2025年7月11日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 11日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強含みの値動きが想定されている。

米国市場で株価の主要3指数が上昇したことが支援材料になる。

上場投資信託(ETF)の分配金捻出売りをこなし、需給面の改善も意識される。

一方、米関税や参院選の行方への警戒感がくすぶり、上値を抑制するとみられている。

    日経平均の予想レンジは3万9500円─3万9900円。

    日経平均は米株高を好感した買いが先行するとみられる。

米国からの分散投資の流れが継続しているとの見方から「海外勢による買いも支えになのではないか」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との声が聞かれる。

    前日にかけて上場投資信託(ETF)の分配金捻出売りの下押しが意識されたが、こ

れをこなし「需給面からの下押しは継続しないだろう」(秋野氏)とみられている。

米フェラデルフィア半導体指数(SOX)は0.7%高となっており、国内関連株を支援しそうだ。

    一方、日米の貿易交渉や参院選の行方について不透明感は根強く、朝方の取引が一巡

した後は上値が抑えられやすいと見込まれている。

週末に当たることも模様眺めを促しやすい。

    きょうは国内でオプションSQ(特別清算指数)の算出のほか、良品計画<7453.T>な

どの決算発表がある。

米国では6月財政収支などの発表がある。

    米国株式市場は続伸し、S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が終値

で過去最高値を更新した。

デルタ航空<DAL.N>の好調な見通しやエヌビディア株の上昇が追い風となった。

週次の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は予想外に減少した。

戦略

想定レンジ27,000〜27,400円

結果

下落レンジ相場。

始値高値安値終値
日経22539,38639,957
(39,900)
39,497
(39,500)
39,569
△76
NF日経レバ27,38527,490
(27,400)
26,865
(26,900)
26,940
△140

反省

12,500〜12,600円のズレ。

ロイター予測、想定レンジともに近い線。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比76.68円安の39569.68円、東証株価指数(TOPIX)が10.90ポイント高の2823.24で終了した。

米国株高を受けて寄り付きから200円を超える上昇となり、すぐに上げ幅を300円超に広げた。しかし、節目の4万円に接近したところで買いが一巡。急速に値を消してマイナス圏に沈んだ。値上がり銘柄は多かったが、ファーストリテイリング<9983.T>が決算を受けて派手に下げたことが重荷となった。9時台半ば辺りからは前日終値を挟んで一進一退が続いた。後場は動意薄の時間が長かったが、15時近辺では39500円を割り込むなど下を試す場面があった。結局、39500円は上回ったものの、2桁の下落で取引を終了。TOPIXは終日堅調に推移した。前場ではプラスをキープしていたグロース250指数は、後場は失速して下げに転じた。

業種別では33業種中24業種が値上がり。1位は海運業で、以下、パルプ・紙、鉄鋼、証券・商品が続いた。値下がり上位には電気・ガス、非鉄金属、サービス業が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

7月11日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,316.4億円、売り優勢金額は8,180.61億円となった。

トップニュース

石破首相「米国依存から自立」=関税交渉巡り

石破茂首相は10日夜のBSフジ番組で、日米関税交渉を巡り「なめられてたまるか」と述べたことについて、「米国依存からもっと自立する努力をしなくてはいけない。いっぱい頼っているから言うこと聞けよと侮ってもらったら困る、ということを訴えたかった」と説明した。

年内を目指す全国民への2万円給付に関し、実施は今年限りか今後も続けるのか問われたのに対しては、「賃金上昇が物価上昇を上回ることを目指すので、いつまでとは申さない」と明言を避けた。 

リミックスポイント-後場上げ幅拡大 特定卸供給事業者に登録

 $リミックスポイント (3825.JP)$ が後場上げ幅拡大。同社は11日11時30分に、経済産業大臣へ特定卸供給事業制度に定められた特定卸供給事業者(アグリゲーター)の届出を行い、6月30日付で正式に受理・登録されたと発表した。

今回のライセンス取得により、自社でアグリゲーター機能を担う体制が整い、再エネ発電所や併設する蓄電池に対しIT技術を駆使した発電予測・市場予測・需要予測をもとに制御を行い、再生可能エネルギーの有効活用と収益の最大化を図るとしている。

GENDA-急騰 沖縄県のカラオケ施設1店舗を譲り受け カラオケ BanBanとしてオープン

 $GENDA (9166.JP)$ が急騰。同社は11日、カラオケ施設運営事業等を展開する有限会社グローバルスタッフ(沖縄県那覇市)が運営するカラオケ施設1店舗(沖縄県那覇市鏡原町)を、2025年6月4日をもって譲り受けることを決定し、その店舗資産などの固定資産の譲渡契約および店舗物件の貸借契約を締結したと発表した。

ファストリ-急落 3Q累計営業益12%増もコンセンサス下回る

 $ファーストリテイリング (9983.JP)$ が急落。同社は10日、25.8期3Q累計(9-5月)の連結営業利益(IFRS)は4510億円(前年同期比12.2%増)だったと発表した。市場コンセンサスは4531億円。国内ユニクロ事業では、通年商品の販売が好調だったことに加え、感謝祭やゴールデンウィーク商戦で夏物コア商品が売り上げをけん引し、既存店売上高は7.5%増となった。海外ユニクロ事業もコア商品への支持が高まっていることに加え、各地域でLifeWearのブランド価値が伝わる質の高い出店を継続していることで、好調な業績となったとしている。

フジHD-急騰 旧村上系のレノが同社株買い増し 保有割合15.06%→16.32%

 $フジ・メディア・ホールディングス (4676.JP)$ が急騰。同社について、旧村上系のレノが保有株を買い増した。7月10日受付分の変更報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は15.06%→16.32%となっている。

日産、約8600億円を調達=社債償還や技術開発費へ

 $日産自動車 (7201.JP)$ は11日、社債の発行により計約8600億円を調達すると発表した。新株予約権付きの転換社債約2000億円と、ドル建てとユーロ建ての普通社債約6600億円を発行する。調達した資金は2026年3月期中に迎える巨額の社債の償還や、電気自動車(EV)などの開発費に充てる。 

良品計画、今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ

 $良品計画 (7453.JP)$ が7月11日大引け後(15:30)に決算を発表。25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比33.5%増の578億円に拡大した。

併せて、通期の同利益を従来予想の640億円→670億円(前期は557億円)に4.7%上方修正し、増益率が14.7%増→20.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $SUMCO (3436.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は5.82%上昇の1218.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ファーストリテイリング (9983.JP)$ 、終値は6.93%下落の43500.0円だった。

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