で、高血圧治療ガイドラインにおける降圧目標達成率向上に向けた協業に合意したと発表した。これにより、個人の健康・医療に関わる情報「パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)」を活用した血圧管理の向上と適切な高血圧治療が患者に届くことを目指す。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $太陽誘電 (6976.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は4.43%上昇の2654.5円だった。一方、値下がり率トップは $フジクラ (5803.JP)$ 、終値は5.31%下落の5869.0円だった。