2025年3月3日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 3日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、堅調な展開が想定されている。

前週末の米国株式市場が上昇したことや、為替相場がややドル高/円安に振れたことなどが好感されそうだ。

ただ、明確な買い材料は見当たらず、下げ過ぎとの印象から自律的な切り返しにとどまり、反発力を試す局面になるという。

 日経平均の予想レンジは3万7300円─3万7800円。

戦略

想定レンジ25,300〜25,800円。下振れ補正500円。

利確までは遠い。

結果

寄りストップ高から、戻し、その後一日上昇レンジ。

力強さなく、ダラダラ上がる展開。

始値高値安値終値
日経22537,61737,827
(37,800)
37,372
(37,300)
37,785
+629
NF日経レバ24,89525,135
(25,800)
24,520
(25,300)
25,110
+830

反省

ロイター予想ピタリNF日経レバとの乖離大きく開いており,補正難しい。

塩漬け静観しながら動きを注視。

  • 持ちこし31株 25,767円 △20,869円

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

●日経平均は前営業日比629円高の37785円で終了

●ビットコイン急騰!トランプ氏、「暗号資産の戦略備蓄」構想発表

●三菱重やIHIが大幅高、米ウ首脳会談決裂で地政学リスクの高まり意識し防衛関連株を物色◇

●雨風太陽-大幅高 暗号資産関連として買いか 2月27日に定款変更を発表

●丸紅と第一生命HDは堅調、国内不動産事業を統合へ◇

●注目銘柄: $メタプラネット (3350.JP)$ 、 $セレス (3696.JP)$ 、 $三菱重工業 (7011.JP)$ 、 $IHI (7013.JP)$ など

ーmoomooニュース日本株Kingsley

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比629.97円高の37785.47円、東証株価指数(TOPIX)が47.47ポイント高の2729.56で終了した。

3月に入り3日の日経平均は大幅反発。終値は629円高の37785円。2月28日の米国では、長期金利の低下やエヌビディアの大幅高を好感して、ダウ平均が600ドルを超える上昇。これを受けて400円超上昇して始まった。前場では開始直後に上げ幅を500円超に広げた後は伸び悩んだ。一方、萎んでも37300円台では改めての買いが入った。下値不安が和らいだ後場には、緩やかに水準を切り上げる流れが続いた。終盤にかけては上げ幅を600円超に拡大。37800円台に乗せる場面もあり、高値圏で終了した。

【本日の買い売り優勢状況】

3月3日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,962.64億円、売り優勢金額は7,190.5億円となった。

トップニュース

ビットコイン急騰!トランプ氏、「暗号資産の戦略備蓄」構想発表

米ドナルド・トランプ大統領は、自身の大統領令に基づき創設される「暗号資産戦略準備金」に関する具体的な方針をSNS上で発表した。

トランプ大統領は、Truth Socialでビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)を準備金の中核とし、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)も保有対象に含める方針を示し、「前政権下での不当な扱いを受けた暗号資産業界の復活を目指す」と述べた。約30分後、BTCとETHが「準備金の中核」となることを追加発表し、価値の高い暗号資産をさらに組み込む可能性にも言及した。トランプ大統領は昨年の暗号資産関連会議で本構想を示唆していたが、具体的な通貨名が公表されたのは今回が初めてである。

これを受けて、 $メタプラネット (3350.JP)$ は一時21%超上昇し、 $セレス (3696.JP)$ と大手暗号取引所である $コインベース (COIN.US)$ も一時それぞれ21%超、10%超上昇している。

関連記事:【速報】仮想通貨急伸、トランプ氏が5銘柄を戦略備蓄と表明

外為サマリー:一時150円20銭台に下落、トランプ関税に対する影響など警戒

3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=150円41銭前後と前週末午後5時時点に比べ2銭程度のドル安・円高と横ばい圏。ユーロは1ユーロ=156円64銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。

ドル円は、午前9時時点では150円80銭前後で推移していたが、その後はドル売り・円買いが優勢となり午後0時20分過ぎには150円24銭をつけた。トランプ米大統領はカナダとメキシコへの関税を4日に発動する予定であり、中国は米国による追加関税に報復措置に出る可能性も示唆するなか、世界経済への影響も警戒されている。午後に入ってからは、150円40銭前後を中心とする一進一退が続いた。今晩は米2月ISM製造業景況指数の発表が予定されており、その結果も注目されている。

【市場の声】金現物、アジア時間は上昇 年末までに3100ドル到達も

ゴールドマン・サックス・リサーチのアナリスト、リナ・トーマス氏はリポートで、金価格は予想を上回る中銀の需要に支えられ、2025年末までに1トロイオンス=3100ドルに達する見通しだと述べた。

政策の不透明感や関税への懸念から、投機筋は安全資産として金の買い持ちポジションを長期間、維持する可能性があると指摘。ただ経済・政治情勢に対する市場の自信が高まれば、こうした状況は短期間にとどまる公算が大きいとした。

注目銘柄

「ディフェンシブ」がランキング3位、 米景気への懸念浮上し防御姿勢強まる<注目テーマ>

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ディフェンシブ」がランキング3位となっている。

米国景気に対する不透明感が強まっている。先月21日に発表された米2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は49.7と節目となる50を割り込み「不況」水準に落ち込んだ。同日に発表された米2月ミシガン大学消費者態度指数や、25日の米2月消費者信頼感指数も予想を下回った。その一方、トランプ関税による物価上昇も懸念されインフレに対する警戒感も根強い。市場の一部には景気減速と物価上昇が同時に進む「スタグフレーション」を危ぶむ声も出ている。

雨風太陽-大幅高 暗号資産関連として買いか 2月27日に定款変更を発表

 $雨風太陽 (5616.JP)$ が大幅高。暗号資産関連として買われているもよう。

同社は2月27日に定款を一部変更すると発表。新たに事業目的に新たに複数の事業を追加しており、そのなかには仮想通貨の保有および運用などが記載されていた。その後はトランプ米大統領が3月2日に、自身のSNSで米政府が戦略備蓄を検討する暗号資産にビットコインやイーサリアムなどを検討していると表明。これを受けて3日の東京市場では関連銘柄の株価が急騰している。

三菱重やIHIが大幅高、米ウ首脳会談決裂で地政学リスクの高まり意識し防衛関連株を物色◇

 $三菱重工業 (7011.JP)$ や $IHI (7013.JP)$ が大幅高。 $川崎重工業 (7012.JP)$ や $日本製鋼所 (5631.JP)$ 、 $豊和工業 (6203.JP)$ など防衛関連株が堅調に推移している。トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が前週末2月28日に行った首脳会談は、メディアの前で激しい口論が繰り広げられて、最終的に決裂した。米国側はウクライナを突き放す一方、欧州側はウクライナへの協力姿勢を鮮明にし、国防費の増額に動き出した。トランプ流の外交交渉で世界的に和平が進むとの期待が後退し、地政学リスクの高まりが現実として意識されるなか、株式市場では防衛関連株への物色意欲が高まったようだ。

第一三共は切り返し急、乳がん向け「エンハーツ」の欧州での承認勧告を好感

 $第一三共 (4568.JP)$ は切り返し急。3日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会から、「エンハーツ」について、乳がん患者への治療薬として承認を推奨する肯定的な見解が示されたと発表。これを材料視した買いが株価を押し上げたようだ。今回の同委員会の承認勧告を受け、今後、欧州連合(EU)委員会で医薬品の製造販売を承認する欧州委員会(EC)において審議され、承認可否は数カ月以内に決定される見込みという。第一三共はアストラゼネカ<AZN>とともにエンハーツの共同開発を進めてきた。

武田薬品工業-続伸 デング熱ワクチンを日本で 出張者向け販売へ=日経

 $武田薬品工業 (4502.JP)$ が続伸。2日付の日本経済新聞朝刊は、同社が、蚊が媒介するデング熱のワクチンを日本で販売する方針だと報じた。

丸紅と第一生命HDは堅調、国内不動産事業を統合へ◇

 $丸紅 (8002.JP)$ は堅調。前週末2月28日取引終了後、第一生命ホールディングス<8750.T>と国内不動産事業を統合すると発表した。統合時期は7月1日の予定。丸紅の連結子会社である丸紅都市開発に丸紅、第一生命HD双方の不動産事業を集約し、丸紅都市開発を両社が折半出資する中間持ち株会社にするという。これが材料視されているようだ。第一生命HDも堅調に推移している。

三菱化工機-大幅反発 1株を3株に分割 基準日は3月31日

 $三菱化工機 (6331.JP)$ が大幅反発。同社は2月28日、株式分割を行うと発表した。3月31日を基準日として、1株につき3株の割合を持って分割する。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は全般的に上昇し、市場センチメントは改善している。その中で、 $IHI (7013.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は7.75%上昇の9408.0円だった。一方、値下がり率トップは $ディー・エヌ・エー (2432.JP)$ 、終値は7.85%下落の3672.0円だった。

値上がり率トップ5: $IHI (7013.JP)$ 、 $リクルートホールディングス (6098.JP)$ 、 $三菱重工業 (7011.JP)$ 、 $第一三共 (4568.JP)$ 、 $東京電力ホールディングス (9501.JP)$ 

値下がり率トップ5: $ディー・エヌ・エー (2432.JP)$ 、 $住友ファーマ (4506.JP)$ 、 $ソシオネクスト (6526.JP)$ 、 $太陽誘電 (6976.JP)$ 、 $SUMCO (3436.JP)$ 

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