2025年5月8日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 8日 ロイター]

–    きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含みの相場が想定されている。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利据え置きを受け、米株が堅調だったことが好感されそう

だ。

きょうは、取引時間中にトヨタ自動車<7203.T>の決算発表が予想されており、後半はこの内容を注目しつつの動きになる可能性もある。

    日経平均の予想レンジは3万6700円─3万7200円。

  FOMCはサプライズがなくイベント通過の安心感があるほか、米国株式市場がしっかりとなったことで、相場全般は買い優勢から日経平均は3万7000円をトライする動きになるとみられる。

ただ、相互関税の米国と各国との妥協点は現時点でははっきりしていないため、上値を積極的に追う展開にはならないという。

   きょうは、後場にトヨタ自動車の決算発表が予定されている。

これについて市場では「想定為替レートと、これまでも実施してきた自社株買いの規模に関心が集まる。相場全体にどれだけ影響を及ぼすかはわからない」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)

戦略

想定レンジ補正値込み23,800円〜23,400円。

結果

まずまず想定通りの展開。

始値高値安値終値
日経22536,86336,977
(37,200)
36,606
(36,700)
36,928
+148
NF日経レバ23,59023,780
(23,800)
23,275
(23,400)
23,755
+340

反省

37,000円を天井に超えることなく終了。

13,200〜13,300円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

8日の日経平均は反発。終値は148円高の36928円。FOMCでは大方の予想通り政策金利が据え置かれ、波乱のない結果を受けて7日の米国株は上昇した。為替市場で円安(ドル高)が進んだことも支援材料となり、これらを好感して買いが先行した。

前場はプラス圏とマイナス圏を行き来する不安定な動きとなった。開始直後に上げ幅を3桁に広げるも、節目の37000円に接近したところで急失速。一方、マイナス圏に沈んで下げ幅を3桁に広げたところでは鋭角的に切り返した。2桁の上昇で前場を終えると、後場は前引けから水準を切り上げて始まり、プラス圏が定着。ただ、前場同様に37000円近辺では上値が重くなり、次第に36900円近辺で動意が乏しくなった。37000円は超えられなかったものの、高値圏で取引を終了。後場に入って値上がりに転じる銘柄が増えており、TOPIXもプラスで終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆4800億円。業種別では海運、サービス、非鉄金属などが上昇した一方、その他製品、保険、鉄鋼などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

5月8日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,148.27億円、売り優勢金額は7,962.44億円となった。

トップニュース

更新 -【トヨタ決算速報】2025年3月期連結決算 売上高は前年同期比6.5%増の48兆367億円 営業利益は前年同期比10.4%減の4兆7955億円

 $トヨタ自動車 (7203.JP)$ が5月8日後場(13時55分)に2025年3月期の連結決算を発表した。

売上高前年同期比6.5%増48兆367億円

営業利益前年同期比10.4%減4兆7955億円

純利益前年同期比3.6%減4兆7650億円

1株当たり純利益359.56円

【任天堂決算速報】売上高は前期比30.3%減の1.16兆円、純利益は前期比43.2%減の2788.06億円

 $任天堂 (7974.JP)$ が8日引け後、2025年3月期 決算短信〔日本基準〕連結決算を発表。

売上高前期比30.3%減1.16兆円

営業利益前期比46.6%減2825.53億円

経常利益前期比45.3%減3723.16億円

●親会社株主に帰属する四半期純利益前期比43.2%減2788.06億円

1株当たり四半期純利益(EPS)239.47円

NTTデータ—ストップ高買い気配、NTTが完全子会社化へと報じられる

 $NTTデータグループ (9613.JP)$ がストップ高買い気配。NTTが同社を完全子会社化すると報じられている。NTTは現在で約58%の株式を保有し、残り約42%の株式をTOBで買い取るようだ。TOB価格は足元の株価に3-4割のプレミアムが加えられるもようとされ、TOB実施を織り込んで買い進まれる展開になっている。なお、同社では報道について、本日開催の取締役会に付議する予定となっており、決定した場合には速やかに公表するとしている。

関連記事:NTT、新社名で脱“携帯事業依存”へ?!データセンターは好調持続、15期連続増配を示すか【決算プレビュー】

ディスコ、アドテストなど半導体製造装置関連が高い、米国のAI半導体の輸出規制撤回報道を材料視◇

 $ディスコ (6146.JP)$ が断トツの売買代金をこなし大幅高に買われているほか、 $アドバンテスト (6857.JP)$ も5連騰と戻り足を強めている。

前日の米国株市場では $エヌビディア (NVDA.US)$ が3%高に買われたほか、半導体セクターに買いが優勢となりフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶりに反発した。トランプ米政権がバイデン前政権時代に策定されたAI半導体の輸出規制を撤回する方針にあると報じられ、これが材料視されているもよう。

富士フイルム-後場急伸 今期営業益0.3%増見込む 前期は計画上回る

 $富士フイルムホールディングス (4901.JP)$ が後場急伸。同社は8日14時、26.3期通期の連結営業利益予想(米国基準)を3310億円(前期比0.3%増)に、年間配当予想を70円(前期は65円)にすると発表した。市場コンセンサスは3525億円。

日本郵船-後場買い気配 今期最終益48%減見込むも自社株買いを好感

 $日本郵船 (9101.JP)$ が後場買い気配。同社は8日12時、26.3期通期の連結純利益予想を2500億円(前期比47.7%減)に、年間配当予想を235円(前期は325円)にすると発表した。市場コンセンサスは2499億円。

千代田化工建設-後場急落 今期最終益44%減見込む 前期は黒字転換

 $千代田化工建設 (6366.JP)$ が後場急落。同社は8日12時、26.3期通期の連結純利益予想を150億円(前期比44.4%減)に、年間配当予想を未定(前期は無配)にすると発表した。

大同特殊鋼-売り気配 上期営業益は31.5%減見込む 前期は6.7%減

 $大同特殊鋼 (5471.JP)$ が売り気配。同社は5月8日11時40分に、26.3期上期(4-9月)の連結営業利益(IFRS)予想は125.0億円(前年同期比31.5%減)にすると発表した。通期の業績予想および年間配当予想は未定とした。

神鋼商事-後場急伸 今期営業益10%減見込むも増配計画を好感

 $神鋼商事 (8075.JP)$ が後場急伸。同社は8日12時45分、26.3期通期の連結営業利益予想を119億円(前期比10.0%減)に、年間配当予想を106円にすると発表した。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $NTTデータグループ (9613.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は16.73%上昇の3492.0円だった。

一方、値下がり率トップは $バンダイナムコホールディングス (7832.JP)$ 、終値は8.19%下落の4617.0円だった。

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