NF日経レバ
寄り前情報

[東京 7日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もち合いが想定されている。
連休中の米国株は軟調だったものの、米中高官が会談すると伝わり関税について両国の対立が緩和されるとの期待感が生じたことで、買い優勢となりそうだ。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えることから上値を積極的に追うことは難しく、中盤からは伸び悩むとみられている。
日経平均の予想レンジは3万6800円─3万7300円。
戦略
想定レンジ補正値込み23,300〜23,800円。
結果

FOMC前に大きな動きなく狭いレンジの動き。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 36,903 | 36,942 (37,300) | 36,731 (36,800) | 36,779 △51 |
NF日経レバ | 23,625 | 23,685 (23,800) | 23,345 (23,300) | 23,415 △35 |
反省
13,300円〜13,400円のズレ。レバレッジきかず狭いレンジ相場。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
連休明け7日の日経平均は8日ぶり反落。終値は51円安の36779円。小高く始まった後は、プラス圏とマイナス圏を行き来して方向感が定まらなかった。東京市場が休場の間、ダウ平均は2日に大幅高となった後、5日と6日は下落しており、均してみれば水準は大きく変化しなかった。朝方に米中交渉進展期待を高めるニュースが出てきたことは支援材料となった一方、先週末との比較でドル円が円高に振れたことは上値を抑える要素となった。
開始直後に上げ幅を3桁に広げるも失速して下げに転じており、前場はマイナス圏で推移する時間が長かった。一方、2桁の下落までで踏みとどまり、深押しはしなかったことから、後場はプラス圏で推移する時間が長かった。終盤は前営業日の終値近辺でもみ合ったが、クロージングオークションで水準を切り下げ、小幅な下落で取引を終えた。TOPIXはプラスを確保して9日続伸している。
東証プライムの売買代金は概算で4兆9100億円。業種別では空運、卸売、保険などが上昇した一方、医薬品、輸送用機器、化学などが下落した。
5月7日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,133.59億円、売り優勢金額は7,252.31億円となった。
トップニュース
メタプラネット-大幅に5日続伸 BTC上昇を好感 米ニューハンプシャー州で仮想通貨備蓄法案成立
$メタプラネット (3350.JP)$ が大幅に5日続伸。ビットコイン(BTC)価格の上昇が材料視されている。
米国のニューハンプシャー州で仮想通貨備蓄法案が成立したことを受け、7日の取引においてビットコイン価格が上昇。6日には一時9万3000ドル台を付けていたが、足元では9万7000ドル台を回復している。同社はビットコイン投資に注力していることから、投資利益の拡大に期待した買いが入っている。
映画関連株が安い、トランプ大統領が外国映画に100%関税と表明◇
映画関連株が安い。トランプ米大統領が4日、外国で制作された映画に100%の関税を課す方針を表明した。映画業界の混乱を招くとの懸念から、日本の連休中に米国株市場では $ネットフリックス (NFLX.US)$ などが下落する場面があった。連休明けの東京市場でも関連銘柄を売る動きが広がり、 $東宝 (9602.JP)$ や $東映 (9605.JP)$ が軟調なほか、 $ソニーグループ (6758.JP)$ が下落。 $東映アニメーション (4816.JP)$も大幅安に売られている。
鳥居薬品-売買停止 塩野義製薬が同社買収へ 1500億円規模=日経
$鳥居薬品 (4551.JP)$ が売買停止。日本経済新聞電子版は7日14時21分、 $塩野義製薬 (4507.JP)$ が $日本たばこ産業 (2914.JP)$ 傘下である同社を買収する方針を固めたことがわかったと報じた。
記事によれば、JTや一般株主からTOB(株式公開買い付け)などを通じ全株を取得するもよう。JTは医薬事業から撤退し本業に集中するようだ。買収総額は1500億円規模としている。
第一三共-大幅安 トランプ米大統領が医薬品関税「2週間内に発表」 と表明
$第一三共 (4568.JP)$ が大幅安。トランプ米大統領が5日(米国時間)、ホワイトハウスで記者団に対し、輸入医薬品への追加関税について「今後2週間以内に発表する」と表明したことが材料。
DMG森精機-後場急落 1Q営業益86%減 売上収益は14%減
$DMG森精機 (6141.JP)$ が後場急落。同社は7日14時10分、25.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は18.2億円(前年同期比85.5%減)だったと発表した。売上収益は1140億円(同14.2%減)となった。営業利益の市場コンセンサスは70.0億円。
カウリス—ストップ高、証券口座の不正アクセス対策銘柄として物色
$カウリス (153A.JP)$ がストップ高。複数メディアが証券口座の乗っ取りなど不正アクセスによる被害が発生していると報じ、情報セキュリティー対策関連銘柄の一角として物色されている。日証協も証券会社10社と協議を実施しており、一定の被害補償を行う方針とすることを申し合わせた。カウリスは金融庁が定めるガイドラインに則してモニタリングし、口座の不正利用を阻止する不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を展開している。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $丸紅 (8002.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は6.39%上昇の2698.0円だった。
一方、値下がり率トップは $エーザイ (4523.JP)$ 、終値は4.80%下落の4066.0円だった。