2025年9月1日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

       [東京 1日 ロイター] – きょうの東京株式市場で日経平均株価は、大幅に

下落することが想定される。人工知能(AI)向けの半導体の製造コストや、中国が開発

した新型チップなど、日米の半導体を巡る懸念が台頭しており、主力ハイテク株が下げを

強めそうだ。日経平均は心理的節目の4万2000円程度まで下がる可能性がある。

    日経平均の予想レンジは4万1900円─4万2300円。

        米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は週末に複数の関係筋の話と

して、中国の電子商取引大手アリババ<9988.HK><BABA.N>が旧型チップよりも汎用性が高

く、より幅広いAI推論タスクに対応する新型チップを開発したと報じた[nL6N3UL0GC]。

市場では、今年の1月に中国の新興企業が公開した低コストAIモデルの台頭が、米国の

半導体の優位性を脅かすとの懸念から、世界的にハイテク株が売られた「DeepSee

kショック」の再来となるのではないかと警戒されている。

        米国では半導体のコスト高騰を巡る懸念も台頭している。JPモルガンのアナリ

ストが、デル・テクノロジーズ<DELL.N>はサプライチェーン(供給網)の混乱と早期出荷

に伴う追加コストが競争的な価格戦略による利益の圧迫に拍車をかけていると指摘し、株

価は大幅に下落した[nL6N3UL0LW]。

        三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

は「半導体を巡る悪材料が次々と表れ、DeepSeekショックに近い動きになる可能

性がある」と指摘する。日経平均は25日移動平均線が位置する4万2000円程度まで

下落する可能性があるという。

        きょうは中国で8月のS&P製造業PMIが公表される。米国、カナダはレーバ

ーデーに伴い休場となる。

        週末の米国株式市場は反落して取引を終えた。デルは9%近く下落、半導体大手

エヌビディア<NVDA.O>も3%超下落するなど、AI関連銘柄が大幅安となった。

戦略

想定レンジ30,400〜30,800円

結果

前場大きな下落、後場半値戻し。

始値高値安値終値
日経22542,36242,454
(42,300)
41,835
(41,900)
42,188
△529
NF日経レバ30,68030,900
(30,800)
29,980
(30,400)
30,490
△810

反省

ロイター予測ぴったり。想定レンジ大きく深掘るも、日経225の動きで判断すれば取れる展開。

11,500〜12,100円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

9月に入り1日の日経平均は大幅続落。終値は529円安の42188円。米国株安を嫌気して、寄り付きから300円を超える下落。米国でエヌビディアなど生成AI関連が大きく売られたことから、  $アドバンテスト (6857.JP)$ や  $ソフトバンクグループ (9984.JP)$ などの下げが大きくなった。全面安とはならず、内需株には買いが入った。それでもしばらくは下値模索が続き、800円を超える下落で前場を終了。42000円を下回り、41800円台まで水準を切り下げた。

一方、後場のスタート直後に安値をつけた後は、売り圧力が和らいで緩やかながら値を戻す展開。結局、500円を超える下落とはなったものの、終値では42000円を上回り、大引けが後場の高値となった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆0200億円。業種別では電気・ガス、医薬品、陸運などが上昇した一方、非鉄金属、証券・商品先物、電気機器などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

9月1日の東証プライム市場では、買い優勢金額は6,967.69億円、売り優勢金額は8,677.24億円となった。

トップニュース

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【動いた日本株トップ】

 $オリンパス (7733.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は4.64%上昇の1802.5円だった。

一方、値下がり率トップは $アドバンテスト (6857.JP)$、終値は7.92%下落の10750.0円だった。

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