2025年9月12日 NF日経レバの結果と反省

戦略のまとめ

本日は米株高とCPI通過による安心感から続伸を想定し、NF日経レバ(1570)のレンジを33,800円〜34,400円と設定。乖離値10,900円を基準に押し目買いを狙い、34,300円超では利確を意識する戦略とした。テクニカル的にもMACDがシグナルを上抜けし、移動平均線は強気トレンドを維持。RSIは70を意識しながらも上昇余地が残る局面であった。

日経225のロイター予測は44,400〜44,900円。

実際の値動き

  • 日経225:始値44,803円/高値44,888円/安値44,548円/終値44,768円(+395円)
  • NF日経レバ(1570):始値34,380円/高値34,480円/安値33,940円/終値34,270円(+590円)

寄り付きから強い買いが入り、日経225は一時44,888円まで上昇。NF日経レバも34,480円の高値をつけた後、後場にかけて34,000円台を挟むもみ合いとなった。結果的に想定レンジ内に収まり、戦略どおりの値動きとなった。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値

本日の乖離値は 10,600〜10,400円 で推移。前日の10,900〜10,700円からさらに縮小し、上昇に伴う過熱感と需給調整が進んでいることを示す。乖離の縮小は短期的な調整局面を示唆しており、今後は基準値を10,600円付近に引き下げて判断する必要がある。

反省

前日の強気モメンタムを踏まえた押し目戦略は有効であったが、上値を試す展開では細かな利確が重要であった。ロイター予測が高値圏を示していたこともあり、ショート目線も入りやすい局面であったが、結果的には堅調な推移で終わった。やはり乖離値が縮小する局面では、想定レンジは参考程度にとどめ、実際の指数の値動きを軸に判断する柔軟性が求められる。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

12日の日経平均は395円高の44,768円と3日続伸し、史上最高値を更新した。米国株高を背景に寄り付きから強含み、上げ幅は一時500円を超えた。

東京エレクトロン(8035)は+5.51%で大幅高となり、半導体株が相場を牽引。ソフトバンクG(9984)は利益確定売りをこなしながら底堅さを維持した。市場全体では精密機器、電気機器、サービスなどが上昇した一方、食料品やエネルギー関連は下落。売買代金は5兆5400億円と活況を維持した。

本日の注目銘柄

  • 東京エレクトロン(8035):値上がり率トップ、半導体需要期待で大幅上昇。
  • エニグモ(3665):記念配当と業績上方修正を材料にストップ高。
  • ヘリオス(4593):iPS細胞研究成果の発表を受け急騰。
  • gumi(3903):暗号資産評価益で黒字転換、株価急反発。
  • 一方、**Macbee Planet(7095)**は大幅減益で急落、**データセクション(3905)**は新株予約権嫌気でストップ安となった。

次回戦略

日経225は45,000円を意識する水準に接近しており、利益確定売りと新規買いが交錯する展開が見込まれる。NF日経レバ(1570)は 34,000円〜34,800円 のレンジを想定。乖離値は10,600円を基準とし、34,000円割れは押し目買いの好機とする一方、34,700円以上では利確を優先する。RSIは引き続き過熱感があり、MACDは依然強気シグナルを示しているが、調整リスクを念頭に置きたい。

閉めの言葉

史上最高値圏での推移は市場の強さを示すが、乖離値の縮小は一方通行ではないことを物語る。熱気の中にも冷静さを持ち、テクニカルと基準値を軸に次の一手を見極めたい。

タイトルとURLをコピーしました