2025年6月19日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 19日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、売り先行でスタートするとみられている。

日本株は前日まで3連騰していた反動で、利益確定売りが出やすいという。

一方、大きく売り込まれる材料も少ないため、大幅安となる可能性は低いとの見方が聞かれた。

    米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC

)で政策金利の据え置きを決めた[nL6N3SL0UD]が、市場の想定通りの結果で、株式市場への影響は少ないとみられている。

    日経平均の予想レンジは3万8400円─3万8900円。

戦略

想定レンジ補正値込み25,400〜25,900円。

結果

昨日と真反対の相場展開。

始値高値安値終値
日経22538,85838,870
(38,900)
38,488
(38,400)
38,488
△396
NF日経レバ25,99526,020
(25,900)
25,510
(25,400)
25,535
△486

反省

今日はロイター予想通り。値幅もピタリ。

12,900円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比396.81円安の38488.34円、東証株価指数(TOPIX)が16.27ポイント安の2792.08で終了した。6月のFOMCでは、政策金利は大方の予想通り据え置かれた。特段のサプライズはなく、米主要3指数はまちまちかつ、小動きで終えた。

ドル円や米長期金利にも目立った動きはなく、これらを受けた寄り付きは小幅安。しかし、半導体株の多くが売られたことで投資家心理が弱気に傾き、しばらく下を試す流れが続いた。10時近辺に節目の38500円を割り込んだところでいったん売りは一巡したが、そこからの戻りは鈍かった。

後場は取引時間中はかろうじて38500円より上をキープしたものの、低空飛行が継続。クロージングオークションで水準を切り下げ、安値引けとなって終値で38500円を下回った。

業種別では33業種中10業種が値上がり。1位は水産・農林業で、以下、陸運業、小売業、鉄鋼が続いた。値下がり上位には電気機器、医薬品、輸送用機器が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

6月19日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,463.54億円、売り優勢金額は7,430.71億円となった。

トップニュース

三菱自動車-一時プラス転換 加藤社長「他社協業は不可欠」 株主総会で=日経

 $三菱自動車工業 (7211.JP)$が一時プラス転換。同社の加藤隆雄社長兼最高経営責任者(CEO)が、きょう開いた定時株主総会で「他社協業は不可欠。新たなパートナーも含めさまざまな企業との協業検討を鋭意進める」と述べた。

記事によれば、 $日産自動車 (7201.JP)$と $本田技研工業 (7267.JP)$の経営統合は破談になったものの、電動化・知能化での3社連携を検討しているもよう。知能化など単独での投資が難しい分野での協業だけでなく、強みを持つピックアップトラックやプラグインハイブリッド車(PHV)などの領域での協業も検討するようだ。

日産との資本関係については、加藤社長は「現時点で関係を変える計画はない。どう企業価値を向上させるか具体的に検討することが重要だ」と述べたとしている。

川崎汽が軟調、「エクイティファイナンス視野」報道でコメント開示

 $川崎汽船 (9107.JP)$が軟調。日本経済新聞が19日、「川崎汽船がエクイティファイナンス(株主資本の増加を伴う資金調達)を視野に入れていることが分かった」と報じた。具体的な手段や時期など詳細は明らかにしてないとしている。報道を受け、増資に伴う1株利益の希薄化リスクが警戒されたようだ。なお同社の株価は、朝安後は下げ渋る動きとなっている。川崎汽は19日午後1時30分、報道を受け「当社においてエクイティファイナンスを検討している事実はない」とのコメントを開示した。

住友理工-東海東京が目標株価引き上げ 市場の評価はまだ過小との見解

 $住友理工 (5191.JP)$が3日ぶり反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、市場の評価はまだ過小との見解。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価を2100円→2200円に引き上げた。東海東京では、自動車セクターには不透明感が漂うが、グローバルな構造改革の成果からの恩恵を引き続き享受できるとみている。

売れるネット-続落 「Microsoft広告」を提供開始

 $売れるネット広告社グループ (9235.JP)$が続落。同社はこれまで運用型広告の領域においては、Facebook・Instagram(meta広告)・LINEを中心としたSNS領域で圧倒的な成果をあげてきたが、今回のMicrosoft広告対応により、従来のSNS中心の領域に加えて、検索ニーズ起点のユーザー獲得にも本格進出することになるとしている。

大幸薬品は後場急伸、正露丸の主成分がアニサキスに与える影響を確認

 $大幸薬品 (4574.JP)$が後場急伸している。同社はきょう、正露丸の主成分である「木(もく)クレオソート」が、魚介類に寄生するアニサキスの運動を抑制する働きがあることを、国立感染症研究所との共同研究で確認したと発表。これが材料視されているようだ。

中部電力-SMBC日興が目標株価を引き上げ 資本効率向上へ具体的な行動が期待できる

 $中部電力 (9502.JP)$が続伸。SMBC日興証券では、資本効率向上へ具体的な行動が期待できると指摘。投資評価を「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価は2110円→2200円に引き上げた。SMBC日興では、資本コスト・株価を意識した経営に向けて着実に前進していると指摘。

日本製鉄-上げ幅拡大 副会長、希薄化が起こるような増資は考えていないと伝わる

 $日本製鉄 (5401.JP)$が上げ幅拡大。同社が10時から開催しているUSスチール買収に関する記者会見が材料視されている。

一部報道によれば、会見内で同社の森高弘副会長がUSスチール買収に関し増資の可能性が視野に入ることを説明。一方で希薄化が起こるような増資は考えていないことも発言したとしており、株価はこれを好感した買いが入っている。

三越伊勢丹や共立メンテが堅調推移、5月訪日外客数は前年比21.5%増

 $三越伊勢丹ホールディングス (3099.JP)$や $共立メンテナンス (9616.JP)$などインバウンド関連の一角が堅調に推移している。日本政府観光局が18日に発表した5月の訪日外客数(推計)は369万3300人となり、5月単月で過去最高を更新した。前年同月比で21.5%増となった。インバウンド需要の拡大による収益貢献を見込んだ買いが入ったようだ。

関連銘柄: $日本航空 (9201.JP)$や $ANAホールディングス (9202.JP)$など。

AIinsが連日の急騰劇、AIエージェント注力で新たな成長シナリオ

 $AI inside (4488.JP)$が連日の急騰劇でマーケットの視線を集めている。ディープラーニングによるAI認識技術を活用したOCRサービス「DX Suite」をクラウドで提供し、同分野で業界トップシェアを誇る。

業績は26年3月期営業利益が前期比31%増の5億500万円を見込んでいるが、続く27年3月期はAIエージェントやエッジコンピューター分野の展開力をドライバーに利益成長が更に加速する可能性が意識されている。

SBIHD-新高値 出資先の米サークルが上場以降も株価高騰 公開価格比で6倍超える

 $SBIホールディングス (8473.JP)$が新高値。米ドル建てステーブルコインUSDCを発行するサークルは6月5日に米国市場へ上場し、公開価格31ドルに対し初値は69ドルと高騰。米上院によるステーブルコイン規制法案の可決を受けて18日終値は199.59ドル(前日比33.8%高)と大きく上昇しており、時間外では足元211ドルとさらに買われている。

同社は9日に5000万ドル相当のサークル株式を取得したと発表しており、出資先の株価上昇を手掛かりに同社も買われる展開となっている。

関連銘柄: $Speee (4499.JP)$など。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は3.56%上昇の1935.0円だった。

一方、値下がり率トップは $トレンドマイクロ (4704.JP)$、終値は8.39%下落の9972.0円だった。

タイトルとURLをコピーしました