2025年8月21日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

[東京 21日 ロイター]

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、様子見姿勢が広がることから方向感の出にくい展開となる見通し。

米ワイオミング州で開かれる年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極めたいとするムードが強く、積極的な売買は手控えられそうだ。

    一方、前日の米市場ではハイテク株の下落が続き、東京市場でも最近の相場上昇をけん引してきた半導体株などへの売りが継続するのではないか、との指摘が聞かれた。

    日経平均の予想レンジは4万2700円─4万3100円。

戦略

想定レンジ31,500〜31,900円。

結果

狭い下落レンジ。

始値高値安値終値
日経22542,78342,926
(43,100)
42,564
(42,700)
42,610
△278
NF日経レバ31,40031,590
(31,900)
31,060
(31,500)
31,160
△350

反省

想定大外し。

乱痴気相場落ち着いた。

11,300〜11,500円のズレに拡大。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

21日の日経平均は3日続落。終値は278円安の42610円。米国株は3指数がまちまちも、前日同様にナスダックが弱く、3桁下落スタート。序盤では $アドバンテスト (6857.JP)$や $ソフトバンクグループ (9984.JP)$など前日大きく下げた銘柄にしっかりとした動きが見られたことから、プラス圏に浮上する場面もあった。

しかし、ソフトバンクGが改めての売りに押されて下げ幅を広げてくると、指数も下を試しにいった。42500円台に入ったところでは売り圧力が和らぎ、後場に入ると動意が乏しくなった。ただ、幾分戻すと売り直されて低空飛行が継続。200円を超える下落で取引を終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆円。

業種別では非鉄金属、鉄鋼、鉱業などが上昇した一方、医薬品、輸送用機器、建設などが下落した。証券会社が目標株価を引き上げた $旭化成 (3407.JP)$が急伸。半面、株式の売り出しを発表した $福田組 (1899.JP)$が大幅に下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

8月21日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,726.15億円、売り優勢金額は7,657.35億円となった。

トップニュース

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S&Pグローバルの日本のPMI速報値によると、8月の民間部門の成長は加速し、生産は6カ月ぶりの高いペースで増加した。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのAnnabel Fiddes氏は「製造業の生産が再び増加に転じ、サービス業の活動も引き続き力強く増加するなど、上向きの動きは広範囲に及んでおり、これは心強い」と述べている。

長期金利上昇、1.610%=17年ぶり高水準

21日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、1.610%に上昇(債券価格は下落)した。2008年10月中旬以来、約17年ぶりの高水準。

アステリアは一段高、円建ステーブルコインの決済データをノーコードで連携へ

 $アステリア (3853.JP)$が後場一段高で新値追い。同社はきょう午前11時30分ごろ、JPYC(東京都千代田区)が発行する日本円建ステーブルコイン「JPYC」の決済データをノーコードで連携することができるASTERIA Warp専用「JPYCアダプター」を開発すると発表。これが材料視されているようだ。

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東京エレクトロン-丸三が目標株価引き下げ 通期会社計画の下方修正など考慮

 $東京エレクトロン (8035.JP)$が続落。丸三証券では、26.3期通期の会社計画下方修正などを考慮。投資判断は「買い」を継続し、目標株価を34000円→26600円に引き下げた。

同社は26.3期上期(1-6月)の市場環境について、通期の会社計画の修正要因と同様の理由で、従来見通しよりも弱気な見通しへ修正。

旭化成が急伸、国内大手証券が目標株価1800円に増額修正

 $旭化成 (3407.JP)$が急伸し、年初来高値を連日で更新した。SMBC日興証券が20日、旭化成の目標株価を1550円から1800円に増額修正した。投資評価は最上位の「1」を継続している。M&Aが想定以上に奏功しているとしたうえで、ヘルスケアをけん引役に営業利益は過去最高の更新が続くと予想。

日産自動車-反発 本社ビル売却先で米KKRが最有力候補と伝わる

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三井金属-急騰 高周波基板用電解銅箔の生産能力を追加増強 データセンター向け伸び

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【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $三井金属鉱業 (5706.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は7.70%上昇の9230.0円だった。

一方、値下がり率トップは $第一三共 (4568.JP)$、終値は7.18%下落の3710.0円だった。

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