NF日経レバ
寄り前情報
[東京 25日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反落することが想定される。
前日の米国株式市場は底堅い値動きとなったが、日経平均は前日までの2営業日で2051円上昇しており、きょうはいったんスピード調整の売りに押されるとみられている。
日経平均の予想レンジは4万1500円─4万1800円。
日経平均は反落でスタートした後、ドル/円と時間外取引での米株先物の動向を横目にマイナス圏でもみ合う見通し。
目立った売り材料はないものの、積極的な売買は見送りとなり、週末を控えた持ち高調整の売りが優勢となりそうだ。
市場では「きのう4万2000円を回復したため、きょうは利益確定売りが広がるだろう」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方があった。
物色は、個別材料株が中心になる見通しいったん過熱感が冷めると、米国株式市場の動向次第では来週にでも4万2000円台での値固めが進むという。
きょうは国内で7月東京都区部消費者物価指数が公表されるほか、ファナック<6954.
T>、SCREENホールディングス<7735.T>が決算を発表する。
24日の米国株式市場は、S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が終
値で最高値を更新した。
グーグルの親会社アルファベット<GOOGL.O>の好決算を受け、人工知能(AI)関連銘柄への楽観的な見方が広がった。
一方、電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の株価は決算が投資家の失望を招き、8%超下落した。
戦略
想定レンジ補正値込み29,400〜29,800円。
結果

下落レンジ。想定通り。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 41,760 | 41,773 (41,800) | 41,389 (41,500) | 41,456 △370 |
NF日経レバ | 29,870 | 29,950 (29,800) | 29,465 (29,400) | 29,510 △580 |
反省
久々に想定に見合う展開。ショートエントリーなら確実に取れる展開。
11,800〜11,900円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比370.11円安の41456.23円、東証株価指数(TOPIX)が25.69ポイント安の2951.86で終了した。
米国株は3指数がまちまちとなったが、ダウ平均の大幅安を嫌気して下落スタート。直近2営業日で2000円を超える上昇となっていただけに、場中は利益確定売りが優勢となり、じわじわと下げ幅を広げた。200円を超える下落で前場を追えると、後場には節目の41500円を割り込んだ。終盤にかけては一時下げ幅を400円超に拡大。週末を前に押し目買いは手控えられ、安値圏で取引を終えた。
業種別では33業種中11業種が値上がり。1位は倉庫・運輸で、以下、海運業、鉱業、パルプ・紙が続いた。値下がり上位には化学、鉄鋼、輸送用機器が並んだ。
【本日の買い売り優勢状況】
7月25日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,905.42億円、売り優勢金額は8,812.13億円となった。
トップニュース
メルカリ-続落 スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」でベネッセキャリオスと求人連携を開始
$メルカリ (4385.JP)$が続落。同社は25日14時07分に、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」において、ベネッセグループのベネッセキャリオスとの求人連携を開始したと発表した。この連携により、ベネッセキャリオスが運営するスキマバイトサービス「キャリオス1DAY」の求人が「メルカリ ハロ」に掲載され、クルー(働き手)が「メルカリ ハロ」から応募・勤務できる働き先の選択肢が拡大するとしている。
七十七が連日で年初来高値更新、4~6月期純利益9%増と堅調で評価
$七十七銀行 (8341.JP)$が後場に買われ、年初来高値を連日で更新した。25日午後2時30分、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比6.8%増の176億4600万円、純利益は同8.6%増の122億8900万円となった。純利益の中間期計画に対する進捗率は約59%と堅調ぶりを示し、評価されたようだ。
ジーエヌアイ-大幅続落 公募価格は2651円 ディスカウント率7.5%
$ジーエヌアイグループ (2160.JP)$が大幅続落。同社は24日、予定している海外募集による新株式発行に関し、発行価格が2651円だと発表した。24日の終値2866円に対し、7.5%のディスカウントとなる。
三菱自動車1Q実績が市場予想を大幅に下回る 自動車株に売り
$三菱自動車工業 (7211.JP)$が24日大引け後に、26.3期1Q(4-6月)の連結決算を発表したことが嫌気されている。三菱自動車が発表した1Q連結営業利益は56億円(前年同期比84.1%減)となり、市場コンセンサス129億円を大きく下回った。これが嫌気され、株価は足元8%を超える下落となっている。
直近、自動車株は関税交渉の進展を好感して買われていたが、三菱自動車の決算を受けて業績不安が再燃し、自動車各社に売りが出ている。$マツダ (7261.JP)$、$トヨタ自動車 (7203.JP)$ 、 $本田技研工業 (7267.JP)$ なども安い。
イクヨ-売り気配 通期営業益を下方修正 アプレ子会社化を中止
$イクヨ (7273.JP)$が売り気配。同社は24日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.7億円から4.5億円(前期比11.6倍)に下方修正すると発表した。
3月26日に公表していたアプレ(東京都台東区)の子会社化を中止することとなった。アプレを連結の範囲に含めることを前提として連結業績予想を策定していたため、主にこれを中止したことによる影響を反映した。同純利益予想については、従来の39.0億円から43.8億円(同99.5倍)に引き上げた。
九電工が急伸し年初来高値、26年3月期第1四半期決算は減収ながら営業増益で着地
$九電工 (1959.JP)$が急伸。一時632円高の6828円を付け、15日の年初来高値6315円を大きく更新した。25日午後3時、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算を発表。減収ながら営業増益で着地し、好感された。
「鬼滅の刃」が24位にランクイン、「無限城編第一章」の驚異的ヒットで注目<注目テーマ>
映画版のヒットにより、配給元である $東宝 (9602.JP)$の業績への寄与は大きいとみられるほか、製作会社の一つであるアニプレックスを傘下に持つ $ソニーグループ (6758.JP)$への業績貢献も期待される。また、「鬼滅の刃」という人気IP(知的財産)とのコラボレーションを図る企業も多く注目したい。
【動いた日本株トップ】
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $三井金属鉱業 (5706.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は3.46%上昇の5826.0円だった。
一方、値下がり率トップは $信越化学工業 (4063.JP)$、終値は9.45%下落の4530.0円だった。