2025年5月16日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 16日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱含みの展開が予想されている。

前日の米国株式市場では、4月の小売売上高の伸びが減速したことから米金利が低下し、為替はドル安/円高に振れた。

為替の円高が日本株市場では重しとなりやすく、輸出株を中心に売りが出そうだ。

一方、週末を控えてポジション調整が出やすいとの声も聞かれた。

    日経平均の予想レンジは3万7500円─3万7900円。

    きょうの東京株式市場で日経平均は、小幅高で終えた先物にさや寄せする形でプラス圏でスタートした後は、やや売りが優勢の展開となりそうだ。

前日に公表された4月の米小売売上高(季節調整済み)は前月0.1%増加した。

米関税措置発表前にみられた自動車購入前倒しの動きによる効果が薄れ、伸びは前月から減速した[nL6N3RN0S5]。

    これを受けて米金利が低下し、足元のドルは145円台半ばへ下落しており、「東京市場では自動車やハイテク株など輸出関連株の売りにつながりそうだ」(みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト・三浦豊氏)との声が聞かれた。

    週末を控えたポジション調整も出やすく、日経平均は3万7500円近辺まで値下がりする可能性があるという。

三浦氏は「テクニカル面でも短期的な過熱感が示されているので、目先は日柄調整が続きやすい」と話した。

    一方、国内金利の上昇を背景に金融株には買いが入りやすいとみられている。

    主なスケジュールでは、国内では1−3月期実質国内総生産(GDP)速報値が公表予定となっているほか、フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が決算を発表する予定。

海外では、米国で4月住宅着工件数、5月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)などが発表予定となっている。

    前日の米国株市場では、主要3指数はまちまちだった。ナスダック総合は小幅安、S&P総合500種、ダウ工業株30種は小幅に上昇した。

通期の業績予想を上方修正したシスコシステムズ<CSCO.O>が上昇した一方、米司法省による刑事捜査が報じられた医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ<UNH.N>は大幅安となった。

戦略

想定レンジ補正値込み24,900〜24,500円。

結果

方向性のない狭いレンジ相場。

始値高値安値終値
日経22537,74837,786
(37,900)
37,479
(37,500)
37,753
△179
NF日経レバ24,63024,680
(24,900)
24,270
(24,500)
24,610
△70

反省

13,100〜13,200円のズレに拡大。

NF日経レバの相場のみの判断はやはり危険。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

16日の日経平均は小幅に3日続落。終値は1円安の37753円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは1桁の下落。大型グロース株が弱く、序盤は下を試しにいった。下げ幅を200円超に広げて37500円を割り込んだところで売りが一巡。10時以降は緩やかに値を戻し、前場は2桁の下落で終えた。下値不安が和らいだことで、後場にはプラス圏に浮上する場面もあった。ただ、戻し切った後にさらに上を追う動きにはならなかった。終盤にかけては前日終値近辺でのもみ合いが続き、ほぼ横ばいながら下落で終えた。TOPIX、グロース250指数は上昇した。

東証プライムの売買代金は概算で4兆4700億円。業種別では繊維、海運、金属製品などが上昇した一方、サービス、鉱業、電気機器などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

5月16日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,340.63億円、売り優勢金額は7,827.69億円となった。

トップニュース

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【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $J.フロント リテイリング (3086.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は18.13%上昇の2173.5円だった。

一方、値下がり率トップは $SCREENホールディングス (7735.JP)$、終値は4.29%下落の10595.0円だった。

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