NF日経レバ
寄り前情報

[東京 1日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、大幅に
下落することが想定される。人工知能(AI)向けの半導体の製造コストや、中国が開発
した新型チップなど、日米の半導体を巡る懸念が台頭しており、主力ハイテク株が下げを
強めそうだ。日経平均は心理的節目の4万2000円程度まで下がる可能性がある。
日経平均の予想レンジは4万1900円─4万2300円。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は週末に複数の関係筋の話と
して、中国の電子商取引大手アリババ<9988.HK><BABA.N>が旧型チップよりも汎用性が高
く、より幅広いAI推論タスクに対応する新型チップを開発したと報じた[nL6N3UL0GC]。
市場では、今年の1月に中国の新興企業が公開した低コストAIモデルの台頭が、米国の
半導体の優位性を脅かすとの懸念から、世界的にハイテク株が売られた「DeepSee
kショック」の再来となるのではないかと警戒されている。
米国では半導体のコスト高騰を巡る懸念も台頭している。JPモルガンのアナリ
ストが、デル・テクノロジーズ<DELL.N>はサプライチェーン(供給網)の混乱と早期出荷
に伴う追加コストが競争的な価格戦略による利益の圧迫に拍車をかけていると指摘し、株
価は大幅に下落した[nL6N3UL0LW]。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト
は「半導体を巡る悪材料が次々と表れ、DeepSeekショックに近い動きになる可能
性がある」と指摘する。日経平均は25日移動平均線が位置する4万2000円程度まで
下落する可能性があるという。
きょうは中国で8月のS&P製造業PMIが公表される。米国、カナダはレーバ
ーデーに伴い休場となる。
週末の米国株式市場は反落して取引を終えた。デルは9%近く下落、半導体大手
エヌビディア<NVDA.O>も3%超下落するなど、AI関連銘柄が大幅安となった。
戦略
想定レンジ30,400〜30,800円
結果

前場大きな下落、後場半値戻し。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
日経225 | 42,362 | 42,454 (42,300) | 41,835 (41,900) | 42,188 △529 |
NF日経レバ | 30,680 | 30,900 (30,800) | 29,980 (30,400) | 30,490 △810 |
反省
ロイター予測ぴったり。想定レンジ大きく深掘るも、日経225の動きで判断すれば取れる展開。
11,500〜12,100円のズレ。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
市場概況
9月に入り1日の日経平均は大幅続落。終値は529円安の42188円。米国株安を嫌気して、寄り付きから300円を超える下落。米国でエヌビディアなど生成AI関連が大きく売られたことから、 $アドバンテスト (6857.JP)$ や $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ などの下げが大きくなった。全面安とはならず、内需株には買いが入った。それでもしばらくは下値模索が続き、800円を超える下落で前場を終了。42000円を下回り、41800円台まで水準を切り下げた。
一方、後場のスタート直後に安値をつけた後は、売り圧力が和らいで緩やかながら値を戻す展開。結局、500円を超える下落とはなったものの、終値では42000円を上回り、大引けが後場の高値となった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆0200億円。業種別では電気・ガス、医薬品、陸運などが上昇した一方、非鉄金属、証券・商品先物、電気機器などが下落した。
9月1日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,967.69億円、売り優勢金額は8,677.24億円となった。
トップニュース
政府は1日、人工知能(AI)の研究開発・活用を推進しつつ、偽情報などのリスク対応を強化するため、人工知能戦略本部を設置した。城内実科学技術担当相にAI戦略担当を追加。政策展開の方向性を示す基本計画の策定や、国際規範に沿った適正利用のための指針を整備する。
$エーザイ (4523.JP)$が反発。一時前営業日比198円高の4736円まで上昇した。エーザイが米医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病による認知症治療薬「レカネマブ」の皮下注射製剤に関し、米食品医薬品局(FDA)から承認を得たとの発表が好感されている。
abcがS高カイ気配、暗号資産の急激な値動きに応じアラートを発信するシステム提供
$GFA (8783.JP)$ がストップ高の水準の442円でカイ気配となっている。同社は前週末29日の取引終了後、暗号資産のボラティリティを監視し急激な値動きがあった時はアラートを発信するシステム「Vixサービス」を9月中旬から提供すると発表しており、手掛かり視されている。連結業績に与える影響は軽微とした。
Sワイヤーが続伸で年初来高値更新、美容インフルエンサーマーケティング支援のiHackを子会社化
$ソーシャルワイヤー (3929.JP)$が続伸。一時は前週末比78円高の330円を付け、年初来高値を更新した。前週末8月29日大引け後、iHack(東京都千代田区)を完全子会社化すると発表し好感された。
旭化成、三井化学、三菱ケミカルがLLP設立=西日本エチレン設備再編で
$旭化成 (3407.JP)$ 、 $三井化学 (4183.JP)$ 、 $三菱ケミカルグループ (4188.JP)$ の3社は1日、西日本で運営する基礎化学品「エチレン」の製造設備の集約や脱炭素化に向け、有限責任事業組合(LLP)を設立したと発表した。国内の石油化学事業は、中国の増産による市況悪化などで事業環境が厳しさを増しており、再編の動きが進んでいる。
トヨタ自動車-みずほが目標株価を引き上げ 来期業績を見据えた際に割安感がある
$トヨタ自動車 (7203.JP)$ が続落。みずほ証券は、来期業績を見据えた際に割安感があると指摘。投資判断は「買い」を継続し、目標株価は3000円→3400円に引き上げた。
$オリンパス (7733.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.64%上昇の1802.5円だった。
一方、値下がり率トップは $アドバンテスト (6857.JP)$、終値は7.92%下落の10750.0円だった。