2025年6月23日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 23日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、売りが先行すると想定されている。

米軍によるイラン空爆を嫌気する動きが優勢になりそうだ。

イランが報復でホルムズ海峡を封鎖すれば原油価格に上昇圧力がかかりかねないとの警

戒感もある。

一方、ドル/円は円安方向に振れており、下値では押し目買いが支えになると見込まれる。

    日経平均の予想レンジは3万7900円─3万8400円。

戦略

想定レンジ補正値込み24,900〜25,400円。

結果

始値高値安値終値
日経22538,26038,368
(38,400)
38,026
(37,900)
38,354
-49
NF日経レバ25,17525,355
(25,400)
24,910
(24,900)
25,350
-80

寄りの暴落から1日を通じ、よく戻る。想定レンジどおり。

反省

ロイター、想定レンジともよく合致。

13,000〜13,100円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比49.14円安の38354.09円、東証株価指数(TOPIX)が10.08ポイント安の2761.18で終了した。

米国がイランの核施設を攻撃したことが嫌気されて、3桁下落スタート。序盤は下を試す流れとなり、下げ幅を300円超に広げた。ただ、節目の38000円に接近したところでは踏みとどまり、9時台半ば以降は切り返した。前場は戻りが緩慢であったが、後場はドル円が147円台に乗せるなど円安に弾みがつく中、下げ幅を2桁に縮小。前日終値に接近する場面もあり、下落ではあったが高値圏で取引を終えた。

業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、精密機器、医薬品、建設と続く。値下がり上位には電気・ガス、非鉄金属、電気機器が並んでいる。

【本日の買い売り優勢状況】

6月23日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,629.08億円、売り優勢金額は7,372.58億円となった。

トップニュース

きょうのIPOの終値、ウェルネスは初値を上回る3660円で取引終える

きょう東証グロース市場に新規上場した $ウェルネス・コミュニケーションズ (366A.JP)$は、午前9時55分に公開価格2480円を820円(33.1%)上回る3300円で初値をつけた。直後に3235円の安値をつけたものの、その後は力強い展開となり11時19分には3965円に上昇した。午後も高値圏で推移していたものの、後場中盤以降は3600円を挟んだもみ合いに終始し、3660円で初日の取引終えた。

日本酸素HD—大幅反落、第1四半期弱目のスタート想定で米系証券が格下げ

 $日本酸素ホールディングス (4091.JP)$は大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も5200円から5100円に引き下げている。ファインケミカル内の優良株として4月以降の株価は大きく上昇したが、業績面で大きな変化はなく、むしろ第1四半期は弱めのスタートになるとみているもよう。米国セグメントのマージンは、前年度第4四半期がピークと捉えているようだ。

日本郵船-続伸 船員向け給与支払いプラットフォームを展開するドイツ企業を買収へ

 $日本郵船 (9101.JP)$が続伸。同社は23日、船員向け給与支払いプラットフォームを展開するカドモス(ドイツ)を買収すると発表した。今回、カドモスを取得することによって、サービスの対象をフィリピンからすべての国籍の船員に拡大し、包括的な給与支払いソリューションをグローバルに提供するとしている。

中外薬が5日ぶり急反発、血友病対象の臨床試験の学会報告を材料視

 $中外製薬 (4519.JP)$が5日ぶりに急反発した。同社は23日、血友病Aの患者を対象とした「NXT007」の臨床試験のデータを、米ワシントンで開催中の国際血栓止血学会の2025年会議で公表したと発表。血液凝固能を正常レベルに近づける可能性が示唆されたとし、ポジティブ視した買いを誘ったようだ。

富士石油—大幅反発、イランがホルムズ海峡封鎖を決議して原油相場上昇

 $富士石油 (5017.JP)$は大幅反発。米軍が先週末にイランの核施設を攻撃と伝わっている。米国がイラン領内を攻撃するのは初めてとなるもよう。これに伴い、イランの国会ではホルムズ海峡を封鎖することを決議しているもよう。原油輸送の要衝であり、実際に封鎖に踏み切られた場合、原油の供給減少や相場上昇などが想定されることになる。NY原油先物は警戒感から時間外取引で上昇しており、同社など原油高メリットとされる銘柄にも買いが先行へ。

三井E&S-丸三が目標株価引き上げ 堅調な受注動向を踏まえる

 $三井E&S (7003.JP)$が大幅に3日続伸。丸三証券では、堅調な受注動向を踏まえ、投資判断は「買い」を継続、目標株価を1950円→3300円に引き上げた。丸三では、物流システムは受注が積み上がっており、工場の高稼働が続くと予想。また、米国主要港では中国製クレーンが243基あり、置き換え潜在需要は大きいと見ている。

サッポロHD-急騰 恵比寿ガーデンプレイス売却先 11月決定へ=日経

 $サッポロホールディングス (2501.JP)$が急騰。23日付の日本経済新聞朝刊は、同社の不動産事業売却を巡り、早ければ11月にも最終的な買い手が固まる見通しだと報じた。記事によれば、2次入札の締め切りは8月を予定する。資金力のある投資ファンドのほか、 $三菱地所 (8802.JP)$や $東急不動産ホールディングス (3289.JP)$傘下の東急不動産などが2次入札に参加する見通し。有力な提案を出した陣営に優先交渉権を与えて精査した後、11~12月をメドに最終的な売却先を決めるとみられるとしている。

ACSL-大幅高 外務省、OSAで今年度8か国にドローンなど提供へ調整=NHK

 $ACSL (6232.JP)$が大幅高。NHKは21日、外務省が同志国の軍隊に防衛装備品などを提供するOSA(政府安全保障能力強化支援)の枠組みで、今年度にタイやスリランカなどあわせて8カ国に海上監視活動のためのドローンなどを提供する方向で調整すると報じた。

東京海上HD-MSMUFGが目標株価を引き上げ アウトパフォームを期待しやすい

 $東京海上ホールディングス (8766.JP)$が小幅高。モルガン・スタンレーMUFG証券では、基調としてアウトパフォームを期待しやすいと指摘。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を6950円から7090円に引き上げた。

ディスコ—大幅反落、米国の対中半導体規制強化への警戒感再燃で

 $ディスコ (6146.JP)$は大幅反落。トランプ政権が対中半導体規制を一段と強化することを検討していると伝わり、先週末の米国市場では半導体関連株などが売り優勢となっている。中国で米国製の半導体製造装置にアクセスするために大手半導体メーカーが利用してきた特例措置を取り消したいと考えているもようだ。米中通商協議の進展が期待され、足元で半導体関連株は堅調な動きとなっていたが、警戒感の再燃を受けて同社など大手半導体株には総じて売りが先行へ。

JX金属-3日続落 次世代半導体用材料の生産能力3倍に AI向けに需要増=日経

 $JX金属 (5016.JP)$が3日続落。日本経済新聞電子版は23日、同社がデータセンター向けの次世代半導体に使う新たな薄膜材料の生産能力を引き上げると報じた。記事によると、2026年度に現在の年数十トンから3倍ほどの規模に増やす計画だという。AIなど向けに半導体が微細化するのに伴いニーズが高まる薄膜材料を、今後の収益源へと育てるとしている。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $中外製薬 (4519.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.47%上昇の7510.0円だった。

一方、値下がり率トップは $東京電力ホールディングス (9501.JP)$、終値は4.17%下落の427.2円だった。

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