NF日経レバ
寄り前情報

[東京 17日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きになるとみられている。
外為市場でドル/円が円高方向に振れているほか、指数寄与度の高い半導体関連株中心に過熱感があり、利益確定売りが出やすい。
週末に参議院選挙の投開票を控える中、全体的に見送りムードに支配されやすいとの見方もあった。
日経平均の予想レンジは3万9300円─3万9600円。
戦略
想定レンジ補正値込み26,700〜27,000円。
結果

ロイター予測に反し、上昇トレンド。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 39,492 | 39,910 (39,600) | 39,370 (39,300) | 39,492 +237 |
NF日経レバ | 26,795 | 27,425 (27,000) | 26,670 (26,700) | 27,425 +345 |
反省
12,500〜12,300円のズレ。
強気の上昇曲線の元、100〜300円ズレが縮まった。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比237.79円高の39901.19円、東証株価指数(TOPIX)が20.41ポイント高の2839.81で終了した。米国株高を受けても、寄り付きから3桁の下落。オランダ $ASMLホールディング (ASML.US)$の株価急落を警戒して、半導体株が軒並み安となった。開始直後には下げ幅を200円超に拡大。ただ、半導体株以外には買われる銘柄も多く、39300円台に入ったところで売りが一巡した。
39500円台まではすぐに戻し、前引けでは下げ幅を2桁に縮小。後場は前引けから水準を切り上げて始まり、早々にプラス圏に浮上した。決算発表を前に $ディスコ (6146.JP)$がプラス転換から上げ幅を広げるなど半導体株に対する過度な警戒も後退する中、 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$の決算を波乱なく消化すると終盤にかけては上げ幅を拡大。200円を超える上昇となり、39900円台に乗せて取引を終えた。
業種別では33業種中26業種が値上がり。1位はその他製品で、以下、サービス業、医薬品、情報・通信業が続いた。値下がり上位には鉱業、鉄鋼、石油・石炭が並んだ。
7月17日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,804.49億円、売り優勢金額は7,799.03億円となった。
トップニュース
$ディスコ (6146.JP)$が反発。半導体製造大手の $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$が17時14時30分ごろに、第2四半期決算を発表したことが材料視されている。
TSMCの2Q売上高は9337億台湾ドル(前年同期比38.6%増)、純利益は3983億台湾ドル(同60.7%増)となり、いずれも市場予想を上回った。
INPEXやENEOSは軟調、米ガソリン在庫増などでWTI下落を警戒
$INPEX (1605.JP)$や $ENEOSホールディングス (5020.JP)$が軟調。16日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月限が前日比0.14ドル安の1バレル=66.38ドルと下落した。16日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報でガソリン在庫が増加したことなどから需給悪化を警戒する売りが優勢となった。これを受けINPEXなど石油関連株は軟調な値動きとなっている。
東京エレクトロン-東海東京が目標株価引き上げ 中国向けが下げ止まりへ
$東京エレクトロン (8035.JP)$が3日ぶり反落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、中国向けが下げ止まり、その他地域が業績をけん引する局面へと判断。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を2万6100円→3万5300円と引き上げた。
東海東京では、26.3期の東海東京業績予想を売上高2兆6070億円(前年比7.2%増)、営業利益7280億円(同4.4%増)へ微修正した。営業利益は、利益率が高いと推察される中国向け売上高比率が低下するとみることから営業利益率の低下を見込む(25.3期28.7%→26.3期27.9%)ものの、増収効果により増益を予想している。
$村田製作所 (6981.JP)$が反発。同社は17日、 $ローム (6963.JP)$と連携し、物流における温室効果ガスの排出抑制および輸送コストの抑制を目的として、 $NIPPON EXPRESSホールディングス (9147.JP)$傘下の日本通運が所有するEVトラックを活用した共同輸送を電子部品業界で初めて開始したと発表した。
三菱商事-3日ぶり反発 サーモン養殖世界2位へ浮上 北欧大手1500億円で買収=日経
$三菱商事 (8058.JP)$が3日ぶり反発。日本経済新聞は17日に、同社が約1500億円を投じてノルウェーのサーモン養殖会社を買収すると報じた。
記事によれば、買収で生産量は2割強増え、世界4位から2位に浮上するという。サーモンは必要な飼料量が少なく、環境負荷の低いたんぱく源として世界で需要が拡大している。主要産地が少なく供給拡大に制約があるなか、日本の食料安全保障もにらんで供給源を確保するとしている。
三菱重工、MHI−APがトルクメニスタンの肥料プラントで3年間のアフターサービス契約受注
$三菱重工業 (7011.JP)$は17日、グループのアジア・パシフィック地域拠点であるシンガポールのMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific(MHI−AP)が、トルクメニスタンの国営化学公社トルクメンヒミヤから、ガラボガズ肥料プラントの3年間のアフターサービス契約を受注したと発表した。
ローム、超小型で動作時の回路電流を業界最小に抑えたCMOSオペアンプ開発
$ローム (6963.JP)$は17日、超小型で動作時の回路電流を業界最小(同社調べ)に抑えたCMOSオペアンプ「TLR1901GXZ」を開発したと発表した。
同社による新製品は、電池や充電式バッテリーで駆動する、ハンディ計測器やウェアラブル端末、屋内検知器などの小型アプリケーションにおける計測センスアンプ用に最適という。6月から月産2万個の体制で量産を開始。インターネット販売にも対応しており、コアスタッフオンラインやチップワンストップなどから購入することができるとしている。
$良品計画 (7453.JP)$が反落。みずほ証券では、商品/マーケティング/店舗オペレーションの連携効果で、国内外とも成長加速と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を5200円→8500円と引き上げた。25.8期3Q(3-5月)業績を受けて、みずほの業績予想を上方修正。
ソフトバンクG-みずほが目標株価引き上げ AI技術革新の最先端に位置する日本企業として評価
$ソフトバンクグループ (9984.JP)$が反発。みずほ証券では、AI技術革新の最先端に位置する日本企業として評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を9000円→1万3400円と引き上げた。
丸紅-丸三が目標株価引き上げ 既存事業の磨きこみと大本新社長の経営手腕に期待
$丸紅 (8002.JP)$が底堅い。丸三証券では、既存事業の磨きこみと大本新社長の経営手腕に期待。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を3300円→3900円に引き上げた。丸三では、総合商社セクターを割安感の強い業界と考え注目。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $SUMCO (3436.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.03%上昇の1240.0円だった。
一方、値下がり率トップは $セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$、終値は9.16%下落の2007.5円だった。