NF日経レバ
寄り前情報

[東京 25日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸
が想定されている。前週末に米国で開催された年次経済シンポジウム「ジャクソンホール
会議」での米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を市場は「ハト派」寄りと受け止めて
米株高となった反応が、日本株にも波及すると見込まれている。一方、為替はドル安/円
高で反応しており、買い一巡後の株価の上値を抑制しそうだ。
日経平均の予想レンジは4万2700円─4万3000円。
ジャクソンホール会議は「想定したより『ハト派』寄りだった。債券も株も利下げへ
の思惑が再燃してきた」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との受け止めが聞かれる
。パウエル議長は講演で、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可
能性を示唆した。
日本株は「利下げの示唆はないかもしれないと警戒して(ジャクソンホール会議前に
)売られていた分を、取り返す動きになるのではないか」(大塚氏)とみられており、自
立反発を期待した買いが先行しそうだ。日経先物は前週末の現物に対し300円強高い水
準となっており、さや寄せする動きも先行しそうだ。
米国での9月利下げの織り込みが再び8割台に高まる中、米半導体株高となっており
、国内の関連株の追い風になり得る。一方、ドル/円が足元で147円付近と円高寄りに
なっていることは、輸出株を中心に上値を抑制するとみられる。
パウエル発言の消化が一巡した後は、週半ばに控える半導体大手米エヌビディア<NVD
A.O>決算に市場の関心は向かいそうだ。
きょうは独8月Ifo業況指数、米7月新築1戸建て住宅販売などの発表がある。
前週末の米国株式市場では、主要3指数が反発して取引を終えた。米連邦準備理事会
(FRB)のパウエル議長が利下げを示唆したことを受け、ダウ工業株30種は過去最高
値を更新して引けた。
戦略
想定レンジ 31,600〜32,000円
結果

想定に近い動きも寄りだけの高値のみで、終始弱い展開。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 42,977 | 43,201 (43,000) | 42,681 (42,700) | 42,807 +174 |
NF日経レバ | 31,800 | 31,980 (32,000) | 31,210 (31,600) | 31,400 +300 |
反省
ロイター予測数一致。想定レンジ、日々の変動から予想難しく、大外し。
臨機応変の対応が必要。
11,200〜11,400円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
25日の日経平均は続伸。終値は174円高の42807円。22日の米国では、パウエルFRB議長の講演内容から9月の利下げが意識され、ダウ平均が800ドルを超える上昇となって史上最高値を更新。これを受けて、300円超上昇して始まった。
すぐに節目の43000円を上回ると、一気に上げ幅を500円超に拡大。ただ、43200円台で買いが一巡し、高値は早い時間につけた。前場では値を消しても3桁高の状態はキープしたが、後場には上げ幅を2桁に縮める場面もあった。パウエル議長発言を受けて円高(ドル安)が進んだことが日本株の上値を抑えた。終盤にかけては盛り返して3桁高で終えたものの、寄り付き(42977円)は下回り、ローソク足では陰線を形成した。
東証プライムの売買代金は概算で4兆1400億円。業種別では非鉄金属、卸売、機械などが上昇した一方、倉庫・運輸、電気・ガス、空運などが下落した。
8月25日の東証プライム市場では、買い優勢金額は7,354.64億円、売り優勢金額は7,917.38億円となった。
トップニュース
アドテスト、ディスコなど半導体製造装置関連が高い、SOX指数25日線抜けが追い風に◇
$アドバンテスト (6857.JP)$ 、 $ディスコ (6146.JP)$ など半導体製造装置関連株が一斉高に買われている。前週末の米国株市場では $エヌビディア (NVDA.US)$ をはじめ半導体セクターに買い戻しが鮮明となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.7%高と4日ぶりに大きく切り返し25日移動平均線を再び上に抜けてきた。東京市場でもこの流れに追随する形で半導体関連への買いが広範囲に広がっている。
メルカリ-大幅に3日続伸 台湾版の「メルカリ」がサービス開始1年で登録者数30万人突破
$メルカリ (4385.JP)$ が大幅に3日続伸。同社は25日10時10分、2024年8月29日から台湾でサービスを開始したWeb版「美露可利」(メルカリ)の登録者が、2025年8月4日時点で登録者数30万人を突破したと発表した。
〔注目株〕米住宅関連銘柄が堅調=米利下げで住宅ローン借りやすく
日経平均株価が一時前営業日比500円超上昇する原動力となった $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ や $アドバンテスト (6857.JP)$ 、 $東京エレクトロン (8035.JP)$ など半導体関連株は前場中盤にかけてやや上げ幅を縮めているが、 $信越化学工業 (4063.JP)$ は一段高となるなど堅調だ。
米住宅関連では、 $住友林業 (1911.JP)$ も一時10%近く上昇するなど、強い動きになっている。同社の収益の柱となっている建築・不動産事業は米国が利益の柱になっており、米住宅ローン金利低下を連想させるパウエルFRB議長の講演内容は好材料になったようだ。
$日本情報クリエイト (4054.JP)$ が大幅反発している。前週末22日の取引終了後、26年6月期の配当予想について、中間配当で記念配当3円を実施し年11円(前期5円)にすると発表。また、上限を20万株(自己株式を除く発行済み株数の1.44%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これらを好感した買いが入っている。
良品計画-大幅に4日続落 中国で一部「無印良品」使えず 商標巡り敗訴確定=日経
$良品計画 (7453.JP)$ が大幅に4日続落。日本経済新聞電子版は22日18時02分、同社が中国で販売する一部商品で「無印良品」の商標が使用できなくなったことが分かったと報じた。
日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $TOTO (5332.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は8.39%上昇の4084.0円だった。
一方、値下がり率トップは $テルモ (4543.JP)$、終値は4.04%下落の2628.0円だった。