NF日経レバ
寄り前情報

[東京 28日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、堅調な展開が想定されている。
米国株高やドル高/円安を手掛かりに、前日後場の好地合いを引き継ぎ、上値をトライする動きになりそうだ。
ただ、3万8000円を超えると戻り売りが厚くなるとみられるため、強い基調は維持しながらも、後半は伸び悩むとみられる。
日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8400円。
休場明けの米国株式市場が大幅上昇となったことで、その分を材料として織り込む展開になるとみられる。
ただ、米国でエヌビディアの決算を控えているほか、日米交渉を見極めたいとのムードもあり、一通り買った後は伸び悩むという。
テクニカル面でも3万8000円台に入ると、価格帯別の累積出来高から戻り売りが厚くなり、警戒される。
それでも、好地合いに抗して売るのは難しく、堅調な地合いを維持しそうだ。
戦略
想定レンジ補正値込み24,800〜25,400円。
結果

反落。1日を通しての下落レンジ。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,094 | 38,178 (38,400) | 37,709 (37,900) | 37,722 △171 |
NF日経レバ | 25,125 | 25,170 (25,400) | 24,555 (24,800) | 24,590 △35 |
反省
ロイター予測200円高く、エントリーしにくい展開。
損切りの重要さを実感。
13,000〜13,100円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比1.71円安の37722.40円、東証株価指数(TOPIX)が0.02ポイント高の2769.51で終了した。休場明けの米国株が大幅高となったことや円安進行を手がかりに、寄り付きは300円を超える上昇。節目の38000円を上回った。しかし、400円超上昇して38100円台に乗せたところで早々に失速。
前引けの時点で38000円を下回った。後場に入っても値を消す流れが続き、15時近辺ではマイナス転換。すぐにプラス圏に浮上して小幅高でクロージングオークションに入ったものの、大引けではプラスを維持できなかった。
業種別では33業種中17業種が値上がり。1位は保険業で、以下、石油・石炭、水産・農林業、空運業が続いた。値下がり上位にはサービス業、鉄鋼、精密機器が並んだ。
5月28日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,438.05億円、売り優勢金額は7,874.83億円となった。
トップニュース
注目された40年債入札は応札倍率が2.21倍 前回が2.92倍で、ややさえない結果 ドル円が30銭ほど円高 利回りは3.135% 予想は3.085%となっており、やや高い(債券価格が安い)結果となっている。
ソニーG-4日続伸 ソニー銀行、web3関連事業の子会社設立へ
$ソニーグループ (6758.JP)$が4日続伸。同社傘下のソニー銀行は28日、web3関連事業を営む100%出資子会社を設立すると発表した。
ブロックチェーン技術を活用したデジタル資産は多様なサービスやビジネスモデルに組み込まれており、デジタル資産と親和性の高いweb3市場の拡大が期待される。こうした状況下、ソニー銀行はweb3時代における新たな感動体験と利用者や事業者にとっての収益機会を提供することを目的に、子会社を設立する。新会社は6月ごろに設立し、同年秋ごろの事業開始を予定している。
$旭化成 (3407.JP)$が4日続伸している。同社は27日の取引終了後、メタクリル酸メチル(MMA)モノマーや、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、アクリル樹脂、SBラテックスの事業から撤退すると発表した。また、アセトニトリルの供給体制の再構築に伴い、川崎精製工場の閉鎖を決定した。選択と集中による収益力の向上を期待した買いが株価をサポートしたようだ。
三菱重、IHIなど重工大手が新値街道、防衛と原発の2大テーマで物色人気続く
$三菱重工業 (7011.JP)$がプライム市場で断トツの売買代金をこなして続伸し、連日の上場来高値更新と上値指向を継続、売買代金2位の $川崎重工業 (7012.JP)$一時フシ目の1万円大台に乗せるとともに、3月18日につけた高値1万35円を上抜き、バブル期の1990年以来の高値を更新した。また、 $IHI (7013.JP)$は売買代金こそ両社の後塵を拝するが、株価的なパフォーマンスは一番目立っており、きょうまで6連騰でこの間に約2000円、率にして15%以上の上昇を示し新値街道を快走している。防衛関連株人気が世界的に再燃しており、東京市場でも海外マネーが関連主力銘柄を中心に流れ込んでいる。
三菱地所-みずほが目標株価引き上げ 海外での売却益増加などに期待
$三菱地所 (8802.JP)$が5日ぶり反落。みずほ証券では、海外での売却益増加などに期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を2800円→2900円と引き上げた。みずほでは業績予想を見直し、目標株価を引き上げた。
三菱電機-5日ぶり大幅反落 「IR Day 2025」を実施 8000億円規模の事業見極めを実施
$三菱電機 (6503.JP)$が5日ぶり大幅反落。同社は28日8時30分、同日開催の「IR Day 2025」の説明会資料を公表した。
経営戦略については、さらなる事業発展と社会・環境貢献に向け、リスクを恐れず新たな発想で価値を創出するイノベーティブカンパニーへ変革をめざすとしている。こうした戦略のもと、事業見極めを引き続き推進し、24年度までに決定している5000億円規模の終息に加え、25年度についても8000億円規模の終息/継続を判断するとしている。
日清食品HD-みずほが目標株価を引き上げ 26/3期下期米国回復局面入りに注目
$日清食品ホールディングス (2897.JP)$が小幅高。みずほ証券は、26/3期下期米国回復局面入りに注目。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は4400円→4700円に引き上げた。みずほでは、25/3期4Q決算後の個別取材およびトップミーティングを踏まえ、業績予想を見直した。
QPS研究所が急騰、リスク選好地合いで宇宙関連での成長期待のマネー流入
$QPS研究所 (5595.JP)$が急騰。2000円の大台に乗せて年初来高値を更新した。
トランプ米政権の政策の不確実性を背景に委縮した投資家心理は、米政権の対中、対EU(欧州連合)の強硬姿勢の後退を受けて回復に向かいつつあり、27日の米国市場でナスダック総合株価指数の上昇率は2.5%に迫った。宇宙関連企業として成長期待の根強いQPS研究所の株価には追い風が吹いた状況にある。
こうしたなかで国内大手証券が27日付で投資判断を最上位に引き上げ、目標株価も増額修正しており、投資家の関心を更に高める方向に作用したようだ。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ソシオネクスト (6526.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.70%上昇の2161.0円だった。
一方、値下がり率トップは $三菱電機 (6503.JP)$、終値は5.35%下落の2901.0円だった。