NF日経レバ
寄り前情報
[東京 13日 ロイター]
-きょうの東京株式市場で日経平均株価は、もみ合いが想定されている。
手掛かり材料難となる中で米国株高は好感される一方、為替相場がやや円高に振れていることが圧迫要因となるなど決め手に欠き、週末要因も加わり模様眺めになりそうだ。
朝方のメジャーSQ(特別清算指数)算出後の動きは方向感を欠くとみられる。
日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8500円。
戦略
想定レンジ補正値込み24,900〜25,500円。
結果

寄りからの暴落。その後、引けにかけ半値戻し。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 38,130 | 38,141 (38,500) | 37,540 (37,900) | 37,834 △338 |
NF日経レバ | 24,980 | 25,000 (25,500) | 24,270 (24,900) | 24,640 △445 |
反省
中東危機からリスクオフ、大いに外す。
13,100〜13,200円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比338.84円安の37834.25円、東証株価指数(TOPIX)が26.50ポイント安の2756.47で終了した。
米国株高を受けても小安く始まり、すぐに下げ幅を3桁に拡大。イスラエル軍によるイラン攻撃が伝わったことでリスク回避ムードが強まり、序盤は下を試す流れが続いた。一方、37500円台に入って600円超下げたところで売りが一巡すると、10時台半ば辺りからは値を戻す展開。後場は緩やかに下げ幅を縮める動きが続き、大引けが後場の高値となった。
業種別では33業種中7業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、石油・石炭、電気・ガス、海運業が続いた。値下がり上位には空運業、繊維製品、サービス業が並んだ。
6月13日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,009.47億円、売り優勢金額は9,712.84億円となった。
トップニュース
ドル全面高、安全資産としての地位復活 イランはイスラエル報復を誓う ドル円150円予想も
イスラエルがイランの核施設や軍事施設を攻撃し、軍や原子力関係者の一部を殺害した。イランはイスラエルへの報復を誓ったほか、米国に責任があるとして米国も代償払うことになると表明。
中東情勢悪化を受けリスク回避の動きが広がっている。報道によると「イスラエルがイラン攻撃」のヘッドラインにアルゴが円とスイスフラン買いで反応、通貨の動きが早くトレーダーは飛びつくことができなかったという。円買いが落ち着くと次第にドル全面高に。
三菱重工業-丸三が目標株価引き上げ 防衛関連・GTCCの受注が好調
$三菱重工業 (7011.JP)$が続伸。丸三証券では、防衛関連・ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント(GTCC)の受注好調を考慮。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を2850円→4000円に引き上げた。
雨風太陽は25%大幅高、政府が地方創生の基本構想取りまとめで
$雨風太陽 (5616.JP)$は大幅高で6日続伸。政府が地方創生の基本構想を取りまとめたことを、この日複数のメディアが報じた。住民ではないが地域と継続的に関わりを持つ人を指す「関係人口」を今後10年間で1000万人とする目標などを盛り込んだという。雨風太陽は個人向けに産直アプリやふるさと納税サービスを展開するが、自治体向けに関係人口の創出などを支援するサービスも手掛けており、報道を受けて今後の業容拡大を期待した思惑買いを誘っているようだ。
郵船など海運大手が逆行高、地政学的リスクでコンテナ船運賃上昇の思惑
$日本郵船 (9101.JP)$、 $商船三井 (9104.JP)$、 $川崎汽船 (9107.JP)$など海運大手が逆行高している。イスラエル軍がイランの核関連施設などを攻撃し、両国の軍事衝突の拡大が懸念されることを受けて、迂回航路を使うことによるコンテナ船の運賃上昇の思惑から買いが入っているようだ。
$ELEMENTS (5246.JP)$は大幅高。同社はこの日、グループ会社のLiquidが手掛けるオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」について、PayPay証券(東京都新宿区)へサービスを提供すると発表した。これにより、同証券の口座開設申し込み手続きの際に必要だった申し込み内容の入力作業や画像撮影といった負担が軽減され、本人確認書類のICチップと顔認証の活用で不正な口座開設を防止するという。これが材料視されている。
フルッタフルッタ-後場上げ幅拡大 星乃珈琲店でアサイー使用したスイーツを期間限定販売
$フルッタフルッタ (2586.JP)$が後場上げ幅拡大。同社は13日12時、同社の濃厚なアサイーを使用したスイーツを、 $ドトール・日レスホールディングス (3087.JP)$傘下の日本レストランシステムが運営する星乃珈琲店で6月16日から期間限定で販売が開始されると発表した。
技研HD-急騰 イスラエル軍によるイラン核関連施設攻撃を材料視
$技研ホールディングス (1443.JP)$が急騰。イスラエル軍が13日に、イラン核関連施設などを攻撃したと伝わった材料視されている。また、一部報道では国際原子力機関(IAEA)が放射能レベルについてイラン当局と連絡を取っていると伝えられた。これらを受け、放射線防護設備を手掛ける同社に買いが入っている。
SBIが朝安後プラス転換、「SBI新生銀行が7月にも上場申請で調整」と報じられる
$SBIホールディングス (8473.JP)$が朝安後にプラス圏に浮上した。ロイター通信が13日、SBI傘下のSBI新生銀行が7月にも東京証券取引所に上場申請をする方向で調整していることが分かった、と報じた。上場時の時価総額は1兆5000億円程度を目指すとしている。報道に反応した買いが入った。記事によると、IPOのジョイント・グローバル・コーディネーターとして、 $野村ホールディングス (8604.JP)$傘下の野村証券やゴールドマン・サックス証券などを選定。SBI証券など複数の証券会社が参画する見通しで、今年最大のIPOになる可能性があるとしている。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ネクソン (3659.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は8.37%上昇の2850.0円だった。
一方、値下がり率トップは $LINEヤフー (4689.JP)$、終値は5.28%下落の512.7円だった。