2025年7月24日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

   [東京 24日 ロイター]

 – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸すると想定されている。

米国市場で株高となったことが支援材料となり、日米関税合意を好感する動きや経済対策への思惑が継続するとみられる。

    日経平均の予想レンジは4万1000円─4万1800円。

    日経平均は「米株高でもあり、日米関税合意で株高となった前日の余韻が残りそうだ

」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との見方が聞かれる。

前日は1400円近い大幅高となったが、ショートカバー(買い戻し)や出遅れた投資家による買いの余地があるとみられている。

    前日と同様、景気敏感やシクリカル銘柄が物色されそうだという。

米国市場では半導体大手エヌビディア<NVDA.O>が株高を牽引しており、国内の関連株の支援材料になり得る。

    買い一巡後は、利益確定売りが上値を抑えるとみられる。

「一段と上昇する材料はあまりない。

4—6月決算を見極めないといけない」(秋野氏)との声がある。

きょうは国内で信越化学工業<4063.T>、中外製薬<4519.T>、ニデック<6594.T>、キヤノン<7751.T>などが決算を発表する。

    欧米では7月PMIの発表があるほか、欧州では欧州中央銀行(ECB)の政策金利

発表、米国では週次の新規失業保険申請件数、6月新築1戸建て住宅販売などの発表があ

る。

    米国株式市場は貿易を巡る楽観的な見方が広がる中、S&P総合500種<.SPX>とナ

スダック総合<.IXIC>が終値で最高値を更新。ダウ工業株30種<.DJI>は昨年12月4日

に付けた史上最高値に迫った。

戦略

想定レンジ補正値込み29,000〜29,800円。

結果

続伸。強い相場を維持。

始値高値安値終値
日経22541,65742,065
(41,800)
41,554
(41,000)
41,826
+655
NF日経レバ29,90030,430
(29,800)
29,780
(29,000)
30,090
+860

反省

11,600〜11,800円のズレ。

大幅にズレ幅縮小。エントリーしにくい展開。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)


市場概況

24日後場は日経平均株価が、前日比655円02銭高の4万1826円34銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)が同51.17ポイント高の2977.55ポイントと3日続急伸した。

現地23日の米国株式市場で、日米関税交渉の合意を受け他の国や地域との交渉も進展するとの期待感が高まり、NYダウ、ナスダック総合指数が上昇。日本株も朝方から買いが優勢の展開だった。日経平均が心理的なフシ目の4万円を超えたことで、投資家心理が好転。

午後零時40分に、同894円51銭高の4万2065円83銭まで上昇し、24年7月11日以来となる4万2000円台を回復した。その後は、短期的な過熱感が警戒されたもようで、上げ幅を縮小した。TOPIXは、同7月11日に付けた終値ベースでの史上最高値(2929.17ポイント)を大きく更新して取引を終えた。

東証プライム市場の出来高は22億899万株、売買代金は5兆7264億円。騰落銘柄数は値上がりが1357銘柄と8割を超えた一方、値下がりは215銘柄だった。変わらずは52銘柄。

業種別では、前日に続き全33業種が上昇した。

【本日の買い売り優勢状況】

7月24日の東証プライム市場では、買い優勢金額は1.19万億円、売り優勢金額は1.02万億円となった。

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【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は全般的に上昇し、市場センチメントは改善している。その中で、 $古河電気工業 (5801.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.24%上昇の8118.0円だった。

一方、値下がり率トップは $レーザーテック (6920.JP)$、終値は1.48%下落の16960.0円だった。

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