NF日経レバ
寄り前情報
[東京 28日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きが想定されている。
トランプ米大統領の高関税政策への警戒感から、米株市場で主要3指数が軟調だったことが嫌気されそうだ。
配当落ち日に当たり、その分が寄り付きで差し引かれる。
一方、為替が円安に振れていることは下支えになるとみられる。
日経平均の予想レンジは3万7200円─3万7700円
戦略
想定レンジ25,200〜25,700円。補正値800円。
続落を予想。なお利確遠のく。
結果

こんなもんって感じ。後場戻したのが精一杯。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 37,357 | 37,359 (37,700) | 36,854 (37,200) | 37,120 △679 |
NF日経レバ | 24,805 | 24,830 (25,700) | 24,180 (25,200) | 24,460 △500 |
反省
日経225が、NF日経レバを下回る展開。ロイターの予想を下回る展開。
・持ち越し 31株 25,767円 △43,773
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
28日の日経平均は大幅続落。終値は679円安の37120円。米国株安と300円程度の配当落ちの影響で、寄り付きから400円を超える下落。安く始まった後もしばらく下値模索が続いた。
前日同様に自動車株や半導体株が弱く、権利落ちで水準が切り下がった多くの銘柄にも買いは入らなかった。37000円を割り込んだところで売り圧力は和らいだものの、戻りは緩慢。後場は37000円をやや下回る水準でもみ合う時間が長かった。安いところでは900円超下げて36800円台に突入したが、終盤にかけては下げ幅を縮めており、大引けが後場の高値となった。グロース250指数は小幅安スタートから早々にプラス圏に浮上し、しばらく堅調に推移した。しかし、終盤に日経平均が持ち直す中で入れ替わるように動きが悪くなり、下げに転じて安値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆4700億円。業種別では全業種が下落しており、食料品、小売、精密機器などが相対的に値を保った。一方、証券・商品先物、海運、鉄鋼などの下げが大きかった。
3月28日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,260.56億円、売り優勢金額は7,561.58億円となった。
トップニュース
日本製鉄が大幅続落、USスチール巡り投資額引き上げ観測広がる
$日本製鉄 (5401.JP)$が大幅続落している。27日の取引終了後、これまで2025年1~3月としていた $ユナイテッド・ステイツ・スチール (X.US)$の買収実行の予定時期について、同年4~6月に変更すると発表した。予定時期の変更は3回目となり、サプライズ感は乏しいものの、28日に米メディアのセマフォーが報じた内容によると、日本製鉄とUSスチールがトランプ米政権との交渉のなかで、ディールの完了に向けて日本製鉄による投資額の増額を提案しているという。投資額の増加観測が広がるなか、日本製鉄に対しては、費用負担を懸念した売りを促す要因となったとみられている。
報道によると、直近のホワイトハウス高官との会合において、日本製鉄が従来USスチールの工場刷新に向けて提案していた投資額27億ドルについて増額することを提案。関係者によると最大で70億ドルまで増額される可能性があるとしている。
関連記事:【速報】日本製鉄とUSスチール、1株55ドルを維持しレガシー事業への追加資金をる取引について積極的に協議中=Semafor記者
SPDRなど金ETFが上昇、金価格は一時3102ドル台と最高値更新◇
$SPDR[R]ゴールド・シェア受益証券 (1326.JP)$ や $NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (1328.JP)$ 、 $WisdomTree 金上場投資信託 (1672.JP)$といった金ETFが高い。27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、6月限が前日比38.6ドル高の1トロイオンス=3090.9ドルに上昇。一時、3102ドル台に乗せ最高値を更新した。トランプ政権による米自動車関税が経済に与える影響が警戒されるなか、安全資産である金に資金が流入している。
関連記事:【2025年展望】金価格の上昇が止まらない!2025年はどこまで上がる︖
「地方銀行」が2位にランクアップ、追加利上げと業界再編の2つの思惑働く<注目テーマ>
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が2位にランクインしている。
追加利上げと業界再編への2つの思惑が引き続きくすぶっていることが、注目度を強めることにつながっている。日銀が28日に発表した金融政策決定会合(18~19日開催)の「主な意見」では、「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」との考えが改めて示された。
また、総務省が28日に発表した3月の東京都区部の消費者物価指数では、生鮮食品を除く総合指数は109.1で前年同月比2.4%の上昇と市場予想(2.2%の上昇)を上回っており、日銀が物価抑制のために追加利上げに動くとの思惑を働かせることにつながっている。地方銀行はメガバンクに比べて金利ビジネスへの依存度が相対的に高く、金利上昇局面では収益への影響が大きくなることから、「地方銀行」への関心を高めている。
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GFAが大幅反発、「NYANMARU Acceleration Program」に採択
$GFA (8783.JP)$が大幅反発している。午後1時30分ごろ、ミームコインのNYANMARU Coin($NYAN)のエコシステム拡大を目的として主催された「NYANMARU Acceleration Program」において、子会社GFA Capitalが提案したプロジェクト「GFAラジオ・インフルエンサー連携企画」が正式に採択されたと発表しており、好材料視されている。
AIFCGは後場S高、EVO FUNDなど割当先に新株予約権発行し暗号資産投資へ
$AIフュージョンキャピタルグループ (254A.JP)$は後場に急騰し、ストップ高の水準となる前営業日比300円高の1540円に買われた。同社は28日午後2時15分、EVO FUNDを割当先として第2回、第3回、第4回の新株予約権を、DSG1(名古屋市中村区)を割当先として第5回の新株予約権を発行し、手取り概算で約30億4700万円を調達すると発表した。調達資金は2028年4月までの間、暗号資産への投資に用いるという。発表内容を材料視した買いが集まった。新株予約権が全て行使した場合の希薄化率は21.34%(議決権ベースで24.12%)となる。
任天堂-続落 スマートデバイス向けアプリ「Nintendo Today!」を配信開始
$任天堂 (7974.JP)$は続落。同社は27日、スマートデバイス向けアプリ「Nintendo Today!」を、iOSおよびAndroid向けに配信開始すると発表した。「Nintendo Today!」では、ユーザーの興味があるゲームシリーズを中心に、ソフトの発売日やゲームで開催されるイベント、Nintendo Directの予定など、さまざまなコンテンツを毎日直接配信するとしている。
積水ハウス-MSMUFGが目標株価引き下げ 米戸建て回復のタイミングを見通すのは難しい
$積水ハウス (1928.JP)$が5日ぶり反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、米国の戸建て住宅需要回復タイミングを見通すのは現時点で難しいとして、投資判断は「Equal-weight」を継続、目標株価を4000円→3700円に引き下げた。
ナトコが6日続伸、高純度リサイクル溶剤生産の三丸化学を子会社化へ
$ナトコ (4627.JP)$が6日続伸している。27日の取引終了後、電子機器製造工程で発生する廃液を原料とした高純度リサイクル溶剤の生産・販売を行う三丸化学(宮城県村田町)の株式の66%を6月30日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。
$QPS研究所 (5595.JP)$は3日ぶり反発。27日取引終了後、過去に獲得した大型受注の内容に変更が生じたと発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した「軌道上エッジコンピューティング技術の軌道上実証研究」について、受注金額が1億7400万円から13億7700万円に大幅に増加した。これが買い材料視されている。
アシックス-続落 メタとアプリ VR内でスニーカー販売=日経
$アシックス (7936.JP)$が続落。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が米メタなどと共同で、仮想現実(VR)スポーツアプリ「DISC」を開発したと報じた。
記事によると、同日からメタのVR端末「メタクエスト」向けにアプリの無料提供を始めるという。若者を中心にVRで屋内での運動を楽しむ層が広がるとみて、バーチャルのスニーカーやスポーツウエアの販売など新分野での需要開拓につなげるとしている。
THK-SMBC日興が目標株価を引き上げ シクリカルグロースへ転換できるか
$THK (6481.JP)$が反落。SMBC日興証券では、還元利回りが株価を下支え、シクリカルグロースへ転換できるかと指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は4700円→5100円に引き上げた。
イリソ電子-続落 国内生産能力3倍 追加関税受けリスク分散=日経
$イリソ電子工業 (6908.JP)$が続落。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社が国内の生産能力を約3倍に引き上げると報じた。記事によれば、秋田県で4月に稼働する工場に米国向け製品の生産を中国の工場から移管するようだ。トランプ米政権が中国からの輸入品に対して20%の追加関税をかけたことを受け、リスクを分散するとしている。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。
その中で、 $京王電鉄 (9008.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は2.79%上昇の4047.0円だった。一方、値下がり率トップは $サイバーエージェント (4751.JP)$、終値は5.54%下落の1185.5円だった。