2025年6月16日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 16日 ロイター]

–    きょうの東京株式市場で日経平均株価は、底堅く推移すると想定されている。

中東情勢の緊迫化、前週末の米国株安など環境面の悪化が懸念されるものの、外為市場でドル/

円相場が円安方向に振れていることが好感され、株価が崩れる雰囲気にはらならいとの見方が出ていた。

3万8000円が意識される動きになるとみられる。

    日経平均の予想レンジは3万7800円─3万8100円。

    イスラエルとイランの衝突が激化していることで、ドル/円は円高方向に動くと懸念されていたものの、朝方はむしろ円安に振れており、これが日本株を支える要因になりそうだ。

環境そのものは厳しいながら、円安に振れる間は売り仕掛けは難しいとの見方が市場では出ている。

        一方、原油価格の上昇は企業にとってコストアップ要因で、こうしたメリット、デメリットがそれぞれ個別株の動きに反映されることになる。

一方、個別銘柄に関しては、トランプ米大統領がUSスチール<X.N>とのパートナーシップを承認した[nL6N3SH004]ことを受けた日本製鉄<5401.T>の株価動向が注目されそうだ。

        市場では「円高警戒で週明けは厳しいとの見方もあったが、ある程度、中東情勢に関しては先週末の下落で織り込んでいた可能性がある。

朝方は円安を好感する動きになるだろう」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれる。

        13日の米国株式市場は急落し、ダウ工業株30種<.DJI>は769ドル安で取引を終えた。

イスラエルによるイランに対する大規模攻撃を受け、中東情勢の緊張が高まり、世界的な投資家信頼感が損なわれている。

        国内ではきょうから明日まで日銀金融政策決定会合が開催される。

戦略

想定レンジ補正値込み24,600〜25,000円。

結果

Screenshot

想定以上に強い動き。

始値高値安値終値
日経22538,05638,342
(38,100)
38,056
(37,800)
38,311
+477
NF日経レバ24,95025,330
(25,000)
24,940
(24,600)
25,280
+640

反省

想定以上の価格推移。エントリーすれば負けていた。

13,000〜13,100円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比477.08円高の38311.33円、東証株価指数(TOPIX)が20.66ポイント高の2777.13で終了した。

13日の米国株は大幅安となったが、東京市場ではイスラエルとイランの軍事衝突を先んじて消化して先週下げていたことから、ネガティブな影響は限定的。寄り付きから3桁の上昇となり、節目の38000円を上回った。広範囲に買いが入ったことや $アドバンテスト (6857.JP)$に非常に強い動きが見られたことなどから、前場のうちに上げ幅を300円超に拡大。後場には500円超上昇する場面もあり、38300円台に乗せて高値圏で取引を終えた。

業種別では33業種中26業種が値上がり。1位は非鉄金属で、以下、繊維、卸売、証券・商品と続く。値下がり上位には石油・石炭、精密機器、鉱業が並んでいる。

【本日の買い売り優勢状況】

6月16日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,848.4億円、売り優勢金額は7,197.21億円となった。

トップニュース

メタプラネット-後場上げ幅拡大 ビットコイン追加購入 総数1万枚に

 $メタプラネット (3350.JP)$が後場上げ幅拡大。同社は16日12時、ビットコイントレジャリー事業の一環としてビットコインを追加購入したと発表した。

購入枚数は1112枚。平均購入価格1518万2668円、購入総額168億8300万円となる。総保有枚数は1万枚、平均購入価格1391万5230円、購入総額1391億5200万円となった。

リミックスポイント-大幅反発 ビットコインを追加購入 2億円分

 $リミックスポイント (3825.JP)$が大幅反発。同社は16日14時、2億円分のビットコインを購入したと発表した。

ビットコインの総保有枚数は1051.56203275BTCとなる。同社が保有する暗号資産の評価益は、15日終値時点で17億6302万6619円となっている。

INPEXや石油資源は連日高、中東情勢の緊迫化で原油供給不安続く

 $INPEX (1605.JP)$や $石油資源開発 (1662.JP)$が連日高。INPEXは7日続伸、石油資源は5日続伸に買われている。イスラエルが13日にイランの核関連施設など攻撃し、イランが報復に出るなか、中東の地政学リスクが高まり原油供給不安が膨らんだ。

13日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比4.94ドル高の1バレル=72.98ドルに上昇。12日の時間外取引では一時77.62ドルと1月以来、約5カ月ぶりの水準に値を上げた。週明け16日の時間外のWTI価格は73ドル近辺で推移している。

川崎汽船-大幅続伸 中東情勢緊迫化で運賃上昇の見方強まる マースク4%高

 $川崎汽船 (9107.JP)$が大幅続伸。地政学リスクの高まりによる海上運賃上昇を見込んだ買いが入っている。先週末にイスラエルがイランの核関連施設などを攻撃したと伝わり、その後にイランも報復の反撃に出るなど中東情勢が緊迫化。

海上運賃の指標となるバルチック海運指数は13日の終値が1968ポイント(前日比3.4%高)となったほか、デンマーク海運大手マースクの株価も4%を超える上昇となった。

関連銘柄: $日本郵船 (9101.JP)$、 $商船三井 (9104.JP)$など。

タムラ製作所-買い気配 出資先が次世代半導体素子を開発 電力性能3倍に

 $タムラ製作所 (6768.JP)$が買い気配。同社が出資するノベルクリスタルテクノロジーは16日、次世代素材を使う電圧制御用半導体で、電力効率を従来比3.2倍に高めた素子を開発したと発表した。記事によれば、耐圧性能では現状普及している炭化ケイ素(SiC)品と同程度に達したもよう。2030年代の実用化をめざすとしている。

関連銘柄: $三菱電機 (6503.JP)$、 $トレックス・セミコンダクター (6616.JP)$など。

ENEOS-SMBC日興が目標株価引き下げ マネジメントアロケーション枠の使い方に注目

 $ENEOSホールディングス (5020.JP)$が7日ぶり反落。SMBC日興証券では、マネジメントアロケーション枠の使い方に注目。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を940円→780円に引き下げた。SMBC日興では、25.3期本決算および足元の市況動向を踏まえて業績予想を修正。

伊藤忠商事-SMBC日興が目標株価を引き上げ 着実に歩を進める

 $伊藤忠商事 (8001.JP)$が反発。SMBC日興証券では、着実に歩を進めるとコメント。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は8000円→8410円に引き上げた。SMBC日興では、26/3期純利益予想を旧9060億円→新9040億円へと微修正。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は全般的に上昇し、市場センチメントは改善している。その中で、 $アドバンテスト (6857.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は9.63%上昇の9323.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ネクソン (3659.JP)$、終値は4.47%下落の2722.5円だった。

タイトルとURLをコピーしました