2025年8月7日デイトレ

NF日経レバ

見通し

 [東京 7日 ロイター]

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、一進一退の値動きとなる見通し。

市場の注目度が高いトヨタ自動車<7203.T>が取引時間中に決算を発表するほか、訪米中の赤沢亮正経済再生相が自動車・同部品の早期関税引き下げを要請しており、決算速報や関連報道に一喜一憂しやすい。

様子見ムードの中、ポジションを方向に傾けにくく、日経平均は前日終値(4万0794円86銭)を挟んだ展開となりそうだ。

    日経平均の予想レンジは4万0600円─4万1000円。

戦略

     想定レンジ補正値込み28,300〜28,800円。

結果

小じっかりした相場。

始値高値安値終値
日経22540,66841,164
(41,000)
40,668
(40600)
41,059
+264
NF日経レバ28,38029,095
(28,800)
28,355
(28,300)
28,920
+315

反省

12,100〜12,300円のズレ。比較的取りやすい展開。

東京市場サマリーMOOMOO証券より引用

市場概況

今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比264.29円高の41059.15円、東証株価指数(TOPIX)が21.35ポイント高の2987.92で終了した。

米国株は上昇したが、朝方にトランプ大統領から半導体の関税強化に対する言及があったことが警戒され、寄り付きは3桁の下落となった。しかし、その寄り付きが安値となって早々にプラス転換。しばらくはじわじわと上げ幅を広げ、3桁高となった辺りから上昇基調を強めてきた。

節目の41000円を上回り、41100円台に乗せて300円超上昇したところで買いが一巡。後場に入ると伸び悩んだ。ただ、大きな失速はなく、41000円近辺で値動きが落ち着き、200円を超える上昇で取引を終えた。TOPIXは7月24日につけた2977.55pを上回り、史上最高値を更新した。

業種別では33業種中27業種が値上がり。1位は電気・ガスで、以下、倉庫・運輸、銀行業、証券・商品が続いた。値下がり上位には輸送用機器、精密機器、ゴム製品が並んだ。

【本日の買い売り優勢状況】

8月7日の東証プライム市場では、買い優勢金額は1.04万億円、売り優勢金額は9,823.76億円となった。

トップニュース

住友金属鉱山-後場急騰 通期最終益を上方修正 1Qは24%増

 $住友金属鉱山 (5713.JP)$ が後場急騰。同社は7日14時30分、26.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の580億円から610億円(前期比3.7倍)に上方修正すると発表した。

主要な非鉄金属価格について足元の水準を考慮したうえで将来の需給バランスを予測し、生産・販売計画についても各事業の足元の状況を踏まえ、それぞれ見直した。この結果、従来予想を上回る見通し。

ソニーG-後場買い気配 通期営業益を上方修正 1Qは37%増

 $ソニーグループ (6758.JP)$ が後場買い気配。同社は8月7日12時に、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を1兆2800億円から1兆3300億円(前期比4.2%増)に上方修正すると発表した。ゲーム&ネットワークサービスの増益や関税影響試算額の減少(前回見通しから300億円減の700億円程度と試算)が寄与する。市場コンセンサスは1兆3781億円。

ブルーイノベが急落、信用取引で増し担保措置、取引負担増を嫌気

 $ブルーイノベーション (5597.JP)$ が急落し、一時189円安の2711円を付けている。東京証券取引所は6日引け後、7日から信用取引を使った売買について規制措置を行うと発表。増し担保措置による取引負担の増加が嫌気された。

【フジクラ決算速報】今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、配当も20円増額

 $フジクラ (5803.JP)$ 26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.1%増の417億円に拡大した。

併せて、通期の同利益を従来予想の1260億円→1480億円(前期は1372億円)に17.5%上方修正し、一転して7.8%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の590億円→790億円(前年同期は521億円)に33.9%上方修正し、増益率が13.0%増→51.3%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。

楽天銀が急反発、資金運用収益拡大し4~6月最終利益54%増

 $楽天銀行 (5838.JP)$ は急反発した。同社は6日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。経常収益が前年同期比40.8%増の575億400万円、最終利益が同54.1%増の168億3500万円となった。増収増益になった業績が好感され、買われている。

4~6月期は資金運用収益が大きく伸びた。運用資産の増加や日銀による政策金利の引き上げに伴う運用利回りの上昇などが追い風になった。口座数と預金残高も増加した。

助川電気工業-後場急騰 通期営業益を上方修正 増配も発表

 $助川電気工業 (7711.JP)$ が後場急騰。同社は7日15時、25.9期通期の連結営業利益予想を従来の10.2億円から12.1億円(前期比32.0%増)に上方修正すると発表した。

研究機関向け新型炉評価試験などの原子力関連製品および核融合関連製品が増加したことにより、売上高が予想を上回った。人員配置最適化による生産効率向上なども踏まえた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、$エムスリー (2413.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は22.03%上昇の2210.0円だった。

一方、値下がり率トップは$古河電気工業 (5801.JP)$、終値は7.49%下落の9066.0円だった。

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