NF日経レバ
寄り前情報

[東京 22日 ロイター]
– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、一進一退の値動きが想定されている。
為替のドル高/円安が投資家心理を支えそうだ。一方、米国市場が株安となったことに加え、日本時間の今晩にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控ており、積極的な上値追いは限られるとみられる。
朝方の取引が一巡した後は様子見が強まると見込まれている。
日経平均の予想レンジは4万2300円─4万2900円。
ドル/円が148円前半へと円安方向に振れたことは、輸出株を中心に支えになりそ
うだ。
米金利上昇は、金融株を支援するとみられる。前日までの3日続落を経て、自律反発への思惑もある。
短期的な過熱感からこのところ調整地合いとなってきたが、市場では「長い目で見ればゴルディロックス(適温相場)に伴う上昇基調は変わらず、下値では押し目買いが支えになる」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との見方が聞かれる。
一方、米株の主要3指数が下落したことは投資家心理の重しになり、積極的な上値追
いは限られそうだ。
米半導体株安は国内の関連株にとって逆風になり得る。
来週に半導体大手エヌビディア<NVDA.O>の決算を控え、手掛けにくさも意識される。
朝方の取引が一巡した後は、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのパウエル議長の講演を前にして様子見姿勢が強まりそうだ。
講演では、米国での9月利下げに向けた手掛かりがあるかが焦点になる。
きょうは国内で7月全国消費者物価の発表がある。
前日の米国市場では株価の主要3指数が下落した。
パウエル議長の講演がタカ派的となれば株価が変動するとの警戒感が重しとなった。
小売り大手ウォルマート<WMT.N>の決算で四半期の利益が3年超ぶりの予想未達となったことも、市場心理を悪化させた。
戦略
想定レンジ30,900〜31,500円。
結果

狭い範囲のレンジ相場。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 42,629 | 42,720 (42,900) | 42,331 (42,300) | 42,633 +23 |
NF日経レバ | 31,200 | 31,290 (31,500) | 30,690 (30,900) | 31,100 △60 |
反省
ややズレたが雰囲気は掴めた。
11,400〜11,600円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
22日の日経平均は4日ぶり反発。終値は23円高の42633円。米国株安を受けても小高く始まったが、場中は方向感に欠ける動きが続いた。
開始直後には上げ幅を3桁に広げるも、急失速してマイナス圏に沈むと一気に下げ幅を200円超に拡大。42300円台に入ったところでは切り返し、再びプラス圏に浮上した。開始15分程度で高値と安値をつけると、10時辺りからは前日終値近辺でもみ合う展開。前場は一桁のプラスで終えた。後場はマイナス圏で推移する時間が長く、小幅な下落でクロージングオークションに突入したが、引けにかけて買いが入り、終値ではプラスを確保した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9500億円。業種別では保険、証券・商品先物、銀行などが上昇した一方、化学、空運、サービスなどが下落した。
8月22日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,225.43億円、売り優勢金額は7,365.61億円となった。
トップニュース
メルカリ—続伸、ソニーGとNFT・デジタルコンテンツ普及促進の合意書締結
$メルカリ (4385.JP)$ は続伸。 $ソニーグループ (6758.JP)$ とその関連会社、ソニーブロックソリューションズラボとの間で、NFTやデジタルコンテンツの普及促進に向けた基本合意書を締結したと発表。第一弾として、同社が提供するブロックチェーン「ソニューム」を活用したNFTを販売。これにより、「メルカリNFT」を通じた関連サービスの開発や新しいエコシステム構築に向けた連携を進める予定。
さくらインターネット-3日ぶり反発 総額130億円を借り入れ GPU購入費などに充当
$さくらインターネット (3778.JP)$ が3日ぶり反発。同社は21日、生成AI向けサービス用の機材投資資金について借り入れを行うと発表した。
ソフトバンクG-野村が目標株価引き上げ 推定NAVに対し0%ディスカウントを付与
$ソフトバンクグループ (9984.JP)$ が4日ぶり反発。野村証券では、推定NAVに対し0%ディスカウントを付与。投資判断は「Buy」を継続し、目標株価を14120円→16450円に引き上げた。
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$ゆうちょ銀行 (7182.JP)$ が大幅高。日銀による早期利上げ観測の強まりを受けて買われている。総務省が22日に発表した7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比3.1%上昇となり、上昇は47カ月連続。2月連続で伸び率は低下したものの、市場予想の3.0%上昇を上回る内容となった。
これを受けて10年国債利回りは一時1.615%(前日比+0.01%)に上昇しており、2008年10月以来の水準となる。強い物価指標を受けて日銀が9月にも利上げに踏み切るとの観測から、銀行・保険といった金利上昇の恩恵がある銘柄に買いが入っている。
INPEXが4日続伸し年初来高値、ウクライナ停戦交渉の難航思惑で原油価格上昇
$INPEX (1605.JP)$が4日続伸し株価は12日につけた年初来高値を更新している。21日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比0.81ドル高の1バレル=63.52ドルと上昇。
また、米エネルギー情報局(EIA)が20日に発表した石油在庫統計で原油とガソリンの在庫が減少したことで需給の引き締まりが意識されている。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $ベイカレント (6532.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は3.39%上昇の8565.0円だった。
一方、値下がり率トップは $エムスリー (2413.JP)$、終値は4.09%下落の2252.0円だった。