2025年7月22日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 22日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、小動

きが予想されている。20日に投票が行われた第27回参議院選挙では、自民・公明の連

立与党の議席数が過半数を割り込み、マーケットで事前に織り込まれていた通りの結果と

なった。市場関係者からは特段のサプライズはないとの見方が聞かれ、日経平均は狭いレ

ンジの中で一進一退となる見通し。

    日経平均の予想レンジは3万9500円─4万円。

    参院選の結果について、東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏は「与党が大敗する

との見方もあったが、結果的には大騒ぎするほどの内容ではなかった」と話している。事

前に織り込まれていた結果となり、きょうの日経平均はもみ合いとなりそうだ、という。

        マーケット参加者はこの後の政策運営を注視しており、どのような枠組みになる

か見極めたいとの思惑で積極的な売り買いは手控えられる見通し。

        一方、物色面では「循環的な売買となりそうだ。内需系ではIP(知的財産)関

連の強さが目立ち、関連銘柄はしっかりと推移するのではないか」(大塚氏)との声が聞

かれた。

        為替相場ではドル/円が円高方向に振れ、足元のドルは147円台前半で推移し

ている。ただ、依然として円安水準にあるため、株式市場にとって重しになるほどではな

いのではないか、との指摘があった。

        主なスケジュールでは、豪中銀理事会議事要旨が公表予定となっているほか、パ

ウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がイベントで挨拶を行う予定。

戦略

想定レンジ補正値込み27,000〜27,400円。

参議院選を終え、どっちに転ぶか読みづらい。

結果

寄りからの暴騰もその後引けまで、下落レンジ。

始値高値安値終値
日経22539,86440,275
(40,000)
39,586
(39,500)
39,774
△44
NF日経レバ27,28027,915
(27,400)
26,970
(27,000)
27,200
△100

反省

ズレが大きく縮まりエントリーしにくい展開。

12,300〜12,600円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比44.19円安の39774.92円、東証株価指数(TOPIX)が1.71ポイント高の2836.19で終了した。小高く始まった後、序盤では買いに勢いがつき、節目の4万円を超えて40200円台まで水準を切り上げた。400円超上昇したところで買いが一巡し、すぐに上げ幅を縮めたものの、前場ではプラス圏をキープした。

しかし、後場は前引けから水準を切り下げ、マイナス圏からのスタート。しばらく下を試す流れが続き、下げ幅を200円超に広げた。39500円台に入ったところで押し目買いが入り、13時台半ば以降は緩やかに値を戻した。終日方向感は定まらなかったものの、極端な動きは修正され、小幅な下落で取引を終えた。TOPIXも後場にマイナス圏に沈んだが、こちらは終値ではプラスを確保。グロース250指数は終日プラス圏で推移した。

業種別では33業種中15業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、非鉄金属、機械、電気・ガスが続いた。値下がり上位には医薬品、精密機器、その他製品が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

7月22日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,596.32億円、売り優勢金額は7,911.93億円となった。

トップニュース

東京電力HD-大幅続伸 関西電力が原発新設を検討と伝わる 参院選結果も材料視

  $東京電力ホールディングス (9501.JP)$ が大幅続伸。19日付の日本経済新聞朝刊によれば、福井県にある美浜原発の敷地内で地質などの調査を始めるようだ。原発の新増設が具体化するのは東日本大震災以降で初めてとしている。また、20日の参議院選挙では原発反対派の勢力が伸びなかったことも材料視され、電力各社に買いが入っている。

  $関西電力 (9503.JP)$ が次世代の原子力発電所の建設に乗り出すことが分かったと伝わったことなどが材料視されている。同社は22日13時05分、福井県にある美浜発電所の後継機設置検討の自主的な現地調査を再開すると発表した。同社は2010年11月24日以降、美浜発電所1号機の後継機設置の可能性検討にかかる自主的な調査を開始することを発表していたが、11年3月12日以降見合わせていた。

同社のほか、  $北海道電力 (9509.JP)$ 、  $中国電力 (9504.JP)$ などの上昇が目立つ。

安川電機-反発 米州事業説明会を材料視 ポジティブとの評価

  $安川電機 (6506.JP)$ が反発。同社が18日に開催した米州事業説明会が材料視されている。SMBC日興証券の18日付レポートによれば、同社の強みや新米国拠点の成長性を感じられ、印象はポジティブだったと評価している。株価は今後の米州事業に期待した買いが入っている。

東宝-新高値 劇場版「鬼滅の刃 無限城編」の好調な滑り出しを材料視か

  $東宝 (9602.JP)$ が新高値を更新。18日より公開が始まった劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」の好調な滑り出しが材料視されているもよう。

劇場版「鬼滅の刃」については、米エンタテインメント業界紙Deadlineが現地時間20日に、公開3日間の興行収入は59億円と推定されると報じた。各メディアでは2020年公開の「無限列車編」における国内興行収入404億円を超えられるか注目されており、配給元である同社への業績期待から買いが入っているようだ。

ソフトバンクとオープンAI、5000億ドルのプロジェクト始動に苦戦

 $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が上昇している。米国ではハイテク株中心に根強い買いが続くなかナスダック総合株価指数は連日で最高値更新が続いており、米ハイテク企業に積極投資する同社株にとってナスダック上昇は追い風となっている。

関連記事:ソフトバンクとオープンAI、5000億ドルのプロジェクト始動に苦戦

リベルタ-急騰 「第11回猛暑対策展」への出展 FREEZE TECH製品を体感できる機会を提供

  $リベルタ (4935.JP)$ が急騰。同社は18日に、7月23日~25日に東京ビッグサイトにて開催される「第11回猛暑対策展」に出展すると発表した。

今年は、「リアル体感フィールド」にもブースを出展し、実際の職場環境に近い状況でFREEZE TECH製品の効果を直接体感できる機会を通じて、現場で働く人々の視点に立った、より実践的な暑さ対策を紹介するとしている。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、  $三菱重工業 (7011.JP)$ は本日値上がり率トップ、終値は6.20%上昇の3410.0円だった。

一方、値下がり率トップは、終値は4.95%下落の1037.0円だった。

タイトルとURLをコピーしました