2025年6月25日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 25日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、もみ合いが想定されている。

前日の米国株式市場が上昇したことはプラス材料になるものの、

外為市場でドル/円相場が円高に振れていることが株価を抑える要因になりそうだ。

3万9000円が新たな壁と意識され、上値が重い状態になるとみられる。

    日経平均の予想レンジは3万8500円─3万9000円。

    イスラエルとイランの停戦合意に関して、イスラエルが停戦に違反したもようとされたが、米国市場ではそれでも停戦の表明を緊張緩和の兆候と受け止めており、中東情勢の落ち着きが株価を支える要因になる。

    ただ、外為市場ではドル安/円高が進んだことで、指数寄与度が高い輸出関連株が買いにくくなるため、日経平均株価は上値追いが難しくなるという。

テクニカル面では心理的な節目として3万9000円が意識されそうだ。

    市場では「3万9000円が新たな関門となり始めた。

そうした中で物色の焦点は定まらず、日々リターンリバーサルの動きを繰り返す状態が続くとみられる」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。

   24日の米国株式市場は続伸し、主要3指数がいずれも1%超高となった。

投資家は今後の金融政策の道筋を探ろうとパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を精査しつつ、イスラエルとイランの停戦を歓迎した。

   スケジュールでは、田村直樹日銀審議委員の発言機会やパウエルFRB議長の上院銀行住宅都市委員会での証言などが予定されている。フジ・メディア・ホールディング

ス<4676.T>の株主総会が注目されそうだ。

戦略

想定レンジ補正値込み25,700〜26,200円

結果

レンジ相場。後場より上昇となり強気推移。

始値高値安値終値
日経22538,90438,944
(39,000)
38,711
(38,500)
38,942
+151
NF日経レバ26,05526,100
(26,200)
25,785
(25,700)
26,080
+205

反省

入りにくい展開。

12,800〜12,900円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比151.51円高の38942.07円、東証株価指数(TOPIX)が0.89ポイント高の2782.24で終了した。

米国株の大幅高を受けて、寄り付きから3桁の上昇。寄った後はプラス圏とマイナス圏を行き来した。開始早々に値を消したが、下げに転じたところでは買いが入り、前場ではプラス圏で推移する時間が長かった。ただ、前引け間際の動きが弱く、前場は小幅な下落で終えた。

後場はスタート直後は軟調であったが、売り急ぐ動きは限られた。13時辺りからはプラス圏が定着し、じわじわと上げ幅を拡大。14時台には38900円台に乗せ、高値圏で取引を終えた。前引けでは下落していたTOPIX、グロース250指数、スタンダード指数も、終値ではプラスを確保した。

業種別では33業種中13業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、電気機器、化学、金属製品が続いた。値下がり上位には電気・ガス、精密機器、パルプ・紙が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

6月25日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,446.78億円、売り優勢金額は8,152.67億円となった。

トップニュース

【要人発言】田村日銀委員 「利上げの経済への影響はかつてに比べ大きく低下している」

田村日銀委員は物価上振れリスクが高まれば不確実性が高くても果断な対応あり得る、物価目標の実現時期は前倒しの可能性十分にあると述べ、利上げに前向きな姿勢を示した。

「利上げの経済への影響はかつてに比べ大きく低下している」

「保有ETFの処分をすぐに行うことは考えていない」

「関税のハードデータへの影響は7月以降に出てくる、駆け込みの反動など適切に評価する必要」

マツダ-5日ぶり反発 米国で値上げを検討 トランプ関税の対策=日経

 $マツダ (7261.JP)$が5日ぶり反発。同社が同日株主総会を開き、米国の関税対策として現地で値上げを検討していることを明らかにした。

販売奨励金を下げて実売価格を上げるほか、値上げの機会を探っている。株主からは米国の関税政策を巡り、具体的な対応策について質問があり、ジェフリー・エイチ・ガイトン最高財務責任者(CFO)は「影響を見極めることが困難な状況」としたうえで「(米国での)値上げの機会もみている」と語った。

三菱重工業-底堅い シンガポール・チャンギ国際空港のAPMシステム改修工事を受注

 $三菱重工業 (7011.JP)$が底堅い。同社は25日13時35分、アジア地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacificを通じて、シンガポール・チャンギ国際空港向け全自動無人運転車両システムの改修工事を受注したと発表した。

信号、通信、軌道といった主要システムの設備を更新し、安全で円滑な輸送体制を強化するもので、工事完了は2030年の予定としている。

オリンパスが急落、FDAの輸入警告発表を嫌気

 $オリンパス (7733.JP)$が急落している。米食品医薬品局が24日、オリンパスの子会社であるオリンパスメディカルシステムズにより製造され、輸入された特定の医療機器に対し、引き続き品質関連での規制に適合していない懸念があるとして、輸入警告を発表した。今後の事業展開におけるネガティブな影響を警戒した売りが膨らんだようだ。FDAの発表資料によると、輸入警告に基づき、対象となる製品については米国への輸入が拒否されるという。

三菱UFJ-反落 日銀、政策金利は当面現状維持が適当

 $三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$が反落。日銀は25日に、6月開催分の金融政策決定会合における主な意見を公表。先行きの不確実性が非常に高く、経済情勢などを見極める必要があり、政策金利は当面現状維持が適当とした。早期利上げへの期待が後退したことで、きょうの東京市場では国内の10年債利回りが一時1.400%に低下した。

関連銘柄: $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$、 $三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$など。

名村造がマド開け急反発し新高値圏突入、国策造船業再生シナリオ意識した買いが続く

 $名村造船所 (7014.JP)$が急反発。自民党の海運・造船対策特別委員会と経済安全保障推進本部は20日、「我が国造船業再生のための緊急提言」を取りまとめ、石破茂首相に提出。この内容について国内メディアが同日に報じたことで造船関連株に対する投資家の関心が一気に高まることとなった。

フジHD-底堅い 同社専務、堀江貴文氏と「協業否定せず」 デジタル分野で=日経

 $フジ・メディア・ホールディングス (4676.JP)$が底堅い。同社が東京都内で開いた定時株主総会で清水賢治専務(次期社長、フジテレビジョン社長)が、実業家の堀江貴文氏がかねて同社に提案しているデジタル関連の施策などについて「今後の協業を否定しない」との意向を示した。

丸紅、シンガポール発電企業の持株会社Lionを追加取得

 $丸紅 (8002.JP)$は25日、シンガポールで発電事業を行うSenoko Energyの持株会社・Lion Power(Lion)の株式を追加取得し、持分比率を従来の30%から50%に引き上げたと発表した。

旭化成-みずほが目標株価を引き上げ 成長戦略や構造改革の進捗等に期待

 $旭化成 (3407.JP)$が続伸。みずほ証券は、成長戦略や構造改革の進捗等に期待。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は1350円→1450円に引き上げた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $太陽誘電 (6976.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.16%上昇の2501.0円だった。

一方、値下がり率トップは $オリンパス (7733.JP)$、終値は10.60%下落の1691.5円だった。

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