NF日経レバ
寄り前情報

[東京 27日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、小動きが予想されている。
前日は米国株式市場が休場で手掛かりが少ないため、日経平均は小幅なレンジでもみ合う展開となる見通し。
一方、日銀の植田和男総裁の発言機会が日中にあり、注目が寄せられている。
為替相場ではドルが142円台半ばで推移しているが、不安定な値動きが続いており、円高方向に振れた場合は日本株の重しとなりそうだ。
日経平均の予想レンジは3万7300円─3万7700円。
戦略
想定レンジ補正値込み24,500〜24,100円。
結果

日銀発表から一気に好転。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 37,523 | 37,769 (37,700) | 37,411 (37,300) | 37,724 +192 |
NF日経レバ | 24,340 | 24,630 (24,500) | 24,165 (24,100) | 24,625 +295 |
反省n
ロイターの予測お見事。13,100〜13,300円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比192.58円高の37724.11円、東証株価指数(TOPIX)が17.58ポイント高の2769.49で終了した。
米国が休場で材料難の中、寄り付きは小幅な下落。弱めに始まったことで前日大幅高の反動が警戒され、前場はマイナス圏でもみ合う時間が長かった。ただ、下げ幅を3桁に広げると持ち直しており、下値は堅かった。後場に入ってもしばらくは軟調に推移したが、14時過ぎにプラス転換すると、一転して上げ幅を3桁に拡大。
財務省の国債発行計画見直し観測が超長期金利の低下を促し、ドル円が円安に振れたことが支援材料となった。終盤にかけても買いの勢いは緩まず、高値圏で取引を終了。
業種別では33業種中25業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、非鉄金属、保険業、機械が続いた。値下がり上位には建設業、鉄鋼、陸運業が並んだ。
5月27日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,650.79億円、売り優勢金額は6,158.05億円となった。
トップニュース
一部通信社が関係者の話として伝えたところによると、財務省は2025年度の国債発行計画見直しを検討しているという。
日本の40年物国債利回りは大幅低下。前営業日比0.17%低い3.387%で推移している。
関連記事:日本長期国債利回り 40年3.359%へ
植田日銀総裁発言「ややタカ派」で円全面高 ドル円一時142.12円まで下落
植田日銀総裁の発言はいつも通りの内容だったが、今月1日の会合でインフレ目標の達成時期を1年先送りするなど想定以上にハト派だったため、今回の講演はややサプライズだったようだ。市場は発言内容をややタカ派と捉え年内の利上げ観測が再浮上している。
植田総裁は日銀主催の国際コンファレンスで、予想通り見通しが改善すれば利上げを継続する意向を明確に示したほか、足下の物価上昇率はユーロ圏や米国より高くなっていると述べた。円全面高でドル円は一時142.12円まで下落した。
三井不動産-3日続伸 財務省が国債発行計画見直し検討と伝わる 10年債利回りも低下
$三井不動産 (8801.JP)$が3日続伸。国内の10年債利回り低下が材料視されている。
一部報道で、財務省が国債発行計画見直しを検討していると伝えられ、きょうの取引で10年債利回りは足元1.46%(前日比-0.045%)程度で推移。金利低下による借り入れ負担の減少が期待され、不動産株の一角が買われている。
関連銘柄: $住友不動産 (8830.JP)$、 $霞ヶ関キャピタル (3498.JP)$など。
$イオン (8267.JP)$は27日、政府が管理する備蓄米の「随意契約」による売渡しに申し込みを行ったと発表した。
同社では今後、政府と契約内容の詳細を調整し、6月初旬に全国のイオン店舗での順次販売を予定。今回に関しては、グループ一括調達によるコスト削減を図りながら、要請の高い米不足対策に対応するとしている。
リミックス-下げ幅縮小 ビットコイン5億円購入 暗号資産の評価益は22億円
$リミックスポイント (3825.JP)$が下げ幅縮小。同社は27日14時、暗号資産ビットコインを5億円購入したと発表した。
ビットコインの総保有枚数は680.7260793枚。保有する暗号資産の保有状況については、簿価96億4312万6868円に対し、26日終値時点で時価評価額118億4406万1991円。評価益は22億0093万5123円となっている。
三菱UFJ-もみ合い 全く新しいコンセプトのデジタルバンク設立へ 2026年度後半の開業めざす
$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$がもみ合い。同社は27日に、2026年度後半の開業をめざし、全く新しいコンセプトのデジタルバンクを立ち上げると発表した。
また、デジタルバンクの中核機能の1つとして、ウェルスナビと共同開発を進めている総合アドバイザリー・プラットフォーム・MAP(MoneyAdvisory Platform)の実装を予定するとした。
大成建、軽油に代わる新しい環境配慮型燃料「RD40」使用開始
$大成建設 (1801.JP)$は27日、 $伊藤忠エネクス (8133.JP)$と、建物ライフサイクルにおける二酸化炭素排出量の40%以上削減を目指し「(仮称)本町四丁目プロジェクト」(大阪府大阪市、事業主は同社と学校法人相愛学園)の建設現場で、軽油に代わる新しい環境配慮型燃料「RD40」の使用を開始したと発表した。
富士通-もみ合い CVCファンド2号を運用開始へ 150億円規模
$富士通 (6702.JP)$がもみ合い。同社は26日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「富士通ベンチャーズファンド2号」の運用を7月1日より開始すると発表した。ファンド規模は150億円。1号ファンドと同様に、国内外の有望なスタートアップへの投資を進めるとしている。
任天堂-3日続伸 スイッチ2不正出品防止でメルカリなど3社と協力
$任天堂 (7974.JP)$が3日続伸。同社は27日、6月5日に発売する「Nintendo Switch 2」を含む関連商品の不正な出品行為を防止する取り組みにおいて、 $メルカリ (4385.JP)$、 $LINEヤフー (4689.JP)$、 $楽天グループ (4755.JP)$の3社と協力することに合意したと発表した。
関連の商品について、サービス事業者各社の利用規約に違反する不正な出品行為に対し、サービス事業者による能動的な出品削除の対応を行う。情報共有を含む連携体制の構築などの対策も進めるとしている。
リゾートトラスト-続伸 三菱商事との医療ツーリズム事業の合弁が本格始動
$リゾートトラスト (4681.JP)$が続伸。同社は27日12時、同社グループ会社のアドバンスト・メディカル・ケアと、 $三菱商事 (8058.JP)$が 2025年1月23日に共同で設立した合弁会社であるノアージュインターナショナルが、真の健康長寿社会の実現をめざし、世界に向けた先進医療サービスの提供を本格的に開始したと発表した。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $川崎重工業 (7012.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.61%上昇の9949.0円だった。
一方、値下がり率トップは $楽天グループ (4755.JP)$、終値は2.27%下落の795.1円だった。