2025年8月5日デイトレ

NF日経レバ

見通し

 [東京 5日 ロイター] 

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が想定されている。

週明けの米国株式市場で主要3株価指数が急反発した流れを引き継ぐとみられている。

日経平均は前日に大きく下落した反動から自律反発を期待した買いも入りやすい。

4万円台での値固めが進むとみられている。

    日経平均の予想レンジは4万0400円─4万0800円。

        市場では「米雇用統計を受けた波乱が短期で済み、安心感が広がっている」(東

洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声が聞かれる。

米国では早期の利下げ観測があり、東京市場でもハイテクなどの金利敏感株に買いが入るとみられている。

        個別材料株の物色にも期待ができる。

前日に通期見通しの上方修正を発表した川崎汽船<9107.T>に加え、オーストラリアのマールズ副首相が同国海軍の次期フリゲート艦計画について、三菱重工業<7011.T>が納入すると表明したことを受けて[nL6N3TW009]、同社と川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>の重工大手3社に買いが広がりそうだ。

        米国株式市場では主要3株価指数が1%以上上昇して取引を終えた。

いずれも5月27日以来の大幅な上昇率。

前週末の売りの後で割安銘柄に買いが入ったほか、予想を下回った雇用統計を受けて9月の利下げ観測が高まったことが背景にある。

        きょうは国内でダイキン工業<6367.T>、三菱重工業<7011.T>、スズキ<7269.T>、

マツダ<7261.T>、バンダイナムコホールディングス<7832.T>、日本郵船<9101.T>、リクルートホールディングス<6098.T>、米国でファイザー<PFE.N>、キャタピラー<CAT.A>が決算を発表する。

経済指標は米国で7月のISM非製造業景気指数が公表される。

戦略

想定レンジ補正値込み28,000〜28,400円。

結果

反発からのレンジ相場。

始値高値安値終値
日経22540,52140,690
(40,800)
40,421
(40,400)
40,549
+258
NF日経レバ28,22028,370
(28,400)
28,065
(28,000)
28,245
+325

反省

ロイター予測、想定レンジ一致、比較的に取りやすい相場展開。

12,300〜12,400円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比258.84円高の40549.54円、東証株価指数(TOPIX)が20.34ポイント高の2936.54で終了した。

米国株の大幅高を受けて、寄り付きから200円を超える上昇。節目の40500円を上回った。前場は40500円を挟んで一進一退。値を消しても40400円近辺では盛り返したが、上げ幅を300円超に広げても40600円近辺では買いが一巡した。後場は40500円より上が定着したものの、値幅は限られ、小動きが続いた。グロース250指数は、高く始まった後もじり高基調が継続。770pを上回り、年初来高値を更新した。

業種別では33業種中30業種が上昇し、下落は海運業、倉庫・運輸、小売業の3業種にとどまった。値上がり率1位は非鉄金属で、以下、水産・農林業、電気・ガス、証券・商品、機械、パルプ・紙と続いた。

【本日の買い売り優勢状況】

8月5日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,885.67億円、売り優勢金額は8,539.83億円となった。

トップニュース

【日銀議事要旨】「引き 続き政策金利を引き上げ・・・」

6月16-17日分の日銀金融政策決定会合議事要旨

「経済・物価の中心的な見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくという考え方を共有」

「多くの委員は物価上振れしているが、経済情勢の見極めが必要と指摘」

ニトリHD—大幅続落、7月の既存店減収幅が拡大で

 $ニトリホールディングス (9843.JP)$ 大幅続落。前日に7月の月次動向が発表されている。既存店売上高は前年同月比8.8%減となり、3カ月連続でのマイナス成長となっている。客単価が同3.0%上昇した一方、客数が同11.5%の減少となっている。連日の記録的な猛暑によって、客足が鈍っているようだ。既存店減収率の大きさは2021年12月以来の水準とみられ、第2四半期業績への影響が警戒される形にも。

三菱重工業-後場上げ幅拡大 1Q最終益10%増 コンセンサス上回る

 $三菱重工業 (7011.JP)$ が後場上げ幅拡大。同社は5日13時30分、26.3期1Q(4-6月)の連結純利益(IFRS)は682億円(前年同期比9.5%増)だったと発表した。市場コンセンサスは550億円。エナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙の3セグメントにおいて増益となった。受注高は1兆7686億円(前年同期比4%減)となった。

マツダ、非開示だった今期経常は72%減益、未定だった上期配当は25円実施

 $マツダ (7261.JP)$  が8月5日後場(13:30)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は342億円の赤字(前年同期は802億円の黒字)に転落した。

併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比72.0%減の530億円に落ち込む見通しを示した。

同時に、従来未定としていた今期の上期配当を25円(前年同期は25円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の4.2%→-4.2%に急悪化した。

住友倉庫-後場マイナス転換 1Q営業益14%減 物流事業の人件費増加など響く

 $住友倉庫 (9303.JP)$ が後場マイナス転換。同社は5日13時20分、26.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は27.4億円(前年同期比14.3%減)だったと発表した。市場コンセンサスは28.0億円。

物流事業における人件費および減価償却費の増加、不動産事業での取得時一時税金の発生などが響いた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、$NTN (6472.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は15.05%上昇の298.2円だった。

一方、値下がり率トップは$LINEヤフー (4689.JP)$、終値は12.20%下落の485.6円だった。

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