2025年6月3日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

 [東京 3日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、堅調な展開が想定されている。

米関税政策や円高に対する不安感は残っているものの、前日の米国株式市場が上昇したことが好感される動きになりそうだ。

個別物色も活発になる可能性がある。

    日経平均の予想レンジは3万7500円─3万8000円。

    トランプ米大統領が輸入鉄鋼とアルミニウムへの追加関税を50%に引き上げる考えを発表したことが警戒されたものの、米国株式市場がしっかりした展開となったことが、市場参加者に安心感を与えるとみられる。

        日経平均は3万8000円より上は上値が重いとの印象が強いが、一方で下値では買いが入るようになっており、当面は大台を意識しながら売り買いが交錯することになりそうだ。

円高に振れる場面では輸出関連株が軟化するなど、当面は為替相場に左右されやすいという。

      市場では「5月に続いてグロース市場が堅調に推移しており、前日は日経平均が下がりながらも相場の内容は悪くはなかった。

内需関連などを個別物色する相場になるとみられる」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれる。

        2日の米国株式市場は上昇して取引を終えた。トランプ大統領が輸入鉄鋼・アルミニウムへの関税を倍増させる方針を発表したものの、投資家は米国と貿易相手国との協議に依然として楽観的だった。

        きょうは日銀の植田和男総裁が午前に国会で半期報告を行うほか、午後に都内で講演する。

米4月製造業受注、韓国大統領選挙なども注目される。

戦略

想定レンジ補正値込み24,400円〜24,800円

結果

弱さを感じる相場展開。

始値高値安値終値
日経22537,59837,729
(38,000)
37,446
(37,500)
37,446
△23
NF日経レバ24,41524,560
(24,800)
24,220
(24,400)
24,220
△10

反省

13,200円のズレ。

日銀は日本経済を破壊する。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は、前営業日比23.86円安の37446.81円、東証株価指数(TOPIX)は6.18ポイント安の2771.11で終えた。

米国株高を受けて、3桁上昇スタート。前場では上を試す動きが見られ、10時台には上げ幅を200円超に広げた。しかし、37700円台に乗せたところで上値が重くなり、前引けにかけては急失速した。前場では37500円は割り込まなかったが、後場は37500円を割り込み、前日終値に接近。小幅なプラスでクロージングオークションに突入し、大引けでマイナス圏に沈んで安値引けとなった。一方、グロース250指数は開始直後には下げに転じたものの、切り返した後の動きは強く、後場に入って一段高。高値圏で終了しており、日経平均とは対照的な動きとなった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆0100億円。業種別では33業種中14業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、機械、海運業、石油・石炭が続いた。値下がり上位には電気・ガス、医薬品、卸売業が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

6月3日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,958.05億円、売り優勢金額は7,352.16億円となった。

トップニュース

豊田自動織機、上場廃止へTOB

 $豊田自動織機 (6201.JP)$は3日、トヨタ不動産による公開買い付けに賛同すると発表した。TOBが成立すると、豊田自動織機は上場廃止となる。

バリュークリエーション-大幅続伸 ビットコインを1億円追加購入へ

 $バリュークリエーション (9238.JP)$が大幅続伸。同社は3日13時30分、1億円の暗号資産ビットコインを追加購入すると発表した。購入期間は6月~10月の予定。保有する暗号資産については、四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上するとしている。

セレス-続伸 ポイントサイト「モッピー」がテレコムスクエアと事業提携

 $セレス (3696.JP)$が続伸。同社は3日14時、テレコムスクエア(東京都千代田区)と事業提携し、同社運営のポイントサイト「モッピー」において、テレコムスクエアが提供する「eSIM square」で利用可能なデータ通信容量(ギガ)へ変換できるコードとのポイント交換を開始すると発表した。今回の連携により、モッピー会員はモッピー内で獲得したポイントを「eSIM square」が提供するギガへ交換することが可能となるとしている。

ラクス-4日続伸 社長「自律型AI、主力サービス以外にも実装」=日経

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OKI-急騰 富士通がATM提供終了へ 同社からハード調達

 $沖電気工業 (6703.JP)$が急騰。 $富士通 (6702.JP)$が3日に、ATMおよび営業店専用ハードウェアの提供を2028年3月末で終了すると発表したことが材料視されている。同日15時01分の日本経済新聞電子版報道によれば、富士通は今後、IT(情報技術)に経営資源を集中し、銀行向けサービスではデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事業にシフトするようだ。今後はハードについては同社から調達し、富士通製のソフトを同社のハードで動かすもよう。保守サービスのみ35年度まで継続する予定としている。同社が富士通へハードを提供することを受け、株価は業績期待による買いが入っている。

東和薬品-大幅高 iPS創薬による家族性アルツハイマー病の第2/3相企業治験開始

 $東和薬品 (4553.JP)$が大幅高。同社、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、三重大学大学院は3日、iPS創薬による家族性アルツハイマー病の治療薬候補「ブロモクリプチン」について、第2/3相企業治験を開始したと発表した。三重大学医学部附属病院を含む全国多施設において、治験期間は28年3月までを予定している。今後はiPS創薬から展開した企業治験の結果に基づいて規制当局と協議しながら、新規医薬品としての薬事承認取得をめざすとしている。

バイセルは安い、新株発行と株式売り出しを発表

 $BuySell Technologies (7685.JP)$は安い。2日取引終了後、海外募集による160万株の新株式発行と、既存株主による214万株の海外売り出しを実施すると発表した。新株発行で調達する約43億円(手取り概算額)はM&Aに伴う金融機関からの借り入れの返済資金の一部に充てる。株式価値の希薄化や需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。

エムスリーが大幅反発、オアシスによる株式保有判明で思惑

 $エムスリー (2413.JP)$が大幅反発している。この日明らかにした「第25回定時株主総会資料」で、アクティビスト(物言う株主)として知られる香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメント傘下のOASIS JAPAN STRATEGIC FUND Yが3月31日現在で1.2%を保有していることが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。

ミライロが急騰、デジタル障害者手帳のグローバル展開を材料視

デジタル障害者手帳「ミライロID」を展開する $ミライロ (335A.JP)$が急騰。一時、ストップ高の756円(前日比100円高)を付けた。2日引け後、新規事業の開始を明らかにし、買い材料視された。同社は、大阪・関西万博で障害のある訪日外国人からの問い合わせが増加したことを受け、デジタル障害者手帳「ミライロID」のグローバル展開となる「ミライロIDGlobal」(仮称)を開始すると発表した。「ミライロIDGlobal」の実現に向け、関係諸機関との連携により、調査とサービス開発を行い、26年中のサービス開始を予定している。

伊藤園は大幅高、26年4月期営業最高益見通しを好感

 $伊藤園 (2593.JP)$は大幅高。2日取引終了後、26年4月期連結業績予想について売上高を前期比3.7%増の4900億円、営業利益を同11.0%増の255億円と発表。営業利益は前期から一転増益で2期ぶり過去最高更新の見通しとなり、これを好感した買いが入っている。

内田洋が新値追い、学校ネットワーク構築案件など好調で25年7月期業績予想を上方修正

 $内田洋行 (8057.JP)$が急反発し連日の上場来高値更新となっている。2日の取引終了後、25年7月期の連結業績予想について、売上高を3070億円から3270億円(前期比11.7%増)へ、営業利益を105億円から118億円(同26.3%増)へ、純利益を75億円から86億円(同22.9%増)へ上方修正したことが好感されている。公共市場で、26年度に本格化する自治体システム標準化対応やGIGAスクール端末更新が進むなか、25年度に先行する案件を第3四半期に獲得したことや、学校を結ぶネットワーク構築案件が好調なことなどが売上高・利益を押し上げる。また、民間市場でのICT需要、オフィス環境需要が順調に推移していることも寄与する。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ソシオネクスト (6526.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.49%上昇の2230.5円だった。

一方、値下がり率トップは $スズキ (7269.JP)$、終値は4.51%下落の1738.0円だった。

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